ママの偏差値

ほぼ猫ブログです♪

サンデージャポン I弁護士

2008-04-27 15:58:12 | ひとりごと時々老後のお話
今日のサンデージャポンに光市母子殺人事件の
元弁護人I弁護士が出演していましたね。

元少年の話になると声を詰まらせて泣いてらっしゃいました。

私はこの先生は基本的にすごく優しくて良い人なんだと思います。
元少年を思って、何とか助けられないかと
解任後も一生懸命で、批判がある中
メディアに出てくるなんて、勇気があると思います。

でも、元少年を思うあまり、
気持ちが入りすぎるあまり
見落としてしまうこともあるのではないかなぁと思いました。

元少年は
「死刑になることは覚悟しているけれど
 自分が死刑になると、他の少年少女たちの死刑も増えてしまう」
と言っていたそうです。

気遣う優しい面をTVで伝えているかもしれませんが
これには大切なことが抜けてます。

少年少女が死刑になるかどうかの裁判を受けるという事は
それ以前に
犠牲者が存在するということです。
死刑よりそっちの方がよっぽど問題ではないですか。

犠牲者がいる。
理不尽に命を奪われた人がいる。

それを思ったら
被害者や被害者遺族を思う気持ちがあったら
そういう考えはまず出てこないと思います。

無意識に
罪を犯した少年少女に思いを寄せてしまうのは
被害者より加害者の生を大切に思っているからではないでしょうか?

つまり
奪ってしまう罪のない人の命は別として。。。
ということが前提にあるのではないですか?


私の近いところに
犯罪被害者、被害者遺族をサポートしている人がいます。
今までの大きな事件の被害者になった方にも
実際いろいろと話を聞いてきて、
法の改正にも尽力した人です。

この被害者の方たちがどれだけ大変か、
想像を絶するような苦しみの中にいるか
それを犯罪を犯した人、司法に携わる人は
知ってほしいと思います。

この一つ前の記事にも書きましたが、
被害者遺族でありながら
あんな言われようをするんですよ。

ニュース記事で書いてあるだけのことで言っても
(ブログ内にはもっとひどい事も書いてありました)
赤ちゃんは0.5人。

大切な大切な我が子が
11ヶ月のかわいい我が子が
自分の命より大切な我が子が
0.5人。

「赤ちゃんなんて、ちょっとしたことですぐ死ぬんだから・・・」

というような事を知らない人に書かれるんですよ。

大切な人を失っただけで気が狂うほど悲しく辛いのに
誹謗中傷があったり
嫌がらせがあったり
二重三重に苦しめられます。


誰かの命を奪うということは
被害者だけでなく
被害者遺族、友達、加害者家族、そして自分の心も殺すことだと思います。


「自分が死刑になったら罪を犯した少年少女の死刑が増える」
と考える前に
命をかけて被害者遺族に反省の気持ちを述べるべきです。


刑が確定した後、
償いの気持ちを発信し続けるべきだと思います。

もう、元少年が救われる道はそれしかないと思います。
そして、それを導いていけるのがI弁護士なのではないかと。

これは忙しい弁護士業務の外のことだと思うので
そこまで求めるのは酷だと思いますが、
信念を貫くため家族に辛い思いをさせて、
自らも身を切るような思いをしているだろうと思われる
I弁護士ならできると思います。

私はかわいそうな元少年の主張より
その思いを伝えることの方が
被害者、被害者遺族、社会、そして何より本人にとって
一番なのではないかと思います。






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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
死刑は (ドスコイ)
2008-05-01 01:00:10
人が罪を裁き、死刑は人殺しとかわらない

これから裁判員制度がはじまったら恐ろしいですね…

沖縄ではサンデージャポンみれないので詳しくはわかりませんが、ゆきゆきどんさんのおっしゃる通りだと思います。

死刑…ではなく生きて償う、本当に更正させるプログラムができたらいいのに…
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