とんとんからしのあるがまま

ゆっくりと、のんびりと、ゆる〜いシニアの日々を綴ります。

真夏の夜の夢(ポエム)

2023-07-21 | 俳句

真夏の夜の夢

 

わたしは

蝉の穴を覗いてるのに

実は覗かれていた

知らない人が

丸い穴から

じ〜っと覗いてる

可愛い子供の顔だった

きっとわたしの子孫かもしれない

 

死は怖くない

身も心もぐったりと疲れて

まるで皮膚から湿布薬を

剥がすように

痛くも痒くもなく

私から命が剥がれて行った

 

そして、今、

私は、暗い穴の中にいるらしい

穏やかに安らかに

横たわっている

 

肉体があるようで

無いようで

命があるようで無いようで

 

それは魂かもしれない

 

穴の中に

どろんと横たわっていた

そして

暗い場所から

丸い穴を見上げていた

 

                     🧚‍♀️🧚‍♀️🧚‍♀️🧚‍♀️🧚‍♀️🧚‍♀️🧚‍♀️❣️🧚‍♀️🧚‍♀️🧚‍♀️🧚‍♀️🧚‍♀️🧚‍♀️🧚‍♀️

 

 

今日も明日も愛を感じられますように。