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記者/声楽屋のヨーコが綴る、サッカードイツ代表の時事情報ページ。選手やクラブの話を中心に、現地観戦記などもお届け。

ドイツ代表、アルゼンチン戦目前いろいろ。

2019-10-09 | DIE MANNSCHAFT2019



みなさん、Ciaoヨギです(´v`)ノ
いよいよ10月の代表戦がスタートを切りますが、ドイツ代表のみんなは現地時間の7日、ドルトムントのホテルへと集合しました。



今回の宿はジグナル・イドゥナ・パルクにも近い場所。この日も大勢の報道陣が詰めかけました。



BVBの袋を持って、そろってやって来たのは地元ドルトムント組のロイス(マルコ・ロイス選手)とゆりちゃん(ユリアン・ブラント選手)。黒いトップス&ボトムにホワイトのスニーカーと、まるで双子ルック!(@∀@)



ラフなデニム姿でやって来たのはテアシュ(マルク=アンドレ・テアシュテーゲン選手)。に、荷物それだけ?( Д ) ゚ ゚



一方、今回は代表ウイーク入り前から今後の正GKは誰でいくのかという問題に揺れているマヌ子(マヌエル・ノイアー選手)。ピンクのパイピングが効いたパーカーに不思議なロールアップのボトム。さらになぜかアディダスのものではない、仏ブランドのヴィーガンレザーを使ったスニーカーでやってきたマヌ子ですが、これに対してメインスポンサーのアディダスがおかんむり。広報担当者から「代表選手としてやって来る時には、身に着けるものをちゃんと吟味することが望ましい」とコメントが出されました。
……もうこれ、ファッションセンス以前の問題! しっかりおしマヌ子よ!!:;((°ө°));:



そしてマヌ子とは真逆の方向で報道陣のカメラが忙しかったのは、ミリタリーカラーのトーンでがっちりコーディネートを決めてきたせっちゃん(セルジュ・グナブリ選手)でした。おザネさん不在の間のオサレ枠を守り切ってね、せっちゃん!!



集合後、今回は試合まで日がわずかということで初日からがっつりとトレーニングをこなした代表のみんな。



けが等による長期離脱の選手を含め、これまでの主要メンバーが大幅に不在となっている今回、各選手たちにしてみれば"W杯以降の新主力メンバー"の座をかけたチャンスが訪れたということになります。



そして翌朝の代表チームは記者会見からスタート。この日はわれらがドイツのヨアヒム・レーヴ監督(通称ヨギヨギ)のほか……。



ゆりちゃんとテアシュが質疑応答に登場。やはり避けては通れない"GK問題"の質問に答えるテアシュ。現在公私ともに充実の一途をたどるテアシュですが、気持ち的には今後のことを考えると代表でもそろそろしっかり経験を積むチャンスが与えられれば……と願ってしまいます(´人`).。*



また、中心的な選手たちが続々負傷や治療等で戦列から遠のいている現在の状況に関しては「今回は若手を中心に考えていくつもりだったので、残念な部分はある」とヨギヨギ。



そのなかでルカ君(ルカ・ヴァルトシュミット選手)とニクちゃん(ニクラス・シュタルク選手)は、いずれかの試合でスタメン構想の中にある、とコメントしました。



また、現在ディフェンダー陣の守備のもろさも課題の一つ。外野からは松(マッツ・フンメルス選手)の復帰を望む声が出ているというメディアに対し、ヨギヨギは復帰の構想はないとそれを否定しました。

まあこれは、先日騒がれていたウリちゃま(ウリ・ヘーネス/バイエルン・ミュンヘン会長)の「ノイアーを正GKにしておかなかったらバイエルンの選手は貸し出さない!」発言のことも少しは影響しているのかもしれません。それ以前にヨギヨギは自身の決定を覆すタイプではありませんが、あのウリちゃまの発言がきっかけでバイエルンとの関係性に少し変化が訪れる可能性もなきにしもあらず……といったところでしょうか。



ただし外野が松に期待するのは、守備の堅牢さというよりもチーム全体をリードしていく存在が現状のチームに不在だからという観点が大きいようです。



いまのチーム内では以前のW杯優勝チームの時のような、しっかりしたヒエラルキーが存在していません。いわゆる"Leitwolf"、群れのリーダー的存在が希薄だということは明白な事実です。



キャリア的に見れば、トニ(トニ・クロース選手)あたりがリードしてもなんら不思議ではないのですが、いまひとつトニの"本当はお兄ちゃんなのに代表の中では弟キャラ"な印象のせいか、また今の若手にとっては海外で活躍している選手という認識のためなのか、その立ち位置が微妙なところのようです。



そして本来、最も選手たちをけん引する役割を担うべきマヌ子ですが、いまは正GKの座が奪われるかどうかの瀬戸際。テアシュの明確な"立候補宣言"により(これは他国から見ればうらやましい悩みかもしれませんが)、ワールドクラスの実力者GK同士の世代交代対決が目前に迫っているいま、チームをまとめる役割はマヌ子だけの手におえないのが現状です。



そこで新たなるリーダー候補として世論と外野からの声が挙がっているのがキミ助(ヨシュア・キミッヒ選手)。若いながらもキャリアを着実に積み重ね、日和見主義なところもなく持論を発言するなど芯のあるパーソナリティーが評価されています。
 |・`ω・).。oO(あとは公式にヨギヨギが名言するだけかな……?)



なんだかんだ課題が山積みではありますが、まずは目の前の試合を一つひとつ確実にこなしながらチームとしての経験を重ねていくことが重要な今回の2試合。



そこで来年のEUROにつながる力を個々が示さなければならないという点でも、それぞれにプレッシャーがかかります。しかしこの積み重ねを着実に越えていかねば、その先の"ドイツ代表の復活"は見えてこないのも事実です。



主力選手の不在、招集選手の不調など多くの不安要素を抱えたドイツ代表。そこで頭一つ抜けてくる選手は誰なのか、また来年のEUROに向けて頭角を現わせそうな選手が出てくるのか、今月の2試合を通して目にすることができればと願います。

では、また☆☆☆☆


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