ルーガ率いる100万人もの革命軍は、「長征」を開始してからますます個人個人のSNS発信を活発化しており、そうした流れをこのアルバムは強く後押ししました。
革命軍の9割強を占める闇っ子女子達は特にルーガへの忠誠心が篤く、闇っ子としての悲哀を前面に出して歌った「ヒューマニティー-ライト」は、特別に彼女達の心に響きました。
そんな闇っ子女子達のSNS発信は、女子が5000万人近くも闇に消されたタメに男女比が狂った中国社会に於いて、結婚相手にあぶれた男子達の心を強く揺さぶって「長征」への参加を決意させます。
この反響は中国だけに留まらず、近未来ではネットの自動翻訳は完璧で言葉の壁が無くなっているので、ルーガ人気の特に高い日本でも巻き起こります。
日本からも「長征」に参加しようとする男子が現れて、当然中国の党(ドン)は国境を閉じてVISAも出しませんが、モンゴル草原からの中国密入国は割と簡単なので、血気盛んな日本男子はそれを決行します。
こういう馬鹿な男子は他の国にもけっこう居り、アメリカやフランス、韓国やイスラエルなどからも革命への参加を希望する男子達がモンゴル草原のパールのキャラバンに集います。
その中には数名の女子も含まれ、彼女等はキャラバンで匿われているウイグル女性達に対して強いシンパシーを持ちます。
ウイグル女性達は夫を強制収容所に入れられて、代わりにドンが送り込んで来た男と無理やり夫婦にさせられ、それを拒んだ女性達は「再教育中心」に入れられて搾取されました。
そこをルーガの「女子革命突撃隊」は解放しましたが、「AI監獄ウイグル」と呼ばれるこの地にまだまだ無数にそうした「地獄」があるので、「長征」はそれらを全て解放するコトを目標とします。