日本ではモッパラ歌手がこれを成してると思い、男性ではスピッツ、ブルハー、イエモン、ウルフルズ、ミスチル、吉田拓郎、河島英五、そして新井英一なんかがそれを成してて、女性では中島みゆき、五輪真弓、ジュディマリ、ラブサイケ、そしてアンジェラ·アキなども「仏事を成し」ていると思います。
また、こうした「声」による「仏事」では英語の歌が世界を制覇している感があり、それは実際にアヒンサー(非暴力)の力で世界を平和にしていると思います。
そうした「仏事を成す」アーティストとして私が特にリスペクトしているのは、男性ではジョン·レノン、ボブ·ディラン、ジョン·デンバー、そしてピート·シーガー。 女性ではキャロル·キング、ジョーン·バエズ、シェリル·クロウ、そしてジャニス·イアンです。
そうした「愛と平和」の歌を物語ではトゥルクに唄って貰い、それはモッパラ子ども達に聴かせ一緒にも唄わせます。
こうしたシーンはインド映画では定番で、村人総出のカーニバルにまで発展しますが、そこまで行かずとも映画「サウンド オブ ミュージック」の様にトゥルク(セイ)は子ども達のハートを鷲掴みにします。
もちろん、まだ二十代前半のセイは村の男達のハートも鷲掴みにしますが、彼女はオオカミの群れをシバジーから引き継いで下山しているので、彼等は恐れをなしてアタック出来ません。
まあセイからして見れば、人類史上最高齢で男の中の男だったシバジーと添い遂げた後なので、そこら辺の男なんか眼中に入りません。
彼女はシバジーとの子を彼の生まれ変わりと思い育て、この子の名前もシバとします。
シバジーは1万2千年前に地球上で初めて文明が興った地、メソポタミアで随一の酪農家だったので、その文化レベルは高くセイに多くの歌や物語を教えました。
彼は祈りの言葉もセイに教え、それは繰り返しリズムを取って唱え続けるスタイルとします。
こうした「唱題」こそが仏教で云う「声仏事を成す」の本命なので、次回はそれについて私見を述べさせて貰います。