松江市殿町にあるごうぎんカラコロ美術館は山陰合同銀行が運営する美術館です
建物は同行の前身である八束銀行の本店として大正15年(1926)に建てられて
山陰合同銀行北支店でしたが平成21年7月に新築移転に伴い閉鎖し
建物保存を目的として改修工事を施し美術館として整備しオープンしました
鉄筋コンクリート造の西洋風2階建で重厚な柱や窓口カウンター、細やかな装飾などは
当時のままリニューアルされて 銀行時代を知っているので何だか懐かしさもあります
外観は左右対称で6本の付柱と楕円形の紋章、
中に吹き抜けがあり、天井に渦巻き模様の装飾もあります
またライトは松ぼっくりになっていて中の電球は見えないようになっていて
国登録有形文化財です
実は来館するの初めて 新年会の帰り歩いてたら目に留まり入館 無料です!
1階には洋画家の絹谷幸二が美術館のために制作した「日月双龍飛翔」をメインとして、
日本人画家の洋画を中心展示され
2階には松江市出身の版画家平塚運一の作品と平塚氏と影響しあった版画家の作品が展示されてました
平塚運一は棟方志功の師でもあります
日月双龍飛翔は地元に関連する風景などが描かれていました
またヴラマンクの絵があっておぉ〜って感じでした
貸切だったので警備員さんとお話したんですが
いろいろ教えて下さって学芸員みたいでした^^
特にヴラマンクの絵は道が描かれていましたが
どちらの方向から見ても道が見ている方向から真っ直ぐにのびているように見えるとー言われ
実際左右それぞれに立ってみるとなるほど・・・その通りだし
絵の配置の仕方とか絹谷さんの絵、平塚先生のお弟子さんとの出会いとやりとりなど
興味深い話をたくさん伺うことが出来ました
警備員さん・・・すごくナイスです⭐︎
地元の歴史的建造物(^_^;)
しかし
改めて関心の視点で観てみると
何故かホッとできる感じがあります
いつまでも大事に残していきたいものです
人もいなくて貸切で
ずっとのんびりしていたいほど心地のいい空間でした
古いものを維持するの大変でしょうがのこしてほしいです