ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

母の夏休み

2005年09月03日 | ゆきちゃんの日記
突然ですが、

今日は母の夏休みということで福岡へ遊びに行ってきました。 
(@^∇^@)わぁーい 
 

家族が夏休みにどこにも出かけられなかった私に同情して、
どこかへ出かけるように勧めてくれたのです。 

泊りがけで行っていいよ・・・

と言ってくれたのですが、
由紀子の動揺を考えて日帰りにしました。 


嘘ばっかり!自分が心配で離れられなかったくせに!!(笑) 
 


友人を誘って朝早くからJRで福岡へ・・・
まずは私がずっと行きたいと思っていたマリンワールドへ! 


最初、友人にマリンワールドに行きたいので付き合って!

と、話したら 

( ̄ェ ̄;) エッ?まじ?

と言われてしまいました。 

まぁ・・あんまり主婦が行きたいという場所じゃないですよね・・・。(笑) 
 

本当は由紀子と行きたかったのです。 


イルカのショーを見せてやりたいと
五島に住んでいる頃からずっと思っていました。 

でも、ついつい後回しにしているうちに、
由紀子はJRにも乗れなくなって、
遠出ができなくなってしまった・・・。
(T ^ T)くぅぅ~ 

もっと早く連れて行ってやればよかったと、
後悔しているんです。 

でも、もしかしたら
ゆきパパの車でなら行けるかもしれないでしょう? 


その日のためにも、
私は下見をしておきたかったのです。 
 

優しい友人はそんな私のお願いを聞いて、
付き合ってくれました。 

(^人^)感謝♪感謝!! 
 

そして、見てきました。
イルカのショーです。 


童心に返ってとても楽しかったです。 

水族館の中はとても静かでいいところでした。 

これなら由紀子も大丈夫かもしれません。 


もう少し状態が落ち着いたら
ゆきパパにお願いして連れてきてもらおうと思います。 
 

水族館の見学が終わってから、
友人と博多をぶらぶらして、
おいしいものを食べて帰ってきました。 

家に帰ったのは10時でしたが、
由紀子は起きて待っていました。 
 

私の留守中に小さな事件はいろいろあったようですが、
何とか無事に過ごせたようです。 

由紀子に水族館の写真を見せたのですが、
イルカのショーよりもニモ(カクレクマノミ)の方を喜んでいました。 

まっ!いいか!!(笑)

=END=
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

音楽療法の再開

2005年09月02日 | ゆきちゃんの日記
新学期2日目です。 

昨日の学校が楽しかったのか
今日も抵抗無く学校へ行くことができました。 

今日はクラスのお友達のお誕生日です。 

由紀子はハッピィー・バースディをみんなの前で歌ったそうです。 

そして、ケーキをいただきました。 
 

昨日の夜に、

「明日はSさんのお誕生日だからケーキがあるんだってよ!」

と話したら 

「チョコレートケーキ!」
(__ __|||)… 

と、落ち込んでいた由紀子。(笑) 


きっと前回のお誕生日会のケーキが
チョコレートケーキだったのかもしれません。 

でも、今日のケーキは
由紀子が大好きな生クリームのケーキだったそうです。 

ヾ(>ω<)ゞウレシイ♪ 

帰りに

「ケーキ食べたの?」

と聞くと満面の笑みで

(@`▽´@)/ ハイッ

と答えてくれました。 


お迎えに行ったときに
由紀子が楽しそうにしてくれると幸せな母です。 
 

そして、今日はもう一つうれしいことがありました。 

ずっとお休みをしていた音楽療法が再開されたのです。 


今までは現川でレッスンをしていただいていたのですが、

由紀子の感覚が過敏になって
JRに乗れなくなってしまったので、
H崎先生が大村まで来て、
レッスンをしてくださることになったのです。 

今日はその初日です。 

会場はH崎先生のお友達で
自宅で音楽教室をしていらっしゃる
T先生が教室を貸してくださいました。 

先日、下見をさせていただいたので
由紀子も安心して教室に入ることができました。 

でも、やはりなれない場所です。 

なかなかレッスンを受けるところまで
由紀子の気持ちが進みません。 

最初はピアノを開くことすら受け入れませんでした。 

このような時は母はいない方が良いようなので、
しばらく消えることにしました。

ε=ε=ε=ε=ε= タタタタ・・・。゜.☆ ドロン♪ 
 

その後の様子はH崎先生が知らせてくれた
メールからの抜粋です。 
 
・・・ここから・・・

はじめは環境を確かめている様子でした。 

ピアノを見たり。。。 

蚊にかまれて、(4カ所も)
かいてくれといって私の手を持ってカキカキ。。。 

赤くなっていました(笑) 
 

