ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

自閉症には冗談は通じない(自閉症の特性36)

2011年12月11日 | 自閉症の特性
自閉症の人に多いトラブルの一つに

冗談を真に受けて
急に怒りだす!

と、いうのがあります。


たとえば・・・

親愛を込めて

「ばかだなぁ~~!」(´∀`*)ウフフ

と、言ったのに・・・

「私はバカじゃない!!」ε=(=`・´=)フンッ

と、急に怒り出す!

そんな、ことが起きるって事です。(笑)


そんな話は、知っていましたが
先日、こんなすごい実話を聞きました。


自閉症の娘さんが
いつも不安を抱えているような気がした
親御さんが、心理の先生に相談をすると

なにか、過去に不安になるような
話をしませんでしたか?

と、言われたのだそうで・・・


親御さんは、一生懸命
考えて・・・考えて・・・


すると、娘さんが小さかった頃に
よく読んでやった絵本のことを
思い出したのだそうです。


絵本の主人公の肩に
いつも乗っていたカラスのキャラクター!


そのカラスはお母さん(自分)なんだよ!

いつも言っていたのだそうです。


そして、カー!カー!と鳴いて見せたりして・・・


娘さんが喜ぶので
いつも・・・繰り返し!繰り返し!!
カラスの真似をして遊んでいたらしいのです。




もしかしたら、娘は
私のことをカラスだと
思っているかもしれない?!(||| ̄△ ̄;)


そう思ったのだそうです。


まさかと思いつつ確認すると・・・

最初は否定していましたが

「ちょっとだけ思ってない?」
の問いかけに・・・

小さくうなづいたのだそうです。(笑)


く(""0"")>なんてこった!!




娘さんは、ずっとお母さんは
自分が見ていないところで
カラスに変身して飛んでいってしまうかも・・・
と、不安を感じていたのかもしれません。


そのことを踏まえて
過去を振り返ってみれば
こんなエピソードもあったとか・・・

カラスウリが綺麗だったので
家に持ち変えることにした時

娘さんに
「これは食べられるの?」
聞かれたそうです。

「これは、人間は食べられないんだよ!」
と、答えると・・・

「おかあさんは食べられるの?」

と、聞かれたとか・・・

笑ってはいけないけど・・・
すごい!( *^艸^)プププ


その方は、娘さんに

「自分はカラスではないから!!
 安心していいよ!」

と、話をして
娘さんも納得してくれたそうです。

よかった!よかった!(笑)



そんな話を聞いてから
私は今までのことを振り返って
すごく怖くなりました。

私は過去に由紀子にどんな嘘をついただろう?

(o〃_ _ )oうぅ・・・ん

数え切れないくらい・・・いっぱい!(笑)


その娘さんは
とても高機能で、
会話も問題なくできるから
こんな確認もできるけど

由紀子は会話が苦手!

確認のしようがありません。

心当たりがいっぱいあるだけに
本当に怖いです。


その方は、心理の先生に
これからは、冗談を言った後には

「これは、冗談よ!」

と付け加えるように
言われたのだそうです。

普通の会話では考えられないような
心遣いが必要だということです


私も心がけなければと、
思います。


=END=
コメント (3)
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