私の親戚の中にはいろいろな人がいるが、中には歴史に生き証人のような人もかつていたけど、今回は小説の主人公みたいな人物である。
母親のおばさん夫婦の話である。
私からすれば大叔母に当たる人になる。
今でもかの夫婦ような、活動をされている人いるだろうけど・・・・
生粋のマルキスト(社会主義者)です。
ソ連と日本が国交を回復する以前に、船でソ連に渡り、教育を受け、社会の中に溶け込み生活をされていた。
私たちは関西で生活していて、大叔母夫婦か関東で生活されていた。
噂では社会主義者のような方らしいと、子供の頃一度、関東の大叔母に家に遊びに行ったとき、行く前に母が言っていた。
その頃は社会主義が何なのか、解るはずもないけど、話だけ覚えている。
その時は子供だったけど、優しいおじさん、おばさん以外にしか思わなかった。
私たちが、東京へ遊びに行って数年後、大叔父さん会社を辞め引退する時に、親族一同に手紙が送られてきた、真実を知る事になる。
国交回復以前に、ソ連に船で渡った事。
革命を日本で起こし、社会主義による統治を目指していた事。
目標に向け密かに活動を続けていた事などが綴られた。
そして、これからは後進の指導に当たるめ、現在の住居売り払い、田舎で暮らすと、今後一切親族と連絡を取らないし、探さないでほしいと書かれたいた。
親族一同ビックリしたが、兎に角放置しておこうと言うことになったらしい。
本当に革命が起こったなら、当時の宮本賢治書記長など抑えて、政府の重職に着いたのかもしれない。
今は昔の話ですけど。