最終章「地の塩ターシャ」では、福音書のトリとして彼女自らの輪廻転生を描きました。
その描写はとても真に迫っており、しかも二代前にまで遡る転生物語だったので、これにはチベット人も驚きました。
因みに「地の塩」という言葉は聖書の「汝、地の塩たれ、世の光たれ」から取っており、スパイの世界ではコードネームとしてよく使われますが、ターシャの場合はブレサリアン(不食者)としての称号も指しています。
ブレサリアンは近未来には人数が増えて、彼等のマイクロバイオーム(ヒト共生微生物群)の理解も高まると思いますが、それでも不食者の存在はまだ神秘のベールに包まれていて、ミステリアスなスパイと同類に見なされます。
今回はそんなブレサリアンからのレビューを書くことにし、その出身国はミステリアスな白夜とオーロラの国にします。
ー from Finland , Q gender
まず、私の生い立ちについて少し書かせて貰います。
「Qジェンダー」というのは男性ホルモンの関係でクリトリスがペニスの様に発達した女性のコトを指し、その多くが男の子と勘違いされて育てられ、私も立ち小便が出来るので自分をてっきり男だと思っていました。
もう1つ私には他人と違うところがあり、それはほとんどお腹が空かない体質だったコトです。
私はターシャ様のように真剣に不食者になる修行を積んではいませんが、それでも自然に青汁一杯で1日の栄養は充分に摂れるように成りました。
ここではブレサリアンの腸内細菌についての追求はしませんが、それは「シントロピーの三位一体」即ち光合成細菌、酵母、乳酸菌の共生(synbiosis)、合成(synthesis)、共鳴(synergy)に依るコトが解って来ています。
近年こうしたマイクロバイオームの技術は目覚ましく発展していて、ブレサリアンの腸内細菌を万人に移植するコトで、「食糧危機の未来」が回避されるのではないかとも言われています。
こうした不食者にはスピリチュアルな性質も備わり、私は夢で前世を生きた気になるコトがしばしばあります。
ターシャ様は、核ミサイルが撃ち込まれたウラン鉱山の最深部で二月を過ごされた間、そうした夢をずっと見続けられました。
その真に迫った描写は圧巻で、特に二代前の転生で描かれるターシャ様の活躍は目を瞠ります。
たった1人で100人もの人民解放軍兵士をヒマラヤ山中で食い止め、秀祥様の命を救った功徳は天に通じて、彼女は天に登りその後地球に帰って来てトゥルク(転生者)となりました。
New Bible「秀祥」の最終章では、このトゥルクの宇宙レベルでの連帯が示されており、これは常人には理解しづらいコトかも知れませんが、物語としては描けば「燦然」としたモノになり、仏法ではそうした「方便」が大事にされています。 ー