録音機のような聴覚（自閉症の特性30）

久しぶりに由紀子の自閉症の特性についてのお話しです。



休みの日はいつもパソコン三昧！！（笑）


ＰＭＳの時には、音を大きくして
音楽を聴いていることが多い由紀子です。

今日は、ヘッドフォンをつけて
ノリノリで音楽を聴いて歌っています。


ヘッドフォンの中は、すごい音量！！


耳が心配なのですが、
ＯＴ（作業療法士）の先生が言うには

感覚が過敏になっている時は
いろんな音が一度に耳に入ってくるので
ヘッドフォンで聴きたい音だけを
聴いているのだろう

という事です。


そう言われてみれば、
ヘッドフォンをつけていても
音が小さいと、周りの音が聞こえますものねぇ～
それを消すために音を大きくしているということなのでしょうか？



自閉症の人の聴覚は録音機のようだ！

そんな表現をする人がいました。


私たち定型発達の人は、
聞きたい音だけを絞って聞くことが出来ます。

だから、駅のホームなど
人の声があふれている場所でも
特定の人と会話が出来るのです。

でも、発達障害の人の中には
録音機のように周りの音を全て拾ってしまって
一つの音に集中するのが難しい人がいます。



私も気分が悪い時など
人と話しをしていても
周りの音がザワザワと聞こえて
とても耳障りな時があります。

あの感じがそうなのかも・・・！？



由紀子の場合、
落ち着いている時はそうでもありませんが、

ＰＭＳ期やストレスが多い時には
感覚が過敏になって
音に強く反応をするようになります。



時には、音を嫌がって
家中の音を全て排除しようと
テレビも音楽も全て消してくれといいます。


数年前に荒れた時には
一ヶ月近く、家の中は無音でした。

・・・つらかった！！（泣）・・・




そうかと思えば、今日のように
テレビやパソコンの音量を
必要以上に大きくして、
自分自身も大声で歌ったりします。

・・・これもうるさくて、つらい！！（笑）・・・


由紀子は自分の感覚を言葉にして
伝えることが出来ないので
詳細は分かりませんが

この両極端さに付き合っていくのは
本当に大変です。




でも、写真のように
ヘッドフォンをつけていれば
静かでいいじゃないか！？

とお思いかもしれませんが・・・・



由紀子はパソコンの音に合わせて歌を歌います。

その声は、ヘッドフォンに関係なく
大きな声なので・・・
結局うるさいのです。（笑）


「ゆきちゃん！小さな声で歌って！！」

と、お願いをするのですが・・・

そうすると、パソコンの音量を下げます。（笑）


それじゃー、ヘッドフォンの中の音量が下がるだけじゃん！
(ｏ´_｀ｏ)ハァ・・・




私は、音を選んで聴くことができるはずなのですが
それでも、由紀子の声がうるさくて
テレビの音が聞き取れません！（笑）


おかげで、今日もテレビは字幕を出して見ています。




ヘッドフォンをつけてパソコンをし
大きな声で歌う由紀子！

その横で、字幕でテレビを見る母！

どんな家なんだ！？（笑）

＝ＥＮＤ＝