命に期限のある子なんて
この子だけじゃない。
全ての子に想いを寄せていたらキリがない。
今は人間様も大変な時代。
借金だらけのこの国で、将来に宿題を残さない為に、先日、増税法案が通った。
今の生活だって大変なのに、負担を強いられて…でも、財源のない今、選択はそれしかないのかもしれない。
長引く不況
ギリギリの社会保障
なかなか進まない復興…と問題が山積み。
こんな時にたかが犬猫で騒いでる場合じゃない。
まずは人間様でしょ。
…わかってます。
だけど、
私は想いを寄せる。
小さな命が失われない世の中であればいいと思う。
殺処分なんてない社会になればいいと思う。
私が政治家なら、殺処分ゼロを公約にしたいくらい。
たかが犬猫に心血を注ぐ。
先日、首輪のついた猫が何やら怪しい物を食べていた。
聞けば、首輪はついてても野良ちゃんらしい。
一緒にいた人に捨てるなんて無責任だと言ったら
『みんな事情があるんだから仕方ない』と答えが帰ってきた。
私がそんな悠長な事を言えるのは、余裕があるからなんだって。
世界レベルでは貧困や内紛、災害で人の命さえ危うい。
そんな世の中で、私はやっぱり
『たかが犬猫』で一喜一憂する。
ゴメンね。
何も出来なくて…
あと一日。
明日までで
この子は処分されてしまう。
どうか、どうか、助かります様に。