sayukiの腎臓癌とあれこれ

2016年8月健康診断で腎臓に腫瘍が見つかって生活は一変!第二の人生が始まります

バラ園

2021-06-15 20:56:00 | 思い出
こんにちは。
いつもありがとうございます。

緊急事態宣言中ですが一泊で実家に行って来ました。実家の父は93歳、一人暮らしです。

お掃除サービスの方が週一で来てくださっていますが、県外からの訪問者がいる場合は防護服でのお掃除になるらしく、申し訳ないのでお断りして私が家中の掃除をしました。

そして近所のバラ園に。



そのバラ園の敷地内に私が通った小学校の旧校舎が移転して公開されていまして、そこに懐かしいものがありました。




娘はこれが何かわかりませんでした。

はい、低学年用の机と椅子、ダルマストーブです。

これぞ思い出。



自ら命を絶った人の話⑤

2020-08-03 10:41:20 | 思い出
こんにちは。
いつもありがとうございます。

彼が自ら命を絶った何日か後、葬儀に参列しました。

悲しみの中に、諦めのようなものがご家族の中にありました。

彼の姉妹、親族は奥様の家族に謝罪していました。
「勝手なことをしてすべて放り出して申し訳ありません」

奥様は自分の肉親に謝罪していました。
「驚かせてごめんなさい」

私はそんな悲しみの中、彼の肉親が奥様を責める心の声が聞こえるような気がしたのです。
「あなたがついていながらどうしてこんなことになったの」
「あなたが何か追い詰めたんじゃないの」

他にも色々な感情が入り交じっていたような気がする葬儀でした。

保険金が残ったといっても、誰も幸せにならないし、行き場のない悲しみはつい責任を追求してしまう。
家族は自分を責めたり、その死に説明を求めてしまうし、時には悲しみを通り越して怒りを生んでしまう。

そう感じたことを覚えています。

もちろん悲しみは癒えていきます。でもその家族がその後どんな想いで生活したのか、は私達にはきっと理解できないと思うんです。

長くなりましたが今回で終わりです。




自ら命を絶った人の話④

2020-07-31 08:45:50 | 思い出
こんにちは。
いつもありがとうございます。

私の身近な人で、自ら命を絶った人の家族の現在です。

彼の死後、保険金が入り、借金の一部は返済することができましたが、まだ負債はかなり残ってしまいました。

廃業も考えたようですが、関係者のバックアップもあり、奥様が代表に就き、事業は継続することになりました。

奥様は実は大変明るくパワフルな人で、その他にも仕事を掛け持ちで毎日忙しく働いています。
幸いガンの予後も良く、再発もなく過ごしているようです。

ご主人の死後すぐに、どこかの勘違いオヤジに口説かれたと大笑いしていました。

子供ふたりは独立し、親元を離れました。家に縛られることなく、好きに生きていきなさい、という奥様の方針です。親子の仲は良く、連絡は密にしているようです。

息子に先立たれたお母様はそのまま長生きして天寿を全うされました。結局最後まで息子の嫁、残された奥様が介護をして看取ったようです。

こうしてみると、残された奥様の負担ってたいへんなことだと思うのですよ…

事業、負債、自分の病、子育て、姑の介護…

しかもその間に何か勉強して資格を取ったらしいとも聞いています。

頭が下がります。

次が最後、考えさせられたこと、です。

自ら命を絶った人の話③

2020-07-28 09:18:46 | 思い出
こんにちは。
いつもありがとうございます。

自ら命を絶った人の話の続きです。

残された家族。
高齢のお母様、奥様、二人の子供です。

お母様は悪い人ではないのですが、少しワガママで口うるさいタイプ。

子供はすでに高校を卒業していました。

奥様は…数年前にガンの手術をして、経過観察中の状態でした。

想像です。本当に他人の憶測なんですが…

男はこうあるべき、と育てられ、息子、夫、父親としてもそう振る舞ってきた自分がいて、それが事業に失敗して借金を抱え、深酒のために身体の調子が悪く働けなくなり、今まで働くことさえ認めなかった妻、しかも癌の経過観察中の妻、それと子供たちに頭を下げて働いてもらわなくてはいけない。
高齢の母親にも例えば年金を出してもらわなければ生活できない。

絶望が彼を襲ったのでは。

未遂を繰り返した頃、家族も一生懸命見守ったり、病院にも云ったりしたそうです。

落ち着きを取り戻したと思った矢先の出来事と聞きます。

決め手は保険金と言われています。少しでも家族に残したかったのではないかと。

残された家族の現在は続きに。





自ら命を絶った人の話②

2020-07-26 10:05:37 | 思い出
こんにちは。
いつもありがとうございます。

私の身近な人で、自ら命を絶った人の話の続きです。

彼の性格ですが

一言で言うと明るくてスポーツマン。お酒を飲んでは冗談を言い、おしゃべりも好き。営業職タイプの昭和の男!でした。

そんな人がなぜ?と思いますよね。

育った環境ですが、ご両親、姉妹に愛されていました。末っ子の長男なので大切に大切に育てられたようです。ですから甘やかされた?かもしれませんがワガママなんてこともありませんでした。

気になることといえば、昭和の男なので、プライドが高く、例えば男はこうあるべき!という意識は強かったと感じました。家事は一切しないし、妻が働いて家計を助けるなんて許さない!と言っているのを聞きました。

でも当時はそういう男性は多かったんですよ。ですから特に変わっていた訳ではないんです。

まわりで色々言うのは無責任ですが、自信があった健康と、何よりもプライドをかけていた仕事、この2つが崩壊していったことが彼を追い詰めたことは想像できます。事業に失敗し、お金の問題も抱えていました。

でもそれだけではなくて、色々なことが重なったんだろうな…

残された家族のことは次回に。