トヨタがブラジル初の大衆車エチオスの値下げを行った。
あまりにも売れないので、少しでも販売台数を増やそうという措置なのだろうが、値下げを判断するのが遅すぎる。
まあ、デザインが本当にダサいので、最初からこの値段だったとしても売れなかったと思うが、もし最初から安くしていれば、第一印象が良くなって今よりは売れた可能性はある。
一方、ヒュンダイのブラジル初のHB20は売れ行きが絶好調で、今年1月から3月までの総販売台数で第4位(31744台)と躍進している。1位のGOL(57279台)は厳しいが3位のUNO(44369台)は今の勢いからすれば十分射程圏内である。
販売前から売れるとは思っていたが、まさかここまで売れるとは正直思っていなかった。デザイン性と値段を重視するブラジル人消費者の趣向を捉えての大躍進である。
トヨタはヒュンダイに大惨敗である。
そんな中、トヨタがこの大衆車エチオスと高級車カローラの中間に位置する新興国向けのVIOSという車をタイで発表し、ブラジルでも売られるのではとの憶測がこちらのマスコミにより取り立てられている。
デザイン性はいい。しかし、あろうことかホンダのCITYにそっくりなのである。うーん。トヨタにはデザイン担当の人がいないのだろうか。いや絶対にいる。
もしブラジルで現地生産するなら、同じ日系他社が販売しているのと瓜二つの自動車を売る理由は理解できない。日本で販売している車種にはいいデザインの車がたくさんあるのだから、それを売ればいいと思う。
日本ではプリウスを抜いてアクアが販売台数で1位になったとニュースで読んだ。このアクアはブラジル人好みだし、絶対に売れると思う。
もちろんブラジルの税制上高くなってしまうことは確実だが、大衆車エチオスと高級車カローラの中間の、今まさにトヨタが投入しているモデルの価格帯で売れるのではないかと推測する。
現地の市場のニーズに合いさえすれば必ず売れる。それは今回ヒュンダイが証明してくれている。アクアを持ってきてくれないかなあ。
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