ママの偏差値

ほぼ猫ブログです♪

体罰

2007-06-11 12:36:01 | ひとりごと時々老後のお話
産経新聞ニュースより
「いじめ許さん」全員に体罰 辞表の先生、保護者が慰留 京都

この先生は普段からとても熱心な指導をしていて、
保護者や児童の信頼も厚かったのだなぁ・・と思います。

自分の職をかけても、「いじめは悪い!」と
信念を貫いたことはとても立派なことだと思います。

しかし、
やはり私は力を持って知らしめすという方法は好きではありません。


こういうニュースが出ると、必ず
「やっぱり体罰は必要なのでは?」
という意見が聞かれます。


反省のない子供(うちのキノ子は大丈夫かなぁ・・・
理不尽な意見を貫く保護者(私も大丈夫かなぁ・・・

先生の直面する問題は容易ではありません。


でも、やはり「体罰」を認める!
と言い切ることも怖いです。


私は、
先生に対して暴力を奮おうとした生徒の腕をつかむことを
「体罰」とは言いません。

生徒とのコミュニケーションの中で
「こらっ!」とファイルでコツン♪とすることを
「体罰」とは言いません。



≪体罰≫・・・体に直接に苦痛を与える罰。
「先生の言うことを聞かなかったから、殴る!」
など、力を持って支配する事が、私の中で正しいとは言い難いのです。


悪いことをする生徒が一番『悪い』
それをきちんと受け止められない、保護者が一番『悪い』



でも
だからと言って、
「じゃあ、体罰は良い」ということにはならない。
・・・と思います。


私が中学生の時、先生方は保護者に
「悪いことをしたら手を出します」と体罰を宣言していました。

今の時代では考えられませんが、周辺校で校内暴力が酷かったので、
先生としても苦渋の選択だったのだと思います。

先生たちは授業中にも棒を持って授業に臨みました。


先生方はとても信頼のできる良い先生ばかりでした。
しかし、
たまに過ちもありました。


友達と私は、先生の勘違いで数人の先生から往復ビンタを1発ずつ
受けたことがあります。

先生に
「なんで殴られているかわかるか!」
と言われても

正直に
「わかりません・・・」
と答えるしかありませんでした。


先生たちに殴られながら、
なぜこんな目にあうのだろう。。。と
涙も出なかったほど傷つきました。

先生たちの
暴力を奮うときの恐ろしい顔は今でも忘れられません。


その時殴られた理由は
その日引っ越してきたばかりの転校生を
友達と私たち5人がいじめたからということでした。


何がどうして私たちが「いじめ」をしたのかわからないまま、
次の日に転校生Мちゃんにどういう事なのか、直接聞きました。

Mちゃんによると、
転校してきたその日、何だか疲れたので家に帰りたくなったそうです。
ちょうど体育の時間で、自分は体操着を持っていなかったため
授業を見学という事になるので、その時こっそり抜け出して
家に帰ったそうです。


Mちゃんの転校前の学校では、みんなそんな感じだったそうです(おい、おい


でも、Mちゃんがいないことに気がついた先生が、
慌てて家へ電話をかけてきたので、どうしようかなぁ・・・と思い、
「いじめられて帰ってきたことにしよう!」
と思ったそうです。


Mちゃんは軽い気持ちだったのですが、それを聞いた先生はビックリして、
「誰だ!」ということになり、
転校してすぐに声をかけた私たちの名前を覚えていたので、
私たちの名前を先生に言ったという事でした。


・・・もう、何だ!って感じです。


私たちは、転校生に最初に声をかけた良い子だったのに。

Мちゃんはサボりたくて帰ったのに。


それが、転校生をいじめたことになっていたなんて!!!




今でもこのことは悔しいです!


でも、私たちもそこで熱くならない子供たちだったので(バカ?)
「ひどーーーい!」と言って、この件は終わりになりました。


ちなみにMちゃんは、その後も学校をよくサボっていて、
多少横道にそれましたが、私たちは仲良しでした。
先生たちの誤解もとけたと思います。
とくに謝罪などはなかったですけど。。。




この件以外でも、先生の暴走はたしかにありました。
段々、体罰に抵抗もなくなってくるので、

小テストの点が80点に満たないものは、
100点に足りない点数を10点一回として、
100点になるまで(60点の人は4回です)お尻を木の棒で叩かれる、

宿題や提出物を忘れたものは、こめかみをグリグリされて、
げんこつで頭を押さえたまま、数センチ上に体が浮くまで締め付ける、

と、生徒たちも確かに良い行いではないですが、
体罰の回数は増えていきました。


熱血だったが故に、行き過ぎたこともあります。


それでも
私たちは不思議と先生が大好きでした。
信頼関係もちゃんとあったと思います。
(一部の生徒は激しく反抗していましたが)


多分、隣の学校で「鉄パイプで教師を殴る」という事件もあったので、
子どもなりに先生の行き過ぎた指導も「仕方ないな」と
納得していたのだと思います。


でも、
理不尽な体罰はずっと心に残っていて、
心は今もズキズキと痛いです。


先生のすることをナンでもカンでも
「体罰だ!」というのは間違っていますが、
やはり「体罰」を認めるのは怖いです。


(中2の私。今でも体罰に関しては納得のいかないのですが、
愛情も確かに感じられたので、先生の事は今でもずっと大好きです☆)


