アメリカでは一昔前からオーガニック・ブームが起こっており、ミシェル-オバマ夫人がそのムーブメントにホワイトハウスから参加したコトは有名です。
この故事に習って、皇族が皇居でファーマーズ・マーケットを開く様になれば、日本でも一気に有機農業への理解が高まると期待します。
無機から有機への「変化の兆し」は世界的な潮流となっており、それは無機農業だけでは将来の人類を養えないコトが明確になって来たからです。
既にリン鉱石や石油の枯渇による化学(無機)肥料の高騰は起きており、それにともなってアジアや南米の貧しい国々では「変化の兆し」がいち早く現れています。
残念ながら日本では、農業が補助金で守られており、それは無機農業の利権も守っているので、この「変化の兆し」が訪れるスピードは遅れています。
しかしお隣りの中国ではそんな甘い農業政策ではやって行けなくなっており、それは無機農業が多くの水を必要とし、更に水系を大いに汚染してしまうコトも要因となっています。
中国はオーストラリアと共に気候変動による旱魃被害も甚大な国で、その経済的損失は計り知れない域に達しています。
気候変動は更に大水害をも中国にもたらし、中国は地球の「食糧危機の未来」をリードする国になっています。
しかし中国では、こうした「農業危機」を隠蔽する体質は改めらておらず、曾て4000万人もの農民が餓死した「大躍進時代」が再び繰り返されるのではないか... との疑念も持たれています。
一方で、こうしたシビアな現状が「変化の兆し」を後押ししており、その明るい現場は「地球を救う大変革」や「甦る未来」等の本で紹介されているので、次回はそれをフィーチャーしたいと思います。