真の動物福祉牧場を目指して

8th アルバム Freedom Light

 このアルバムが発表された背景については前回に述べたので、早速アルバムの内容に入らせて貰います。

 今作も引き続き、これまでとても好意的な論評を書いてくれた、ロックの本番イギリスの音楽評論家によるライナーノーツとします。

1. Free Fallin'
 このスローでシンプルなエレキギターに、ルーガは初めてトライしています。
 これまでアコギしか弾いて来なかった彼女にとってこれは挑戦ですが、ギタリストのブルース-チェンから徹底的に指導されたようで、良くトム-ペティの感じが出ています。

2. Wildflower
 これは最初トム-ペティの曲を弾き語りで収録していましたが、シェリル-クローの同タイトルの曲に差し替えられました。 やはりルーガの弾き語りソロで歌われており、真摯でアーティスティックな感じが良く出ています。

3. Redemption Song
 これも最初はシェリル-クローの曲を収録していましたが、ボブ・マーリーの曲に差し替えられました。 この弾き語りで唄われる黒人奴隷の祈りの歌を、「黒い子等」のルーガはとても切実に歌い上げています。

4. Take Me Walking in the Rain
 ジャニス-イアンのライブ演奏が素晴らし曲で、ルーガもそれに習いライブ録音しています。 女子鉄道突撃隊の華やかな伝統楽器もフィーチャーしていて、とても自由な気分にしてくれます。

5. Bad
 これもライブ演奏が素晴らしいU2の曲で、それに習って荒削りな感じを良く出しています。 ここで唄われている様にルーガは実際眠れなくなっており、しばしば気絶しているので「Bad(ヤバい)」とされますが、その「覚醒」は彼女の歌に特別な力を与えています。

6. Revolution
 このプリテンダーズの代表曲は、「中国女性革命」の先頭に立つルーガが唄うと非常にリアリティーが出ます。「何かのタメに死にたい」という彼女の気持ちがストレートに伝わって来て、その革命に参加したくなります。

7. For the First Time
 今作はソウルサウンドに傾倒しており、「ソウルのプリンス」ジョン-レジェンドを初めてカバーしています。 彼の歌は心をとても自由にしてくれるので、ルーガもそのソウルを取り入れました。

8. Lean on Me
 「ソウルの女王」アレサ-フランクリンの代表曲。 女性ならではの温かくて繊細なソウルが良く伝わって来ます。

9. Truth Drug
 音楽の魔術師と呼ばれるエルヴィス-コステロも初カバーで、このパンク時代を締めくくる曲は短いので、中国語訳でも唄われています。 中国語はパンク-ロックに向いているので、こうした歌は中国でも広まると思います。

10. EAST ASIA
 中国語訳でもヒットした中島みゆきのこの歌は、アナーキズムな自由を謳っています。 東アジアはみな「黒い瞳の国」で、そこになぜ国境が引かれたのかは知らないけれど、元はみんな1つだったと唄われます。

11. 如竜馬(竜馬のように)
 この「革命歌」と言える歌も日本語と中国語の両方で唄われ、「長征」に参加している気分にしてくれます。 河島英五は若くして亡くなりましたが、ルーガによって中国にも多くのファンを得ました。

12. Ready to Run
 このディキシー-チックスのデビュー曲からは、若い女性の自由を求める気持ちが良く伝わって来ます。 

13. Running to Empty
 同じく若い男性が自由へと走り出す歌で、ジャクソン-ブラウンはほぼ1世紀前にこれを唄いましたが、そのソウルは現代にも変わらずに受け継がれています。

14. The Power of Love
 これも現代に受け継がれているセリーヌ-ディオンの代表曲。 多くの歌手がカバーしていますが、その「愛の力」を信じるソウルがルーガからは特に強く感じられます。

15. Free as a Bird
 このジョン-レノンの遺作を、ルーガはとても華やかにアレンジしていますが、歌声はジョンのをメインにしてルーガは控え目に唄っています。 レノンの歌声は世紀を超えて、人々の心を自由にしてくれます。

16. Sunbird
 キャロル-キングも世紀を超えて聞き継がれており、この歌はあまり知られていませんが、とても自由なソウルを伝えてくれます。 人はみな「太陽鳥」の様にあるがままで生きるべきと唄われ、それを阻む社会からのエクソダスが謳われています。  
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