近未来の物語「Sun」では既に、東チベットの蜂起軍に衛星から支援物資を投下していて、その衛星を中国軍が撃ち落とし「宇宙戦争」は勃発していました。
この衛星兵器「神の杖」はその報復としてSFF(スペシャル-フロンティア-フォース)がアリ-ホータン地区で使用し、それはインド領の上空から角度を付けて放たれたので、中国軍もキラー衛星で撃ち落とすのは躊躇われました(どの衛星が発射したのか特定できない)。
SFFはあくまでも、亡命チベット政府の軍隊として「神の杖」を使用したと主張しますが、この地域で領土争いをしているインド軍が関与しているコトは確かであり、その裏でアメリカ軍が技術支援をしているコトも確実でした。
これに対して党(ドン)はどう対処すべきか迷い、もし強硬にキラー衛星を領域外にまで使用したならば、「第一次宇宙大戦」の幕を開けるコトになるかも知れないと懸念しました。
そのタメにドンは、この時点でインドとアメリカに対して宣戦布告をするワケには行かないと判断し、まずは国内を二分化するかのような勢いを見せている「中国女性革命」への対応に焦点を絞ります。
こうして「長征」はチベット高原への進路を見失うコトなく進んで行け、次回はそうした状況下での作戦会議を描こうかと思います。