ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

ピアノ

2003年02月25日 | ゆきちゃんの日記
由紀子は先月からピアノのレッスンを始めました。

今日はそのレッスン日!

朝からピアノの先生のところに行くのを
楽しみにして学校へ出かけていきました。


由紀子が音楽が好きなことは小さな頃からわかっていました。

そして、耳で聞いた音楽を
キーボードで一つずつ音を拾いながら弾いている姿を見て
誰か由紀子にピアノを教えてくれる先生がいないかと
ずっと探していたのです。

バイエルなど使わないで由紀子のペースで、
一緒に楽しくピアノを弾いてくれる先生。

しかも、我が家の経済状態では
高いレッスン料は払えないから、
ほとんどボランティアで教えてくれる先生。(笑)


島ではとうてい無理な話だと思っていました。

ところが思いがけずぴったりの先生がすぐ側にいたのです。

あつこせんせい・・・
養護学校に勤務した経験もある友人でした。

家を建ててピアノを購入したのを期に
障害のある子どもさんにピアノを教え始めたと聞いて
すぐに連絡をとりました。

引越しまで2ヶ月しかないけど、
このチャンスを逃したくありません。

そして由紀子がどの程度のレッスンを受けられるのかも
試してもらいたかったのです。

ありがたいことに彼女は私の申し入れを
快く引き受けてくれました。

レッスンを始めて4回目。

簡単な曲を両手で弾く事に挑戦中です。


先生も驚くほど、
1時間あきもせずピアノに向かっているみたいです。

由紀子の中でまた新しい可能性が芽を出したような気がします。

レッスンに行くことのメリットは他にもあります。

学校の帰りに車で先生のお宅の前まで送っていくのですが、

の後は自分でチャイムを押してご挨拶をして家の中に入ります。

レッスンが終わると私の携帯に電話をかけて

「練習が終わったので迎えに来てください。」

と自分で伝えます。


一人で他のお宅を訪問する練習は
協力してくださる方がいないとなかなかできないので、
とても助かっています。

もっと早くレッスンをお願いできたらよかったのに・・・と、
本当に残念なのですが

由紀子がピアノの楽しさを経験できた事、
そしてレッスンを受ける能力があることを
確かめさせてもらえただけでもよかったと思っています。


引っ越したらまた新しい先生を必ず探してやろうと思っています。

残りのレッスンでどれだけ由紀子が成長してくれるか・・・
それも楽しみなのです。
o(*^▽^*)o~♪


=END=
コメント
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