不戦の誓い
2015-08-30 | 旅
今日沖縄から帰ってきました。
今回の目的はダイビングだったのですが、
ダイビング以上に印象に残ったことについて書きます。
今日はお昼の飛行機だったので早起きして
那覇市と豊見城市の境目にある旧海軍司令部壕へ行ってきました。
ずっと行きたかった場所でやっと足を運びました。
安保法案のこともあるので余計だったのかもしれません。
ここは戦時中海軍の司令部として使用され、
当時小録飛行場を守るための防空壕で
作るにあたってはつるはしなどで海軍兵士が掘ったそうです。
資料館には当時の年表や経過、住民の生活の写真、
軍人が家族に送った手紙、
防空壕で発見された遺品、
大田司令官の海軍次官にあてられた電文など
興味深いものばかりでした。
写真は私にはとても辛いものばかりでしたし、
家族に送られた手紙は他人事とは思えません。
どんな思いで書いたのかと想像するだけで胸が痛みます。
涙なしにはいられませんでした・・・・
防空壕は資料館から階段で100段くらい地下になっていたんですけど
ここに多くの人が負傷したりしていたのかと思うと
言葉を失いました。
そしてこの場所では自決も行われていて
その痕跡がそのまま残されていました。
大田司令官など幹部が自決したところもそのままでした・・・
手を合わせずにはいられません。
次の時代の人たちにこの事実を伝えて
戦いのない世の中にする努力をすることが
戦争で亡くなった方々の一番の供養になるだろうと思いました。
海の写真を最初にアップするつもりでしたが
それよりも今日はどうしてもこのことを伝えたいと思いました。
今はこんなに発展した街並みですが
こんな出来事が過去にあったこと忘れてはならないと思います。