「善き牧者」とはキリストのコトを指し、今こそその声に耳を傾けるべきだとローマ法王は訴えております。
その声は「提案するけれども押し付けず、大きな忍耐をもってわたしたちを正し、そして常に勇気づけ、慰め、希望を育みます」と法王は語っています。
またその声は、未来の不安や過去の悲しみよりも現在にフォーカスし、「今、あなたは善いことをしなさい。今、愛の創造性を働かせなさい。あなたの心を囚われたままにしている、嘆きや、後悔を、今、捨てなさい」。と語っているそうです。
しかし今でも現実に、不安や悲しみや嘆きや後悔は世界に満ちており、それらを捨てられない「迷える仔羊達」は、過去と同じ誤ちで未来を塗り潰そうとしています。
人口が200万人を超えるガザ地区には電気やガスどころか、食糧や水までもが供給されなくなり、それが一体何をもたらすのか、わたしにはとても予測が出来ません。
現代に於ける「善き牧者の声」の代弁者であるローマ法王は、エルサレムの「嘆きの壁」の前で祈りを捧げ、そこでキリスト教とユダヤ教とイスラム教が元の「1つの教え」に回帰するコトを祈っています。
法王は、元来1つだった人類の宗教を分裂させたのは「悪魔の仕業」であるとし、それによって人類を互いに争わすコトが悪魔の目的だと語っております。
そうした悪魔の声に操られるコトなく、「日の光と、真理、誠実な透明性を愛し」、「真の善と平和を見出すために、わたしたちが自分自身を乗り越えていくように招く」善き牧者の声を、わたしも代弁して行きたいと思っています。