ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

新学期

2003年01月08日 | ゆきちゃんの日記
いよいよ学校が始まりました。

カレンダーには8日の所に赤い文字で
『学校』と書いてあるのですが、

由紀子がそれを遠くから見て
一人で何かぶつぶつ言っていました。


『お休み・お休み・学校・学校・学校・
お休み・お休み・お休み・学校・学校・・・・・』 
 
 ニャハハ (*^▽^*)

由紀子なりに自分の今月のスケジュールを確認していたようです。

そうやって楽しみにしていたので、
朝からかなりのハイテンションで登校していきました。

今日の下校は10時45分。

なんでこんなに早いのよ~~~!(笑)


お迎えに行くと
さらにテンションの上がった由紀子が待っていました。

先生に相撲を仕掛けたり、ダンスを踊ったり…。

やっぱり由紀子も学校の方が楽しみたいです。

きっと、冬休みは家の中ばっかりで
ストレスが溜まっていたのでしょうね・・・。

でも、先生とさようならをしようとした時に、
急に由紀子の顔が変わりました。

『宿題!漢字!』

先生を追いかけて必死に訴えています。


「今日は宿題はしなくてもいいよ!明日からしよう・・・。」

先生がそう言っても納得しないのです。

「プリント・漢字の宿題するの!」。

°°(>_<)°°。

すぐに理由はわかりました。(*^-^*)

由紀子は冬休みの宿題を半分以上サボってしまったのです。


セーラームーンのビデオにはまってしまった由紀子は
宿題よりもビデオを優先してしまったのです。

毎朝宿題のプリントを
目のつくところに置いてやっても知らん振り・・・。

とうとうほとんど白紙の状態で
冬休みが終わってしまいました。


昨日、学校の用意をしながら

「このままで先生に出していいの?」

と私に言われても

「いいの!」

と、平気な様子だったのに、
学校が始まって
交流学級のみんなが宿題を提出しているのを見て
後悔したのかもしれません。
(もちろん皆とは宿題の内容は違いますけどね!)


だから、今日白紙で提出した
冬休みの漢字の宿題をすると言っているのです。

『あら~!後悔しているのね!』

先生と大笑いをしてしまいました。

そして、先生にお願いして
プリントを1枚だけ返してもらって
今日の宿題にしてもらいました。


この日の由紀子の様子を見て、
先生が私に宿題を忘れても黙って見ているように
言った意味がやっとわかったような気がしました。

「自分でする。そして、しなかった時には後悔して反省をする。」

その事が大事なのですね!

転ばぬ先の杖を持たせてばかりでは、
本当の自立はできないのだとちょっと気がついた母でした。

帰宅して、昼ご飯の前に
一生懸命プリントをやっていた由紀子・・・

あなたもまた一つ良い経験をしたんだね!



=END=
コメント
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