日本語教師ブラジル奮闘記

ブラジル生活裏話

新学期開始

2007年03月26日 10時41分18秒 | 日本語教育
 新学期が始まった。日本語学校は3月始め、大学の日本語公開講座は3月半ばから始まった。

 日本語学校では初級クラスの担当となった。クラスの人数は13人、高校1,2年生の子を中心に、生徒の年齢は12歳から20歳までの若者達である。13人のうち4人は去年教えた女生徒。気の知れた仲である。生徒が若いので、自分も若くなった気がする。

 大学の日本語公開講座は、今学期は1クラスだけの担当。ここ3年ほどずっと2クラス担当していたが、教える先生も増えたこともあって1クラスだけに。担当は初心者で、ひらがなから教える必要がある。クラスの人数は22,3人。最初は多いが、終わる頃には10人程度になっていることが予想される。2年ぶりくらいに初心者を教える気がする。

 今年でブラジルに来てから10年目を迎える。区切りの年。日本語教師歴も9年ということになる。この間に日本語教師として成長したかどうかは疑問である。少しは成長したことは確かだろうが、ポル語を使って説明してしまうので、日本に帰って日本語で日本語を教えられないことが予想される。

 今後自分の将来を考える上で、もし日本語教師を一生続けていくのであれば、プロとしてもう1つ上のランクを目指す必要がある。どうもなんちゃって日本語教師の域を超えてない気がして、全然自信が持てない。

 僕の大学生活も始まった。今学期は「言語学2」と「読解と文書作成」の授業を取ることにした。今週初めて授業に出たが、あまり分からなかった。先学期は結構授業内容を分かっていたつもりだったが、また僕のポル語能力が退化したのか、分からない。僕自身集中力も欠いており、年のせいもあってか、素直に内容が頭に入ってこない。今学期は苦労させられそうな予感がする。

 若いときはいつもアメリカとかに留学して大学卒業の資格でも取りたいと常に考えていた。現在僕はアメリカではなく、ブラジルで大学卒業資格の取得のために奮闘しているわけだが、本当に大変である。年を取りすぎてしまったというのもあるのだろうが、こういう苦労を自分ですると、アメリカなどで大学や修士課程を取っている人の努力のすごさに心から敬服する気持ちになる。

 口で言うのは簡単だけど、実行するのは大変だと。僕がこのままもし大学卒業資格が取れたら、マラソンの有森裕子じゃないけど「自分で自分を褒めてあげたい」と思っている。まあ、誰も褒めてくれないから、自分で褒めるしかないんだけど。

 みんな年を取ると、踏ん張りがきかなくなるんだと思う。だから、社会的に成功しようとするなら若いうちに早く方向性を決めてしまって、取るべき資格や学歴、コースなどを終えておく必要がある。

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1 コメント

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相互リンク依頼の件 (篠崎大司)
2007-05-13 23:01:30
はじめてメールいたします。私、別府大学で講師をしております篠崎大司と申します。専門は日本語教育です。

私は、HP「日本語教師篠崎大司研究室」を管理・運営しております。

貴HPを拝見し、紹介させていただきたく思い、勝手ではありますが貴サイトをリンクさせていただきました。
http://www.kanjifumi.jp/link/link-blogsite.html

もし、ご迷惑でしたらご一報いただきたく存じます。
また、紹介文などに変更や追加が必要でしたらお知らせください。


よろしければ、相互リンクをお願いいたします。

1.タイトル
日本語教師 篠崎大司研究室

2.URL
http://www.kanjifumi.jp/

3.説明文
本HPは日本語教師・日本語学習者に関する情報を提供する総合サイトです。日本語教師を目指す方のための教師養成講座や検定対策関連情報。現役教師のための現場に役立つ具体的な指導法や教授法。学習者のための日本語学習関連情報。日本語教師としての私の活動報告等をご提供します。


唐突なお願いではありますが、ご検討いただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。
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