雪姫鳥の独り語

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家政婦は見たで母を思い出す 

2019-01-20 11:47:18 | 映画、ドラマ、役者

昨夜は家政婦は見た24を、ながらで無く見てしまいました。

追悼に24話が選ばれた理由は、分かりませんが、

再放送で見たのにも関わらず、市原さんの独特の演技に魅せられました。

このシリーズが始まったのは1983年、私の20代は海外が多く、

TVはほとんど見ていませんでしたが、母が家政婦をしていたので、

再放送があると、何だか母を思い出すのと自身のお手伝い時代が重なります。

市原さんの演じる家政婦さんの、好奇心の強さに驚きながらも、

ミーハーな自分もそれなりの人のプライベートに、興味津々でした。

 

母も家政婦紹介所で生活していて、私も尋ねたりしたことが懐かしい。

料理や家事が苦手な母は、病院の付き添いの仕事が多く、

人気もあり指名され、1年ほどで貸家に移り、天職だと言っていました。

当時の私は編み物の仕事はアルバイトでしていましたが、

編み物で生計をたてるとは、夢にも思わず、

将来、生活に困ったら家政婦さんをしようと思っていました。

病人の介護は苦手でも、市原さんのような家政婦なら、

ハウスキーパーの経験もあるので、生活に困ることは無いと思いました。

母は病人家族の様々な事情を、会うたびに話してくれ、

お金で人生の最期も決まるのだろうか?と学びに成った記憶があります。


今では介護士という職業になり、派遣の仕事も多種になっています。

母は家政婦という仕事を、どこか世間体が悪いように感じていました。

兄弟が皆、どちらかと言えば出世しているので、恥じていたようです。

今なら差別に繋がるような事を、感じていたのかとも思います。


家政婦は見たでは、裕福な生活の裏の人間模様を、

家政婦さんの目線で面白く描いてますが、華美な生活人も、

紹介所で働く人も、心の有り様が人生を豊かにすると思います。


今夜は25話があるので、ながら見しようと思う。

 


 


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