このテーマではすでに何回か書きましたが、改めてまとめさせて貰います。
このコラムではSDGs(持続可能な開発)との絡みで「ジェンダー平等」について書かれていますが、現実に中国では男性は農民工として出稼ぎに出るので、田畑を管理するのは女性の役割になっています。
「持続可能な開発」についてもう少し触れますと、これは国連が提唱するプランで大いに啓発的ですが、別にSDGsが達成されなくても地球の未来に直接的な危機はなく、一方で「持続可能な農業」が達成されなければ地球文明は滅亡の危機に晒されます。
国際的な経済研究所は「地球温暖化」よりもずっと経済的リスクの高いファクターとして「リン鉱石の枯渇」を挙げており、チッソとカリは石油資源を農業のみに回せばまだ持続可能ですが、「鶏の糞の化石」の枯渇はナウル(島国)だけの話ではなく全世界の喫緊の問題となっています。
この問題を解決するには当然「糞の農業活用」が求められ、これは化学農業が広まるまでは全世界で行われていたコトなので、そこへ回帰する道筋が求められます。
しかし現実に、そうした「うんこ農業」への回帰はハードルが高く、農業組合として協働でインフラ整備を行わなければ、とても「昔の大地」を甦らせるコトは出来ません。
それでも実際にそうした「有機農業100%」を達成した国はいくつか在り、ブータンやキューバやコスタリカなどでは、先進的な微生物技術(EM)を用いた「聖なるうんこ」によって「持続可能な農業」が達成されています。
「持続可能な農業」についてのコラムでは他にも、アクアポニックス(養魚と農業のコラボ)や遺伝子組み換え作物などが挙げられていますが、こうした小手先の技術だけで100億人に達っすると予測される人類を養えはせず、やはり「昔の大地」を甦らせる「聖なるうんこ」によってしか、人類の未来は拓けないのではないかと思います。