前回、およそ一万年前の惑星「萌」で起こったとする「火の七日間」を神話的に語りましたが、それについてより現実的な歴史として述べてみます。
昨日のNHK「国際報道」では、北朝鮮が韓国を「焦土と化す」と脅していましたが、もしこれが現実となれば「火の七日間」の始まりとなり得ます。
こうした狂気の独裁政権は一万年前の「萌」にもいくつか存在し、それらは政権を維持するタメに連携していました。
それでも国際社会と国内の革命勢力によって追い込まれた独裁政権は、とうとう最期の悪足掻きをしてしまいます。
これはロシアで「死の手」と呼ばれている「自動核報復システム」の作動を意味し、「火の七日間」によって世界の大都市は焦土と化してしまいます。
この「死の手」は人口知能(AI)によって制御されているので、人類は感情を持たないプログラミングに命運を握られていると言えます。
「火の七日間」の原案である「風の谷のナウシカ」でも、ナウシカが最後に対峙するのは「神を名乗るAI」で、彼女はそのAIの未来計画がとても優れたモノであると知りながら、それらを全て抹殺してしまいます。
これによって人類は過去の科学遺産を喪いますが、原作者の宮崎駿はそれで善しとし、人類は自然回帰するコトで救われるとしています。
これは些かスピリチュアル過ぎる嫌いがありますが、惑星「萌」もそうした歴史を辿り、永い平和を維持して超文明へと進化して行きました。
それは「ナウシカ」でも描かれているような「命の共生」を重視する文明で、マイクロバイオームの技術によって「萌」では農業と医療の問題が解決され、人々は健康長寿で幸せに暮らします。