今、テレビでしきりに宣伝している映画「ライラの冒険 黄金の羅針盤」の原作本です
前々から気になっていたんだけど、映画をきっかけに図書館に予約
もっと待たされるかと思ったけど、意外と早く来ましたね
分厚いんで読む人が少ないのかなぁ。。。面白かったのに!
3部作一緒にレビューを書きたかったけど
返却しなくちゃいけないんで、とりあえず先に来た2部までアップします~
相変わらずネタバレバレですから、ご注意を!
皆様、知ってると思うけどファンタジーです
主人公はライラ。12歳の少女。
彼女は両親を亡くして(ここにも色々と複線が)、
物心着く前からオックスフォードの寮で暮らしています。
ただ、彼女の世界、一見すると20世紀初頭のイギリスみたいだけど
私たちの知ってるイギリスとはちょっと違っているのです
人々は“ダイモン”と呼ばれる動物の形をした守護霊を持ち
魔女や人語を話す熊が普通に暮らしている世界。
そんな世界で子供たちが誘拐される事件が続出
ライラの親友も行方不明になってしまいます
彼女は心配して周囲の大人たちに働きかけますが
突然、彼女自身がコールター夫人と名乗る美しい女性に引き取られることになります
コールター夫人の家へ移る日、
学寮長からライラの叔父のアスリエル卿の持ち物だった
真理計(アレシオメーター)(黄金の羅針盤)を渡されます
誰にもこの事を言ってはいけないと言われて。。。。
美しいコールター夫人に引き取られて有頂天だったライラですが
夫人の残忍な性格を垣間見て
そこを逃げ出し、誘拐された親友のロジャーを探す旅に出るのです
自分の子供を捜すジプシーの一族や熊の戦士イオニク・バーニソンの助けを借りて
子供たちを無事助け出すことの出来たライラ。。。
しかし、彼女は最低の裏切りにあってしまう!(第一部終了)
<第二部>
次元に橋を架けて、別の世界に渡ってしまったアスリエル卿
彼を追って平行宇宙の一つに移動したライラ
そこで自分と同じ年頃の少年ウィルと出会います
彼もまた違う世界からやってきたのです
教会とコールター夫人に追われるライラ
幼い頃から謎の組織に追われ続けるウィル
最初は警戒していたものの、いつしか信頼し合うようになったふたり。
ところが、ライラの真理計が奪われ、
それを取り戻すためにある短剣を探すことになります
その短剣とはこの世のあらゆる物、空間ですら切り裂ける力を持っているのでした
しかし、その短剣が選んだ主人はウィル!
それを使って、盗まれた真理計を取り戻した二人は
ウィルの父を探すことにしますが
ライラやウィルを追ってきた連中に追い詰められて行きます。。。
※真理計
回りに36の絵が描いてあって、針が三つある時計のような物
心を空にして念じると真実を教えてくれる計器です
タロットカードを機械にしたような物と理解
※ダイモン
こっちの世界では“ディーモン”
“ディーモン”とはデビル(悪魔=Demon)のことかと思ったけど
どうやらDaemon、ギリシャ神話の守護神のことのようです
このあたり、英語の素養が無いんで確めようが無いですが。。。
第二の自我とも言うべき存在で
それを切り離されると(普通は切り離せない)、
ダイモンは消滅し人間は意志を無くします
壮大な物語です!
たった12歳の少女に世界(平行世界すべての!)の運命が掛かっていると言う
やたらと大風呂敷な設定
でも、そう言う話にありがちな
大げさな割にはうそ臭くて中身の薄っぺらい感じは全くしません!
分厚い外見に見合う中身の濃さがありました
子供向けながら、作者の教養の深さを充分感じます
この作品の中で“ダスト”と言うものが重要な役周りを担っています
語源は聖書の『あなたはちり(ダスト)だから、ちり(ダスト)に帰る・・・』
目に見えない正体不明の物質であり
大人の周りには集まるけど、子供には付かないのです
何故か?
“ダスト”とは何なのか?
その謎をめぐる陰謀に巻き込まれたのが、主人公ライラなのです
実際のところ、“ダスト”が何か?と言う点については
私もここまで読み進んでも、今一良くわかってません
キリスト教の素養が無いせいか、聖書の一文が出てきてもピンと来ないんですよね
2巻目で出てきた天使が自らを“ダスト”と名乗るんだけど
3万年前人類の進化に干渉し(エデンの蛇の役割)
要は人間の意志と情動を促す存在のようです
ここで思い出されたのが佐藤史生さんの短編「レギオン」!
