1984年の1月の末
ユーレイルパスの条件が合わず、購入できなかったので、
友人の勧めで、トランスアルピーノという格安長距離切符で、イタリアに向かいました。
パリからアテネまでの切符で、驚いたのはTGVに乗れた事。
トランスアルピーノはアルプス越えの意味があるようで、
乗り換え駅でアルプスの山が綺麗に見えました。
当時、日本でも周遊券という安い切符があったが、新幹線など使えない。
青春切符は鈍行のみという事からすると、本当に乗っていいのだろうかと疑ったくらいです。
外国人専用のジャパンレールパスも、一週間3万円足らずで新幹線が利用できるから、
外人さんは優遇されているのでしょうね。
乗り換えてトリノかミラノに向かい、駅で一夜過ごして、ローマにたどり着いた。
サラエボオリンピックの開幕前でしたが、世間の事などまったく考えずに旅をしていました。
ローマはユースホステルを利用し、先ずはバチカン市国へ。
最小の主権国家、バチカン市国、1984年に全体が世界遺産に登録されている。
街がとても奇麗で、聖堂の屋上から写しました。
日本人の信者さん、女性だったように思いますが、
いろいろ説明され、案内をして頂いたが、あまり記憶が無いのが残念。
観光地にあるお土産物屋さんがなく、信者さんに必要な物だけを売る店が、通りに並んでいました。
そして街は清掃したばかりのような気配があり、宗教心の無い私でも感じるものがありました。
つづく