ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

バレンタインデーにお熱です。

2003年02月14日 | 自閉症者の網膜剥離
由紀子は毎年バレンタインデーに
交流学級のお友達にチョコをプレゼントしています。

いつも由紀子を助けてくれるお友達に
感謝の気持ちを込めて贈ります。

昨日の夕方、まーまーと私とでそのチョコレートの準備をしました。

カードも作って今年もかわいくできたとよろこんだのはよかったのですが、
気が付くと由紀子の様子が変です。

熱発でした。

由紀子は高熱がでる時に、
なぜか手と足の先がとても冷たくなります。

以前はよくこの症状にだまされて、
気が付くと40度近くになっている事もありました。

今回も、もうすでに冷たくなっていました。

寒いというので慌て蒲団に寝かせて様子を見ることにしました。

夜中に38.9度まで上がりましたが、
案外楽そうにずっと眠っていました。

朝には37.5度まで下がっていたので
インフルエンザではなさそうです。

病院でも検査もされませんでしたから…。

でも、残念なのは今日学校をお休みする事です。

せっかくのバレンタインデーなのに・・・。

仕方がないので私が代理でみんなの所に届けてきました。

クラスの子ども達が喜んでくれたのが救いでした。

本当に皆さんいつも優しくしてくれてありがとう!

タバタしていてせっかく作ったプレゼントの写真をとり忘れてしまいました。

仕方がないので中に入れたカードだけ公開!
(*^-^*)




=END=
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誕生日

2003年02月10日 | ゆきちゃんの日記
今日はゆきちゃんの誕生日!

やっと10歳になりました。

昨日ケーキ屋さんに特別にお願いして
飾りはイチゴだけのイチゴショートのような
バースディケーキを作ってもらいました。

そのお店では写真をつかって、
本人の顔やキャラクターのケーキも作ってくれるんだけど、

由紀子がそのお店のイチゴショート大好きなことを言ったら、
ケーキ屋さんも喜んで引き受けてくれました。

もちろん由紀子もおおよろこび!!

いつも、家族の誕生日のケーキのローソクを吹き消したがる由紀子。

今日は堂々と吹き消していました。

プレゼントは「千と千尋の神隠し」の本。

全部で5巻もありましたが、
家族でお金を出し合ってプレゼントをしました。


由紀子が生まれて10年。

自閉症とわかって7年がすぎました。

いろいろな事がありました。

でも、由紀子はいつもニコニコしていました。

自閉症とわかったときも私は悲しくて泣いていたけど、
由紀子はずっと幸せそうでした。

これからも由紀子の笑顔を守ってやりたいと心から思っています。

笑顔のきれいな大人に育って欲しいと願っています。




=END=
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久しぶりのプール

2003年02月08日 | ゆきちゃんの日記
今日は由紀子のスイミングの日でした。

月に2回しかないので用事が重なったり、
体調が悪かったりでお休みをしてしまって
気が付いたらなんと2ヶ月ぶりになってました。

2ヶ月も休むと由紀子の中でプールは終わったものになってしまう。

これはまずい!!

由紀子の独特のこだわりで過去のものにしてしまうと
その場所に行けなくなってしまう事が多いのです。


案の定、昨日から「プールに行かない!」コール。

でも、行ってしまえば何とかなるだろうと、
抗議は無視して半分強制的に車に乗せて出発。

プールまで車で30分以上かかるのだけど
今日はその時間がありがたかった。

その30分で由紀子の気持ちが落ち着いて、
プールへ行く気になってくれました。

一緒に水に入って1時間、
由紀子はずっと笑顔でした。


今日は今までできなかったクロールの腕の回し方が
とても上手にできるようになりました。

背泳ぎではゆっくり腕を動かしながら・・・

まるでマンタ!


マンタって知っていますか?

沖縄の大きなエイのことです。

CMに出てくるんですよね!
(*^-^*)


スイミングに通いだして2年目、
由紀子は水の中でぜんぜん緊張しなくなりました。

そして、行きは不機嫌だった由紀子も
帰りの車の中では

「プール楽しかったぁo(*^▽^*)o~♪」

やれやれ!一安心です。


=END=
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がまんすること

2003年02月05日 | ゆきちゃんの日記
お迎えに行くと今日もお友達が走ってきて、
最近の由紀子の様子を教えてくれました。

このところ、授業中によく泣いているようです。

理由は回りの子ども達にも解らないようですが
授業中かなり迷惑をかけてしまっているのは確かです。

今日も、帰る間際に大泣きをしてしまった由紀子。

私の顔を見るなり「ごめんなさい!」といいました。

[どうしたの?」と聞いても
『泣いちゃったの!』としか答えない由紀子の前で、
どうしたものかと気持ちがすっかり落ち込んでしまいました。

転校を前にしてどんどん難しくなってゆく
由紀子の学校生活に不安が募るばかりです。


以前、もう30歳を過ぎた自閉症の方とお母様にお会いした事があります。

自分で、ケーキ屋さんの店主として自立をしている〇〇さんは
ステキな大人の自閉症の方です。

幼い頃の自閉症の症状は由紀子以上に激しいものがあったのに、
今ではちゃんと自分の感情のコントロールをできるようになって、
落ち着いて生活をされています。

この方を育てたお母さんの努力には本当に頭が下がる思いがします。

それでも、30を越えた今も
まだ自立の為の努力は続いていると言われていました。

お母様の話もすばらしかったのですが、
その自閉症の方本人が私に言ってくれた言葉が
今でも心に響いています。


「由紀子も〇〇さんのみたいな大人になったらいいなぁと思います。」

という私の言葉に

『僕は(スケジュールの)変更する事と挨拶をすること、
そして、我慢をすることをがんばりました。
由紀子さんもがんばればいい』


感動して涙が出そうになりました。

この3つの教えは由紀子の自立のキーワードだと思います。

あれから1年半・・・

今が由紀子に本当の我慢を教える時期が来ているのかもしれません。

自分の感情のコントロールができるかどうか・・・
それが自閉症の人の社会参加の大きな鍵です。


由紀子がイライラしているときには、
落ち着いてから

『イライラしたの?』

と声をかけることにしました。

そして、『我慢をしなくてはいけない!』そう繰り返しおしえます。

長い作業になりそうです。

でも、今までも何かを身につけさせるときは
月単位、年単位で教えてきました。

これも年単位・・・それ以上かもしれない。

とても転校までには間に合いそうにありません。


現在、由紀子につられて私も精神的に不安定です。

由紀子の自閉症と付き合いだして7年目・・・
なんだか今が一番つらいような気がしています。

写真は由紀子が節分の日に担任の先生と描いた自分の中の鬼です。

この鬼、なかなかしぶとくて節分の豆だけでは外に出てはくれなかったようです。
「おには~~そと~~~!」

=END=
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