この「憎しみ以外は憎むな」というボブ・ディランの歌詞は、以前に「シャローム教授の答え Ⅱ」で、イスラエルとパレスチナの和解を達成した「神の子運動」のスローガンとしました。
この歌について少し言及しますと、クラシックな歌が全て公共のモノとしてタダで聴ける中国では、ディランの人気が高くこの難解なプロテスト-ソングが特に受けています。
「百度(バイドゥ)」では多くのバージョンが聴けて、わたしが一押しするのはレディオ-ライブのとてもトンガッたバージョンで、そこではラスト-フレーズを「It's life and life all」と締め括っています。
原曲の「only」と改変した「all」の違いについては、わたしは後者の方が解釈の幅が広がって自由度が高いと思います。
歌というモノは基本的に人を自由にするタメに謳われると思うので、歌の真価は「どれだけ人々を自由にしたか」にあるとわたしは思います。
そうした意味でこの歌はとても価値が高いのですが、直訳では意味が掴み辛いので意訳を試みました。
それは2023年4月にパールワティー(八路和提)のブログとして書いたので、興味のある方は参考にしてみて下さい。
こうして歌の流れにもって来たのは、いよいよ次回に「8thアルバム Freedom Light」をドゥルーガ(徳流河)に発表して貰うからで、このタイトルはデビューアルバムで用いようと思ってた位なので、かなり時間をかけて完成させたアルバムとします。
それをこのタイミングで発表するのは、いよいよ「長征」が佳境に差し掛かっており、「ルーガのエクソダス」の真価が問われているからです。
それは前回で、ノーベル平和賞を受賞したシャローム教授に習い、中国でも歴史的な民族間争いからエクソダスする道を拓くとしました。
このコンセプトをアルバムに籠めるのですが、その根幹となるのは「憎しみ以外は憎むな」というスローガンであり、人々を憎しみから自由にするコトが究極的な目標です。
そんな「自由の歌」をわりと最近に予告編として挙げましたが、読者の方々からも一押しを挙げて頂けると嬉しいです。