この「折伏」を現代で最も実践している教団は創価学会であり、近頃「世界平和統一家族連合」を巡ってのいざこざが取り沙汰されていますが、新宿区に住み信濃町の異常な「寄進競争」の結果を観ている者としては、それと五十歩百歩の感を持ちます。
私はこの両教団にそれぞれ2年程通った経験がありますが、お金は一銭も出しませんでした。 創価学会では役職まで持ちながら学会の500円の数珠を買わず(108玉なのが気に入らず)、そのせいでクビになった程それは徹底していました。
これは注釈が必要かと思い、「108の煩悩」などと云うのは仏教ではなく中国での後付けで、正統なマニ(妙法)は120玉が定石です。 こんな重要なポイントを抑えていない教団に折伏されてしまう日本人は、海外から「無知の智」と賞賛(?)されているコトでしょう…
「世界平和統一家庭連合」については、個人的な友達付き合いがまだ在るので、ちょっと語りにくいのが正直な所です。
私は祝福結婚(外国人を紹介してくれる)の直前まで行きましたが、200万円掛かるのには躊躇し、その位は出せましたが教義(統一原理)が気に入らずに辞めました。
この教団については「日韓トンネル」が資金難に因って頓挫しているコトなどから批判を浴びていますが、英仏トンネルは開通しているのに日韓でそれを成せていないのは、歴史的な「恥」だというコンセンサス(同意)が有っても善いかと思います…
それはともかくとして、アッシュル-ナツィルパル二世の折伏に入らせて貰います。
まず彼が二世であるコトに注目しますと、「鎌倉殿の13人」でも後継者争いが大いに荒れている様に、過酷な兄弟間での競争を経て来たとするのが自然でしょう。
NHK大河では実朝(さねとも)がゲイだった、という画期的な創作が成されていますが、「Say (性)」を強調する上でこれは見逃せないトピックかと思います。
世界制覇を初めて成し遂げた男が実は女の心を持っていた、というのはやり過ぎかも知れませんが捨てがたい所です。
トランス-ジェンダーには様々な屈折の仕方があるので、ナツィルパルとシバの対決を描く上で、そうした個人的な「恥」も取り入れたいと思っています…