私やTさんがピアノを弾くように促しますが、
『弾かない!』と言ったので、
そ~っと様子を観察していました。 

私がグランドピアノの下に潜り込み、
カリンバで音を出してみました。 

音に気づいてくれましたが、自分で演奏はしません。 


しばらくそのまま様子観察。 
 

すると突然『トイレ』と立ち上がりました。 

トイレに自分で行って場所を確認。 

用を済ませると手を洗って、
部屋へ戻り、自分でピアノのふたを開け
一つずつ音を確かめるように弾き始めました。 

『チョップスティック』の曲も自分で弾き始めました。 

Tさんと二人で、目を合わせて笑顔をかわしました。 
 

読売新聞のフレーズを思い出すと(笑)
繰り返しオクターブ(下から上へ)繰り返していました。 

音のでピンと来た(原曲と一致した)高さのところを見つけたようです。 

一瞬『うん???』と手がとまりました。 
(私はこの原曲を聴いたことがないので、
是非是非聞いてみたいと思いました。) 
 

それからいくつかのフレーズを弾いていました。 

いつものような即興もできました。 

今回は用心深く接し、
由紀ちゃんが一人で弾くことに徹そうと思ったのですが、 

由紀ちゃんが私の手を持って弾くように催促する場面もありました。
私自身の方が驚きました。 
 
しばらくピアノを弾くと自分で蓋を閉めピアノは終了。 

『すごいね由紀ちゃん。ピアノ弾けたね』

とTさんからもほめられて嬉しそうでした。 
 

『こっちにおいで』と持って行った楽器の方へ誘うと
自然に楽器遊びを始めました。 



Tさんとも一緒に手作りのビリンバウで
音を変化させて『びよよ~~ん』♪ 

ディジュリドゥも『ぶ~~~ぶ~~~』と
お互いに響かして楽しみました。 

そんな中お母さんが戻ってこられました。 

・・・ここまで・・・
 
今日は本当に楽しそうで、
久しぶりに本物の笑顔を見られたと
H崎先生がとても喜んでくださっていました。 
 

大村に引越しをして来て、
今まで積み重ねてきたものが一度に崩れてしまいました。 

それはとてもつらくて悲しいことでした。

でも、こうしてまた崩れてしまった積み木も
もう一度積み直すことができることを実感することができました。 


本当にうれしいです。 
 

今度は簡単に崩れないように
丁寧に一つずつきれいに積み重ねて行こうと思っています。 

=END=
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2学期のスタート

2005年09月01日 | ゆきちゃんの日記
いよいよ新学期が始まりました。 

朝から小さなパニックを起こしたり、
突然叫んでみたりして不安定な様子で
とても心配をしたのですが、
登校の時間になったら抵抗も無く
車に乗り込んでくれました。 

たぶん、昨日の夜に
私と「明日は学校へ行く!」と約束をしたので、
湧き上がってくる不安と一生懸命戦っていたのだと思います。 
 

学校に着くとたくさんの先生方が
玄関で生徒の登校を待っていました。 

そして、由紀子の顔を見るとみなさんが喜んでくださって、
笑顔で声を掛けてくださいました。 

その笑顔のおかげで由紀子の緊張も緩んだようで、
始業式も教室での話しのときも、
とても落ち着いていました。

よかったです。
(*⌒ー⌒*) 
 

でも、その由紀子の姿を見て私は少し不安も感じました。 

4月のあの調子がよかった時期の
由紀子の様子にとてもよく似ているのです。 

あの頃、私も由紀子のそんな様子に
すっかり安心してしまって
たくさん無理をさせてしまいました。 


その結果が5月のあの大きなパニックに
つながってしまったのです。 

もう2度とあの失敗は繰り返してはいけないと思っています。 

スローペースで由紀子の意思をきちんと確認しながら
進めたいと思っています。 

2学期こそ由紀子の中学生生活の本当のスタートになるように、
きちんと支援したいと思います。 
 

無事に2学期初日を終えて家に帰ってきたのですが、
夏休み中、家の中で過ごした私と由紀子は
すっかり体力がなくなっているようで、
昼食をとったとたんに2人とも疲れて眠ってしまいました。 

体力というより、
緊張が解けて精神的に疲れた!
というのが本当かもしれませんね! 

1時間ほどでしたが、
心地よい昼寝でした。
Zzz (´~`) 
 

そうだ!ご報告です。 

由紀子の担任の先生が2学期から交代になりました。 

養護学校は一クラスに2人の担任がいます。 

そのうちの一人の担任の先生が
入学当初からずっと病休を取っていらして、

代わりにI橋先生が担任をしてくださっていたのですが、
2学期からはU田先生が担任をしてくださることになりました。 
 

I橋先生には一番大変な時期に
由紀子にかかわっていただきました。 

ご迷惑をいっぱいおかけしてしまい、
本当に申し訳ないと思っています。 

いろいろお世話になりました。
ありがとうございました。 
 

I橋先生はねーねーと同じくらいの年齢の先生でしたが、
U田先生はお母さん先生です。 

U田先生に由紀子のことを理解していただくのに
また時間がかかるかもしれませんが、
新しい出会いをいいチャンスにして、
由紀子の学校生活を立て直して生きたいと思っています。 

U田先生!よろしくお願いします。 
 

「パッパカ・パッパッパ~!」のH野先生は今まで通り、
担任を続けてくださいます。(笑) 

この「パッパカ・パッパッパ~!」の合言葉は
由紀子の中で定着したようで、
H野先生の顔を見るたびに繰り返していました。

これはとてもいい兆しです。
(*^-^*) 

=END=
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする