今日は久しぶりに
自閉症の特性というカテゴリーで
記憶について書いてみようと思います。
記憶については
以前にも書きましたが
記憶について
今回は
短期記憶と長期記憶について
書こうと思います。
この日記の中で
由紀子は記憶力がいいと
よく書きますが・・・
それは、長期記憶のことです。
(体験記憶ともいうようです。)
小さなころの体験や場所
好きだったアニメや絵本の内容やせりふ
同級生の名前や先生の名前
そして、嫌だと思った事・・・等々
由紀子の頭の中の
引き出しの中には
ありとあらゆる記憶が残っています。
でも、短期記憶はとても苦手です。
一度に三つの作業を指示しても
最後の一つしか覚えていないことが
多いのです。(笑)
たとえば・・・
この封筒を向こうの机の上において
窓を閉めてから
横に置いてある赤い本を持ってきて!
と、指示を出すと
赤い本だけを持ってくるか、
自分にとってインパクトが
強かった指示だけを済ませて
戻ってきます。
今日も食事の直前に
薬を飲ませたのに
いざ食事をするときになって
「薬は・・・?」
ゥ─σ(・´ω・`*)─ン…
と、聞いてきました。
飲んだことを忘れてしまったようです。
「今飲んだよ!」
と答えると
(。・_・。ゞ ああ、そうか。。。
こんなことはざらです。(笑)
でも、長期記憶として
保存されている
「食事前には薬を飲む!」
ということは
絶対に忘れません。
私がうっかり忘れても
ちゃんと教えてくれます。
直前に薬を飲んだことは
忘れてしまっても
薬を飲むことはわすれない!
それで、このような
変な行動が起きるわけです。(笑)
短期記憶が苦手なことは
由紀子本人も自覚しています。
それは知能テストのせいです。
知能テストには
数字を覚えるテストがありますが
3桁までは
ちゃんと覚えようとしますが
それ以上にの桁数になると
もうチンプンカンプンです。
何度か知能テストを
経験するうちに
このテストが始まると
最初から
「わかんない!」
ききながし~(--)~>
と、まったく覚えようとしなくなりました。(笑)
そして、日常でも
たくさんの指示を同時に出されると
同じように
ききながし~(--)~>
です。(笑)
でも、そんな由紀子に
指示を覚えさせる方法はあります。
それは、指示に番号を付けることです。
一番・・・
二番・・・
三番・・・
四番・・・
これを何度か復唱させると
由紀子の記憶に
ちゃんとインプットされます。
この方法を使うようになって
由紀子との生活が
とても楽になりました。
自閉症の人は
記憶力がいい!
と聞けば
何でもかんでも
記憶できると思われますが
一瞬で何もかも
覚えてしまうような人は
サバンと呼ばれる
特別な人たちです。
由紀子たちのように
普通の自閉症の人たちは
・・・普通の自閉症というのも変かな?(笑)・・・
アンバランスな記憶力で
苦労をしていることが
多いのかもしれません。
今日は長期記憶で保存されているらしい
小学校一年生の頃の
絵本の話を楽しそうにしていました。
楽しい思い出ばかりが
残っていればいいんですけどねぇ~!!
つらいことも
たくさん覚えていて
それがフラッシュバックして
パニックになることも
よくあります。
そうそう、記憶で
もう一つ苦手なことがありました。(笑)
それは、算数です。
今までに何人もの先生が
由紀子に二桁・三桁の足し算を
教えてくださいましたが
教えてもらった時には
筆算でスラスラと解けるようになるのに
しばらく時間が経ったり
教える先生が変わったりすると
全くできなくなりました。(笑)
一桁の足し算はマスターしているようですけどね…
小学校5年生の時の担任の先生に
そのことを話したら
電卓の使い方を教えてくださいました。
数字には弱くても
機械の操作が得意な由紀子は
今でも電卓を上手に使います。
その先生に
苦手なことが
道具で補えるならば
どんどん使うべきなのだと
教えてもらいました。
そのころから
苦手なことを克服する努力よりも
得意なことを利用して
補う工夫をすることに
労力を使うようになりました。
手抜きではありませんよ!!(笑)
自閉症の人の記憶は
それぞれパターンが
違うのだと思います。
その人の特性を早くつかんで
生活に役立つ方法を
見つけ出すことが大事だと
私は思っています。
=END=
自閉症の特性というカテゴリーで
記憶について書いてみようと思います。
記憶については
以前にも書きましたが
記憶について
今回は
短期記憶と長期記憶について
書こうと思います。
この日記の中で
由紀子は記憶力がいいと
よく書きますが・・・
それは、長期記憶のことです。
(体験記憶ともいうようです。)
小さなころの体験や場所
好きだったアニメや絵本の内容やせりふ
同級生の名前や先生の名前
そして、嫌だと思った事・・・等々
由紀子の頭の中の
引き出しの中には
ありとあらゆる記憶が残っています。
でも、短期記憶はとても苦手です。
一度に三つの作業を指示しても
最後の一つしか覚えていないことが
多いのです。(笑)
たとえば・・・
この封筒を向こうの机の上において
窓を閉めてから
横に置いてある赤い本を持ってきて!
と、指示を出すと
赤い本だけを持ってくるか、
自分にとってインパクトが
強かった指示だけを済ませて
戻ってきます。
今日も食事の直前に
薬を飲ませたのに
いざ食事をするときになって
「薬は・・・?」
ゥ─σ(・´ω・`*)─ン…
と、聞いてきました。
飲んだことを忘れてしまったようです。
「今飲んだよ!」
と答えると
(。・_・。ゞ ああ、そうか。。。
こんなことはざらです。(笑)
でも、長期記憶として
保存されている
「食事前には薬を飲む!」
ということは
絶対に忘れません。
私がうっかり忘れても
ちゃんと教えてくれます。
直前に薬を飲んだことは
忘れてしまっても
薬を飲むことはわすれない!
それで、このような
変な行動が起きるわけです。(笑)
短期記憶が苦手なことは
由紀子本人も自覚しています。
それは知能テストのせいです。
知能テストには
数字を覚えるテストがありますが
3桁までは
ちゃんと覚えようとしますが
それ以上にの桁数になると
もうチンプンカンプンです。
何度か知能テストを
経験するうちに
このテストが始まると
最初から
「わかんない!」
ききながし~(--)~>
と、まったく覚えようとしなくなりました。(笑)
そして、日常でも
たくさんの指示を同時に出されると
同じように
ききながし~(--)~>
です。(笑)
でも、そんな由紀子に
指示を覚えさせる方法はあります。
それは、指示に番号を付けることです。
一番・・・
二番・・・
三番・・・
四番・・・
これを何度か復唱させると
由紀子の記憶に
ちゃんとインプットされます。
この方法を使うようになって
由紀子との生活が
とても楽になりました。
自閉症の人は
記憶力がいい!
と聞けば
何でもかんでも
記憶できると思われますが
一瞬で何もかも
覚えてしまうような人は
サバンと呼ばれる
特別な人たちです。
由紀子たちのように
普通の自閉症の人たちは
・・・普通の自閉症というのも変かな?(笑)・・・
アンバランスな記憶力で
苦労をしていることが
多いのかもしれません。
今日は長期記憶で保存されているらしい
小学校一年生の頃の
絵本の話を楽しそうにしていました。
楽しい思い出ばかりが
残っていればいいんですけどねぇ~!!
つらいことも
たくさん覚えていて
それがフラッシュバックして
パニックになることも
よくあります。
そうそう、記憶で
もう一つ苦手なことがありました。(笑)
それは、算数です。
今までに何人もの先生が
由紀子に二桁・三桁の足し算を
教えてくださいましたが
教えてもらった時には
筆算でスラスラと解けるようになるのに
しばらく時間が経ったり
教える先生が変わったりすると
全くできなくなりました。(笑)
一桁の足し算はマスターしているようですけどね…
小学校5年生の時の担任の先生に
そのことを話したら
電卓の使い方を教えてくださいました。
数字には弱くても
機械の操作が得意な由紀子は
今でも電卓を上手に使います。
その先生に
苦手なことが
道具で補えるならば
どんどん使うべきなのだと
教えてもらいました。
そのころから
苦手なことを克服する努力よりも
得意なことを利用して
補う工夫をすることに
労力を使うようになりました。
手抜きではありませんよ!!(笑)
自閉症の人の記憶は
それぞれパターンが
違うのだと思います。
その人の特性を早くつかんで
生活に役立つ方法を
見つけ出すことが大事だと
私は思っています。
=END=