クリスチャニア、コペンハーゲンにある、ヒッピーコミューン。
昨夜の‘金スマ’を見て、静かに深く感動した。オノ・ヨーコさんの隣に、樹木希林さんが座っていたのも、感慨深いものでした。
’83年の12月、コペンハーゲンの街をウロウロしていた時、クリスチャニアという看板のある、門の前で、中を覗くと広大な土地に、建物が散在し、入っていいのかどうか分からなく、私の好奇心は増していった。部屋を借りていたミセスヤーカに尋ねると、ヒッピーコミューンで、街の人も公認していて、誰でも入れるが、あまり関わらないほうがいいと言っていた。私の興味はマックス、既に日本のコミューンを尋ねていたし、彼らの有機的な考えは真実と思っていた。
カメラ禁止のサインにも気づかずに、ぶらりと中に入り、彼らに声をかけられた。私が日本人と知ると、ヨーコを知っていると、嬉しそうに、俺達を写真で撮れと言った。どんな会話をしたか、記憶にはないが、フィンランドから来てここに居ると、また国へ戻ると言っていた。今、思うと、ジョン・レノンを愛し、お金の為に生きていない人達でした。
デンマークの女性は、添加物を使用するなら、私達は子供を生まないと、抗議デモを起こしたと、本で読んだ事がある。文化水準の違いを感じてしまうが、日本の精神文化は深いものだと信じる。
最後にオノ・ヨーコさんが‘恵まれた環境に育ったから、それなりの役割がある’というような事をおしゃっていました。鳩山総理も同じと思う。確かに、庶民の生活はわからないだろうが、人は何の為に生きるかは、常に考えていた事だろう。むしろ、自民党政権が拝金主義の世の中を創ってしまった。必要以上の贅沢な暮らしが当たり前になり、お金が無くては何も出来ない、思考停止の政治家を作ってしまった。
汚い、欲まみれのお金ではない、確かに嘘の記述はあっても、一党独裁政治のままでは、日本の未来はない、と思うのです。