日本語教師ブラジル奮闘記

ブラジル生活裏話

じー

2005年08月25日 05時34分21秒 | ブラジル事情
 娘は1歳8ヶ月と10日余り。言葉の数がゆっくりではあるが、増えている。

 まず、特筆すべきは「じー」。僕の父親、つまり、娘にとっては「おじいちゃん」が7月半ばにこちらに滞在していた時には面と向かって言わなかったが、最近言うようになった。スカイプでテレビ電話する時に、小さな画面で顔を見ながら時々話しているのが功を奏したのか、「じー」を連発するようになった。

 今週父親が写真で撮ったものをシールにして郵送してきたのだが、その1.5センチメートルの小さな写真に写っていた父親の写真を指さして聞いたら、「じー」と言った。さらに、僕に対しては「パパイ」、嫁さんに対しては「ママイ」と正確に答えた。どうやらはっきり区別が付くようになったようである。(ちょっと前までパパイとママイを混同して使っているケースがあった)。取りあえず、父親のブラジル一人旅はこれで報われたと言えよう。

 「ディゼセイス(ポルトガル語で16という意味)」も新語。嫁さんがスーパーのレジで勘定を払う際、レジのお姉さんが16レアルと言ったのを聞いて真似したのが始まりだと言う。僕らが何の脈略もなく「ディゼセイス」と言うと、ニコニコしながら「ヂジェセイシュ」と真似する。但し、意味は全然分かっていない。

 後は「プー」。これは森のクマさんである「プー」のビデオを毎日見ているため。ショッピングに行ってもプーの人形があると、彼女は吸い込まれるようにそちらの方に足を運んでしまう。また、僕がインターネットをしていると、膝の上に乗ってきて、画面をしばらく凝視した後、僕の方に振り返って「プー」と寂しげに発する。プーのホームページに行けと言うことなのだと思う。
 
 娘は随分前から自分でスプーンを使って食べているが、食べ終わった後に僕らが布巾で口周りをふいていたら、最近はこれも自分でするようになった。そして、食事に満足すると自分でお皿を子供用のテーブルから僕らのテーブルの上に置くのである。つまり、食べましたよということを意思表示しているのである。子供って何でも真似して覚えてしまうんだなと感心してしまう。

 子供の第1言語習得の論文を読んでいると、語彙が30語くらいまで一気に増える時期がくるらしい。そして、一語期が終わってから、二語期、さらに電文体調を経て、より正確な文が言えるらしい。今のところ娘が考えていることをこちらが予想して対応しているわけだが、言葉が話せるようになったらどうなるのだろうかと楽しみである。まあ、文句ばかり言われそうで怖い気もするが。

 

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1 コメント

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Unknown (Fabiana)
2005-09-22 07:25:55
お。壁紙が夏ですね。



お嬢様、かわいいだろうなあ。パパイに似てますか?
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