子供の時、父親がNHKのドキュメンタリー番組などをよく見ていて、何でそんな面白くない番組を見ているのだろうと不思議に思った記憶がある。
その状況は僕が大学に入った時点でも続き、新聞はもちろん読まなければ、テレビのドキュメンタリー番組やニュースを見ることもなかった。
でも、大学4年生になり、一般常識を知らないと就職できないと分かり、世間一般の動きを知るために新聞や社説を読む必要があるということで、嫌々読み始めた。
ただ、当時の僕の社会を知る姿勢は完全に受け身で、やらされている感が強かった。つまり、その行動に自発性は微塵もなかったのである。
でも、ここ5,6年はドキュメンタリー番組が本当に面白いと思うようになってきた。と言うか、社会の仕組みを知る事、自分が知らない世界を知る事ほど面白いものはないとさえ思うようになった。
父親と違い、僕は今でもバラエティー番組やお笑い番組は大好きである。でも、ドキュメンタリー番組を見ると、より簡単に映像を通じて社会を知る事ができる。もちろん深く知ろうと思えば、自分でさらに調べる必要はあるが、概略だけでも知れるのはいい。
今のようなメンタリティーが大学生時代にあり、もう少し社会を見る目を養えていたら、僕はもっと違った人生が歩めていたのかなと思う。
今となっては時既に遅しだけど。
こういうのってやはり時間の経過が必須で、歳を取らないと分からない事なのかなと思ってしまう。
僕ですら大学生なんかと話していて、まだ若いとか幼いとか感じる位だから、会社の人事担当が就職試験を受けに来た大学生を面接する際なんかは、それこそ一目でその人の考え方の成熟さ・幼さを見抜いてしまうだろうなあと想像する。
もしこのブログを読まれている方が高校生や大学生の方で、新聞やドキュメンタリー番組を見ない方であれば、騙されたと思って見るようにしてほしいと思う。
もちろん見ただけではだめで、それについて自分の頭で深く考える必要がある。そして、その内容を整理し直し、自分の言葉で語れるようになれば、就職の面接も受かるだろうし、自分が望むべき人生を歩んでいける確率が高くなるんじゃないかなと思う。
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