ついに、今週から大学の日本語公開講座が開始された。
この2年ほど、1クラスしか担当しなかったが、今学期は他の先生が1クラスしか持てないということで、僕が2クラス担当することとなった。
僕自身は教えるクラス数が多ければ多いほど、より多くの生徒に教えられて楽しいのだが、問題はストレスである。授業中はニコニコしながら、時々冗談を言いながら、ある意味「いい人」を演じている。だから、精神的に疲れる。人間は労働時間が長すぎると、どうしても機嫌が悪くなり、結果として生徒に迷惑をかけてしまうかもしれない。体調管理も含めて、いつも機嫌よく授業に望めるように、何かの形でストレスを解消し、常に心の平安を心がけていきたいなと思っている。
今年、日本語学校では初中級および中級のクラスを持ち、ほとんど日本語のみで授業を行っている。最初は日本語で授業を行うことに抵抗感があったが、今では逆に日本語のみでの授業に慣れてしまった。
授業中に下手なポルトガル語を使う必要がなく楽になったが、僕の下手なポルトガル語がさらに下手になっている感じがする。ただ、生徒のことを考えたら、本来ならなるべく日本語だけで授業を行うのがベストだと思う。もちろん、細かい部分などはその違いを明確に理解してもらうように、生徒の母語で説明したほうが理解は深まる。しかし、日本語だけで十分理解できる部分は日本語で説明した方が生徒のためなのである。
この考えを基に、公開講座レベル3のクラスはなるべく日本語で説明していきたいと思っている。ただ、今学期は例年通りレベル1も担当するが、このクラスの生徒は日本語知識ゼロであるから、日本語だけで説明するのはかなり酷である。従って、今まで通り説明はすべてポルトガル語で行っていきたいと思う。
昨日、レベル1のクラスが始まった。生徒数26名。みんなお互いまだ知らないのでとても静かだ。今回は生徒の中に外国人が一人いた。フランス人の男性。恐らくポルトガル語を勉強しに来ている留学生だと思う。ブラジルに来て日本語を勉強するというのも妙だが、クラスが国際色豊かになるのは大歓迎だ。今までアルゼンチン人がクラスにいたことはあったが、ヨーロッパなどからの外国人は初めてである。
それにしても、初心者クラスへの授業は楽しい。みんな日本語や日本文化に関心があり、勉強熱心な学生が多いため、話を聞いてくれるし、彼らが日本語を少しずつ理解できるようになっていく成長の様子を見るのは教師冥利に尽きる。レベル1はできない生徒も混じっているので、生徒間のレベルの差が大きく、授業の進め方が難しい。でも、やりがいはある。
日本語教師だけで生活していくことは難しい。なぜなら、給料が少ないからだ。でも、お金では買えない仕事としての醍醐味が日本語教師にはある。だから、この仕事はやめられない。人間、自分が好きなことを続けていれば、いつかいいことがあると信じている。
この2年ほど、1クラスしか担当しなかったが、今学期は他の先生が1クラスしか持てないということで、僕が2クラス担当することとなった。
僕自身は教えるクラス数が多ければ多いほど、より多くの生徒に教えられて楽しいのだが、問題はストレスである。授業中はニコニコしながら、時々冗談を言いながら、ある意味「いい人」を演じている。だから、精神的に疲れる。人間は労働時間が長すぎると、どうしても機嫌が悪くなり、結果として生徒に迷惑をかけてしまうかもしれない。体調管理も含めて、いつも機嫌よく授業に望めるように、何かの形でストレスを解消し、常に心の平安を心がけていきたいなと思っている。
今年、日本語学校では初中級および中級のクラスを持ち、ほとんど日本語のみで授業を行っている。最初は日本語で授業を行うことに抵抗感があったが、今では逆に日本語のみでの授業に慣れてしまった。
授業中に下手なポルトガル語を使う必要がなく楽になったが、僕の下手なポルトガル語がさらに下手になっている感じがする。ただ、生徒のことを考えたら、本来ならなるべく日本語だけで授業を行うのがベストだと思う。もちろん、細かい部分などはその違いを明確に理解してもらうように、生徒の母語で説明したほうが理解は深まる。しかし、日本語だけで十分理解できる部分は日本語で説明した方が生徒のためなのである。
この考えを基に、公開講座レベル3のクラスはなるべく日本語で説明していきたいと思っている。ただ、今学期は例年通りレベル1も担当するが、このクラスの生徒は日本語知識ゼロであるから、日本語だけで説明するのはかなり酷である。従って、今まで通り説明はすべてポルトガル語で行っていきたいと思う。
昨日、レベル1のクラスが始まった。生徒数26名。みんなお互いまだ知らないのでとても静かだ。今回は生徒の中に外国人が一人いた。フランス人の男性。恐らくポルトガル語を勉強しに来ている留学生だと思う。ブラジルに来て日本語を勉強するというのも妙だが、クラスが国際色豊かになるのは大歓迎だ。今までアルゼンチン人がクラスにいたことはあったが、ヨーロッパなどからの外国人は初めてである。
それにしても、初心者クラスへの授業は楽しい。みんな日本語や日本文化に関心があり、勉強熱心な学生が多いため、話を聞いてくれるし、彼らが日本語を少しずつ理解できるようになっていく成長の様子を見るのは教師冥利に尽きる。レベル1はできない生徒も混じっているので、生徒間のレベルの差が大きく、授業の進め方が難しい。でも、やりがいはある。
日本語教師だけで生活していくことは難しい。なぜなら、給料が少ないからだ。でも、お金では買えない仕事としての醍醐味が日本語教師にはある。だから、この仕事はやめられない。人間、自分が好きなことを続けていれば、いつかいいことがあると信じている。
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