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・・・意外と執念深い私です

先生、あの時もっと私たちの話を聞いてくれてれば・・・
「いじめ」に過剰反応して、聞く耳もたなかったのね



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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
体罰 (長ネコ)
2007-06-11 21:08:53
こんにちは、はじめまして。
同じ話題について記事を書いた者です。
興味深く記事よませていただきました。

>私は、
>先生に対して暴力を奮おうとした生徒の
>腕をつかむことを「体罰」とは言いません。

>生徒とのコミュニケーションの中で
>「こらっ!」とファイルでコツン♪
>とすることを「体罰」とは言いません。

ここの部分、激しく同意です。


誤解から生じた体罰・・・先生からの謝罪が欲しかったですね。
返信する
コメントありがとうございます (ゆきゆきどん)
2007-06-11 22:28:21
■長ネコさん
はじめまして!コメントありがとうございます。
体罰の問題は難しいのですが、
私は基本的に力で抑えるというのは、賛成できません。
暴力はエスカレートする場合があるからです。

でも、言葉だけで反省できない生徒が一番悪いのですけどね。

私の体罰(?)の思い出は今でもしこりです。
ただあの校内暴力全盛の時代を思うと、先生方の指導も仕方なかったのかなぁ・・・と。

今先生に会ったら、さりげな~く嫌味のひとつでも言おうかなと思ってます
返信する
暴力は反対です。 (じゃっく)
2007-06-11 23:37:14
えーと。
主婦ではないのですがオジャマします。
ゆきゆきどんさんの学校はキツイ指導だったんですね。こりゃー体罰を認めるのが怖くなるのはわかるような気がします。
確かに「力で抑える」というのは良くないと思います。でもひっぱたくくらいのものが「力で抑える」とまで言えるかなあと思いますね。そこらあたりが難しいとは思うんですが。そりゃ、青アザができるくらいってなると明らかに問題あると思います。
今の世の中、叩かれる事を「暴力」と捉えすぎてると思います。しかし、叩かれる事って重要だと私は思ってます。「痛みを知る」ために。今は「痛み」を知らない人間がワンサカいます。だから人を殺傷する事件が増えてるんじゃないかと思うんです。
一度口頭で注意してもダメなら、叩くっていうのは場合によっては認められてもいいと思います。だいたい今現在の教育現場は全く「体罰」できない状態ですが、それで良い状態かといえば、生徒の暴力がかなり増えてるって話じゃーないですか。

長々とすいませんでした。
返信する
難しいですね。 (まんまる)
2007-06-12 09:39:20
ゆきゆきどんさん、ブログの内容・・・頷けます。
先生側も勿論、大変なこともあるんでしょうけれど。特に、訳分からない親の発言とかは。
ただ、ゆきゆきどんさんの様な場合(暴力)は、先方の意見で先生の感情が左右されたり?! ”うのみ”にされたくないですよね!! 私も、しこり なかなか取れないです。「いつまでも根に持つのは悪い」と、最近は話のテーマにされています。それは、誰のこととかでなく、大まかに言っておられるのだとは思いますが・・・。「では、全て話しましょうか!!」って思います。 ”ひたすら黙る”って、凄い忍耐&体力が必要ですよね。 忘れるしかないんだろうなぁ・・・。
返信する
難しいですね (ゆきゆきどん)
2007-06-12 10:10:35
■じゃっくさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
確かに今は人の痛みを知らない人が多いと思います。
私も「自分はどうなんだろう・・・」と振り返ると、果たして人の痛みを正しく理解できているかどうかは疑問です。

どこまでが「暴力」で、どこまでが「暴力」じゃないのか、私には断定する力はありません。
でも、やはり恐怖心だけで指導するのは、必ずしも適切ではないと思います。

ちなみに、私の学校では往復ビンタで鼓膜の破れた子、殴られた勢いでロッカーの角に頭をぶつけ6針縫った子(この2件は問題になりました)と、やはり行きすぎた面もありました。
悲しいですが、良い先生でもエスカレートすることもあります。

最近の子はダメだから厳しくしたほうが良いのではないか・・・それには一理あると思います。
ただ、暴力だけに頼ると、間違って解釈している子に更に「結局力に頼るんでしょ。」と植えつける可能性がないとは言い切れないのが怖いです。

・・・という思いが私の意見なのですが、すべてきっちり、「これが正しいんじゃないの!?」と言えないところが、この問題の難しさだと思います。。。

でも、こうやってみんなが考えて意見を交わすことがまず必要なのですよね。


■まんまるさん
「沈黙は金」と言うけれど、それも辛いよね
まんまるさんもよく頑張っていると思うよ。

私の経験は、「しこり」となりつつも、別の面で先生が大好きだったから、今となっては同級生のネタになっているんだけど、たしかにあの時の先生の対処はまずかったなぁと思うよ。
2人の男性教諭と担任(女性教諭)に事の経緯の確認なしに往復ビンタだから、怖かったー

嫌な経験は基本的に「左へ受け流す~」で良いと思うけど、人間なんだから無理しなくてもOKなんじゃないかな?
流せればそれが一番だけど☆
私も根に持っていることはたくさんある(←怖いでしょ♪)し、前向きに頑張ろうと思う気持ちが大切なんだよ、きっと。
返信する

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