真の動物福祉牧場を目指して

「俺は俺の死を死にたい」

 今回またブルーハーツの歌から題名を取りましたが、以前の「永遠なのか本当か時の流れは続くのか」(情熱のバラ)や「人生は夢じゃない」(夕暮れ)と違って、「俺は俺の死を死にたい」は歌のタイトルになっています。

 この歌は日本を代表するパンクロック-バンドだからこそ唱えるモノですが、「自分だけの特別な死を迎えたい」という考え自体は男ならば自然に持っているかとも思えます。

 男は女よりも自我の強い動物で、特に歳を取って精神が子供に還ると、周りの意見など全く構わずに「唯我独尊」の道へと走り勝ちになります。
 これはトラベルヘルパーの仕事をする上では尊重すべきコトで、「俺だけの死」を全面的に応援する姿勢が求められます。

 パンクロックは「世間の常識」をコテンパにする芸術と言えますが、そもそも死ぬコトに「常識」なんてモノが必要なのかは疑問です。
 日本では病院で薬漬けになって死ぬのが常識ですが、それは国民に莫大な税負担を掛けており、死ぬ当事者や家族にとっても最善とは思えません。

 この点で、「俺だけの死」を伝統的に尊重しているインドの例は参考になるかと思います。
 それは日本でも「遊行期」として知られ、男は最期に旅に出て死ぬのが理想とされています。
 
 私が思うに人間の男は「旅する本能」を持ち、それが過度に抑え付けられると鬱になる様に思えます。
 鬱の症状は多種多様で、ひっくり返って躁になり闘いを始めたりもするので、世界から戦争を無くす為にも「旅」は非常に重要かと思います。

 外国で死んだらその国に迷惑を掛けないか? と言った心配はインドでは無用で、珍しい客人の死は丁重に祭られます。
 それは「死」を旅立ちと捉え祝福する文化が根付いているからで、近未来のインドでは「遊行期ツーリズム」がより一層発展するかと思います。
 
 

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