新年早々の訃報

母が所属している
障害児の親の会のメンバーのご主人が
亡くなられました。


小さな会なので
メンバー全員がよく知っている間柄

亡くなった方はカメラマンだったので
由紀子の成人式の時には
写真を撮っていただきました。


遺影もカメラを構えた姿で・・・
かっこいいお父さんでした。


そして、そのお人柄が偲ばれるのが
生前、献眼する意思を
伝えていらっしゃった事！

角膜を提供されたそうです。
アイバンクからの感謝状が飾られていました。

長い闘病ですっかり痩せていらっしゃいましたが
最後まで強い意志をもった方でした。



その強い方でも
きっと息子さんの事が
心配で心残りで
どんなに辛かったことでしょう！



障害のある子どもを持つ親は
子どもが何歳になろうとも
安心して空へ上ることなんて出来ません。


「もう長生きをした
思い残すことは何もない
いつ死んでもいい」

そんな言葉を聞くことがあるけれど
そんな人生を送った人が
心の底からうらやましい！



その息子さんは
慣れない場所が苦手なはずなのに
式の間、ずっとお母さんの側に座って
まるで寄り添っているようでした。




今、私の横で楽しそうに
唄っている由紀子の姿を見ながら

心の隅に押しやっている不安が
大きくなるのを止められません。

明日は我が身です。


心からご冥福をお祈りします。


＝ＥＮＤ＝