訪問看護ステーションジョジョ(株式会社THS&EK)のご案内

ジョジョは医療ニーズの高い人の訪問看護、療養通所(デイ)老人ホームをしています

老々介護 3

2014-12-19 18:50:03 | 訪問看護
雪の降る日

今日は日本全国低気圧
富山も昨日から降った雪で訪問は遅れがち。

訪問時、吹雪いている中
夫は玄関で看護師が来るのを待っていた。

あれーこれはこれは大先生
看護師なのに先生と呼ぶ。やめてほしいと言ったが聞き入れてくれない。

何時もの若い先生かと思って・・・何時も一生懸命してもらうのだけど
今日は本人の体調が悪いので話だけにしてもらえんかね・・という。

依頼時
訪問リハビリも何もかも断ってサービスが入らない。
寝たきりになる。と娘さん等から言われ介入する事になったが
夫は、娘さん等に内緒で断って来た。

都合悪ければ病院へ行く。緊急であなたにお願いする事はない
介護保険の無駄遣いだと大変怖い表情であった。
とにかく1~2ヶ月、月に1~2回使って嫌なら辞めれば良いと
その夜、再度説明に行った。
本当に嫌なら説明は聞かないだろう。不安が強かったのだ。
1対1の説明後、対応は180度変わり看護師を先生と呼ぶようになった。
30代の看護師にも先生と呼んで老夫婦で待っていてくれる。
週1回の訪問になった。

調子の良い時は足浴、廊下の歩行練習などもするのだが
今日は休みたいと言う。
了承し軽くマッサージをしながら、お話をする。
本人の表情が変わる。穏やかになって
お話しをして下さった。

夫は
年を取れば動けんようになるのが自然なのに
自立自立って・・・本人の辛さをわかってない・・と話す。
ディに行きたくないけど周りの人がみんな行けと言う。1回だと思ったのに週2回も・・・辛いと本人も話す。

夫は食事も食べない。食べさせないといけないとみんなが言う。
だから食べんがなら入院と脅かさなければならない。かわいそうで・・・と涙ぐむ。
夫は妻の事を愛しいと思い
妻の言う通りにしたいのだが誰も許してくれないと涙ぐむ。

私も夫と同じような考え
生きているものすべて必ず老いていく。
動けないようになって、食べられなくなって、そして死んで逝く。
それが自然の摂理だ。嫌な事はさせたくないと思う。


夫は自分も高齢者なのに甲斐甲斐しく介護している。

このほほえましい時間を邪魔したくない
短い大切な時間。私は大切にしたいと思う。
本当に形は違えど高齢の夫の介護は優しい。

老々介護
連れ合いも高齢者。連れ合いの事も考えなければいけない。
連れ合いに介護を任すなら連れ合いの意見も聞くべきだと思う。


アル中さんと呼ばれる人5

2014-12-19 10:44:57 | 訪問看護
あ~

昨日は1時間対応。
体拭こうか。髭そろうか。と聞くと
今日は良いと言ったのに・・・・
で・・・処置後、たっぷりお話して帰って来たのに

20分未満対応の今日に限って
「体拭いて髭そってもらわんならん」と言う。
次もあるし
雪で車の止める所もないし路上駐車だし時間通り終えたいのだけど・・・
二人で手早くすると
「痛いって言うとろう。そっとせーま」と怒りモード
時間稼ぎとわかっているけど・・・

お話の中にも地雷が浮いているから
人一倍気を遣いながら話しているのだけど
彼は私の顔を見ると
「まあ炬燵でも入ってゆっくりして行け」と言う。
寂しくて最近、時間引き伸ばし作戦が続く。

軟膏が不足する。病院へ行くように言う。
「誰が病院へ連れて行ってくれるがよ」怒りモード
「介護タクシーだってお金かかるんだぞ」
「病院へ電話して看護師とケンカした。訳のわからんこと言う。もう病院へ行かん」が始まった。
(わけわからん事を言っているのは・・・決まりは決まりだから仕方がないのです)
土日、処置しないだけで悪化するのに・・・

みんな敵に回して・・・もうって感じ
誰も困らない。自分が困るのだけどねえと言いたいが
ケアマネに報告。病院と相談され代理が受診する事になった。

彼の勝ち・・・です

ケアマネさん大変だね。私もケアマネ持っているけど出来ないわ