訪問看護ステーションジョジョ(株式会社THS&EK)のご案内

ジョジョは医療ニーズの高い人の訪問看護、療養通所(デイ)老人ホームをしています

アル中さんと呼ばれる人3

2014-12-10 22:35:35 | 訪問看護
ウヒャ・・・

今日は梨とナイフを用意して待っていた。
「最近、頭に来たからヘルパー首にした。ケアマネも弱っておろう」と話しているが
看護師には仏様のようになってしまった。(でもいつ爆発するかわからないけど)

「ダメなんです」と言うとやっぱり怒った。
「俺一人で食べれんから一緒に食べてくれって言ってるだけだろー」と

梨の皮を剥いて3人で食べる。
それから一通り仕事して帰る時、「もう帰る時間か。早いな」と言う。
訪問開始後、何ヶ月たったのかなあ。

あの1ヶ月間の無視無言睨みの時間が信じられないくらいになっている。
アル中は時間がかかる。
人を信じるまでには時間がかかるのはアル中だけじゃないけど・・・

アル中さんが受け入れない限り何も始まらない。
アーして、コーして、それはダメなんて、いくら知識で教えても
アルコールを中止する事は困難。体を壊す事も承知している。
じゃ何で訪問なんてしているのかと言われそうだけど
自業自得と言いたいかもしれないけど

受け入れられなければ誰も関わらなくなる。孤独になる。
孤独になった人は・・・・大概する事は目に見えている。
だから私は受け入れられるように努力する。
ゴマをする訳じゃない。無視されても・・・無言の長時間を共有するのだ。
何も出来ず無言の時間。結構つらいけど

人は皆、精神的な支えって必要なんです。

もう、お一人アル中さん訪問してました。
たった3回で「どうなったんですか。すっかり変わられて」と
ケアマネさんから、お電話いただいたのに・・・
4回目で断られました。
「二人で行く事の意味が解らない。一人なら」との事でした。
3日ですっかり変わったと言われたのにね・・・
二人対応は私たちの方が利益が少なくて一人で行きたいのは山々なんですよ。本当は。
看護師二人出すのは大変なんです。
小さなステーションなんで・・・でも
ちゃんと二人で行く意味があるんです。
分かってもらえませんけど

必要と思われない所へ行ったところでどうしようもありませんから
中止を受け入れました。

まあ今回も
話しがあってから10ヶ月ぐらいで、やっと訪問になったので
まだまだ必要ではないのでしょう。