昨夜は家政婦は見た24を、ながらで無く見てしまいました。
追悼に24話が選ばれた理由は、分かりませんが、
再放送で見たのにも関わらず、市原さんの独特の演技に魅せられました。
このシリーズが始まったのは1983年、私の20代は海外が多く、
TVはほとんど見ていませんでしたが、母が家政婦をしていたので、
再放送があると、何だか母を思い出すのと自身のお手伝い時代が重なります。
市原さんの演じる家政婦さんの、好奇心の強さに驚きながらも、
ミーハーな自分もそれなりの人のプライベートに、興味津々でした。
母も家政婦紹介所で生活していて、私も尋ねたりしたことが懐かしい。
料理や家事が苦手な母は、病院の付き添いの仕事が多く、
人気もあり指名され、1年ほどで貸家に移り、天職だと言っていました。
当時の私は編み物の仕事はアルバイトでしていましたが、
編み物で生計をたてるとは、夢にも思わず、
将来、生活に困ったら家政婦さんをしようと思っていました。
病人の介護は苦手でも、市原さんのような家政婦なら、
ハウスキーパーの経験もあるので、生活に困ることは無いと思いました。
母は病人家族の様々な事情を、会うたびに話してくれ、
お金で人生の最期も決まるのだろうか?と学びに成った記憶があります。
今では介護士という職業になり、派遣の仕事も多種になっています。
母は家政婦という仕事を、どこか世間体が悪いように感じていました。
兄弟が皆、どちらかと言えば出世しているので、恥じていたようです。
今なら差別に繋がるような事を、感じていたのかとも思います。
家政婦は見たでは、裕福な生活の裏の人間模様を、
家政婦さんの目線で面白く描いてますが、華美な生活人も、
紹介所で働く人も、心の有り様が人生を豊かにすると思います。
今夜は25話があるので、ながら見しようと思う。