ともに「神」(ライラの世界ではオーソリティと呼ばれる)を
人間の精神の自由を束縛する存在として捉えてる所が似てます
さて、最終巻では
すべての生物、すべての次元が神(=オーソリティ)との戦いに巻き込まれて行くようです
世界が最終戦争(ハルマゲドン)へと傾きつつある中
ライラやウィルの役割は何なのか?
続きが速く読みたいです!!
ちなみに、映画は見てないけど
コールター夫人役をやっているニコール・キッドマン
美しくて残忍で強い意志と頭脳の持ち主と言う役どころのイメージに
ピッタリはまってますね!!
いや~面白くっての~
一気に行ってます
いよいよクライマックスなんですけどね~
さて…どうなることやら(笑)
どうも…続きを切望する声が大きいようですが…
作者はこの話に関しては筆を折ったとか
つまり…続きがあってもおかしくない終わり方だが
もう書かないよ~んって事ですかね?(笑)
一応、3部作で終了ですが
3番目は凄い!
出来れば間を置かずに続きを読む事をオススメします
近々私もレビューを載せようっと思ってました~
ちょいと私流にレビューしてみようと考えてます(笑
のインタビューが載っていて、作品よりも作者のふぁんになっちゃいました(^o^)。
この中で次の作品は、ライラが16歳になった別の物語で、出版まであと二年は
かかるだろうと話しています。タイトルは「ダストの本」だそうです。
>ニコール・キッドマン
~その雑誌にニューヨークタイムズ紙の評が載っていました。
「彼女こそが、この映画の最も華々しい『特殊効果』と言っていい」
さすが、ニコール・キッドマン♪(^o^)。
一日で1冊読んじゃったんだけど
勢いでバ~~っと読みすぎたんで、レビューをアップする時
記憶があやふやで、まとめるのがかえって大変だったよ~
(しょうもない読み方だわ)
満天さんはもう終わりなの?
結構哀しい終わり方らしいね~~
絶対、ウィルとハッピー・エンドにはならないと予想してるけどさ。。。
それでも、3巻は一番面白いのね!
楽しみ~
>続き
トオルさん情報によると、ライラはまた登場するみたいね
日本で出版されるのは3年くらい後になるのかな~~
では、満天さんのレビューを楽しみに待ってます!
豪華な美術・衣装、達者なライラ役、白熊の戦いなどのCGの緻密さ、見応えはたっぷりでしたが、原作が複雑な為か、予備知識なしにいきなり見た私にはよく分からないところがあって興味がそがれた感がありました。分からないとふ~んと流してしまうのよね。そしていよいよ分からなくなっていく。
3作見終わるとこの世界のすべてもよくわかるのかも。
トオルさんが気に入るとは、結構面白そうなおっさんなんですね
彼の他の著書も読みたくなってきました
>「ダストの本」
ライラがまた登場するのね~~♪
日本に登場するのは3年後くらいかしら?
タイトルも「ダスト」
意味深だね
楽しみだわ~~
>ニコール・キッドマン
やっぱり!?
小説を先に読んでてはまり役!と思うことは
そんなにあることじゃないもの
多くの人がそう思ったってことよね!
それに比べるとアスリエル卿役のダニエル・クレイグは
ちょっと威圧感が足りないような。。。
やっぱり分かりにくいって言う評価が多いですね
あれだけの厚さの本を2時間にまとめるんですから
多少はしょうがない所もあるけど
まず、ファンタジーは世界設定が理解できないと
話に入り込めないですから
そこの説明がおろそかではねぇ。。。
映画のサイトを覗いてきたけど
CGはさすが!
ファンタジーはCG抜きには作れないものね!
でも、映画は見に行かないと思うな
テレビでやるのを待ってるわ~
実は、ネタバレにならないように
レビューは読んでません。
(何しにきたんでしょう)
また読んだら(分厚いのね~いつになるやらだけど)
きます^^
読んでないのにカキコすみません。
ではでは
ハードカバーは数人しか予約してなくてすぐ来たよ
その代わり、腕は疲れたが。。。
分厚いけど面白くてすぐ読めちゃうから
お楽しみに~~
よろしくお願いします~
私の拙文まで紹介してくださったの~!?
重ね重ねありがとう~
こちらからもトラバしますね~
後で遊びに行きます~