入試まで、あと・・・・・
カウントダウンするのも怖いです。
でも、受験する本人はもっと怖い・・・
急に娘が受験しないと決めたはずの学校を受けると言い出しました。
この学校、初日に○をもらっている第二志望の学校よりも志望順位・難易度とも低いです。
第二志望が受かった段階で受験しないと決めていたので、過去問すら解いていません。それなのに、娘は受験すると言います。
「もう○をひとつ持っているんだし、このまま第一志望に集中しようよ。」
試験は水物です。たとえ合格可能性の高い学校でも、×をもらう可能性だってあります。
第一志望の入試をあと9日に控え、もう余計な心配をしたくない私は、娘をなだめました。
「でも、でも、やっぱり受けたいんだ。」
「いくら合格の可能性の高い学校でも、×がつくかもしれないよ。そうしたら、第一志望の学校へ影響がでるかもしれない。それでも受けるの?」
「大丈夫。×でも頑張って第一志望受けるから。ちゃんと頑張るから!」
なぜ急に・・・私は戸惑いました。
志望順位が高い学校が受かっているんだからいいじゃない・・・解せない気持ちでGOを出すことはできませんでした。
「お母さん、私、○が欲しいんだ。○が欲しいよ・・・」
この急な受験は、第三志望の×のショックと第一志望からくる不安だったようです。
たとえ賭けになるとしても、このモヤモヤとした気持ちを吹き飛ばすには、入試を受けるしかないというのです。
埼玉の学校は複数回受験でもあまり金額が変わらないため、出願の段階で全ての日程で受験できる準備はしてありました。
私は迷いました。
過去問も解いていない。今からだと時間もない・・・。
○をもらえる保証もない。もっと最悪な気持ちで本番を迎えるかもしれない・・・
「お母さん、お願い!私頑張るから!頑張って○もらうから!」
娘の気持ちは固まっているようです。
そしてその後、塾の先生に電話して受験することにしました。
「え?え?え?」入試前日の夜の申し出に塾の先生もびっくりして何度も「え?」を繰り返していました。
第二回目の試験。
出願者は1268人、実際の受験者は647人でした。
その中で合格者は132人。
男子4.8倍 女子5.0倍 合計4.9倍
一回目の合格者は抜けているとはいえ、やはりこの数字は・・・
娘はこうして二つ目の○をもらいました。
意味があったのか、なかったのかわかりませんが、娘の「○がほしい。自信が欲しい!」という執念でもぎとった感じです。
あー、○でホッとした・・・・・・・・・・・
いくら「悔いのない受験」と言っても、このような受け方はお勧めできません。
「こんなケースもあるんだ」という程度に留め、あまり参考になさらないで下さい。×だったらシャレになりません。あー、本当にヒヤヒヤした・・・