一昨日、午前中授業だったキノ子とお昼ごはんを食べに行きました。
その帰り、
近所のスタバの前に緑色の小さなカゴが置いてあるのをみつけました。
「かわいい猫あげます」
カゴには貼り紙がしてありました。
もしかして捨て猫?
カゴの中を除くと、まだ小さい猫が
スキマから小さな顔をのぞかせ必死にミャーミャー泣いてます。
「お母さん、どうしよう!捨てられたんだ!このままにしておけないよ!」
キノ子はその場を動きません。
しばらくすると
「その子もらってくれませんか?」
とおばあちゃんが声をかけてきました。
この子は7月の始め頃、生まれてすぐの状態で
動物病院前へ数匹の兄弟と一緒に捨てられていたそうです。
それを近所の子が拾ってきて
そのおばあちゃんのところへ持ってきたという事でした。
おばあちゃんは2か月くらいになるまで自分の手で育て
その後、スーパーや駅前で子猫をもらってくれる人にその場で譲ってきたそうです。
そして最後まで残ったのが、この子。
大きくなってきたので、おばあちゃんは「このままではもらってくれる人がいないかも」と焦っているということでした。
「お母さん、この子どうなるの?ねぇ、うちに連れて帰っちゃダメかなぁ?」
キノ子は心配そうでした。
私もネコが大好きです。
でも、うちにはかわいいかわいいハムちゃんがいます。
「すみません、おばあちゃん。うちでは飼えないんです。ハムスターもいるし、パパは動物が好きじゃないし。」
そう言いながら、私もその場を離れられずにいました。
すると、私たちの様子を見ていた人が
驚いた様子で話しかけてきました。
「『猫あげます』!?だめよ、そんなことしちゃ。
それは危ないやり方よ。」
声をかけてきたのは、猫の里親探しのボランティアの方です。
猫の将来を真剣に考えていて、
週3回、駅前で猫の入ったカゴを並べて里親を探す活動をしています。
キノ子も私もこのボランティアの方を知っていました。
本当に熱心な活動をしている方です。
このボランティアの提示する里親になる条件はしっかりしていて、
欲しい人がいても、条件に合わなければ
申し出ても断られることがあります。
猫の引き渡しもキチンとしています。
すべて迎える準備ができてから、ボランティアの方が
里親さんの家に連れていくのです。
そこで、里親さんの家の条件が最初に聞いていた話と違ったり、
猫には良くないと判断された場合、引き渡しは無効になります。
そのボランティアの方から見たら、このおばあちゃんの里親探しのやり方は
危なっかしいようでした。
もともと、そのおばあちゃんもこの里親会の人のことを聞いて
ここに来たそうです。
おばあちゃんの里親探しのやり方を見た方が心配して、
きちんとしたボランティアを紹介したようでした。
結局、その日、おばあちゃんはボランティアの方と一緒に
里親探しの運動を駅前ですることになりました。
おばあちゃんの連れてきた猫は
他の里親探しの猫ちゃんたちと違って、
細くてプルプル震えてました。
「この子、胴が長い。。。痩せてるわね。」
おばあちゃんは、必死に「そんなことはない」と反論してましたが
どうやら、餌のあげ方が間違っていたみたいでした・・・
並べられている、元気いっぱいの猫ちゃんたちは
ワクチン済み。病院で検査済み。
でも、そのおばあちゃんのつれてきた猫は何もしていません。
ケージに並べられた猫はまだまだ小さい子猫で
みんな愛くるしくて、ふくふくして、毛ヅヤも良く
人気があるのに、その猫は誰にも関心を持たれていませんでした。
キノ子以外・・・
カゴを見つけてから2時間、キノ子はずっと震えていて
人気のないおばあちゃんの連れてきた猫のそばにいました。
(↓でもかわいいネコちゃんでしょ?)
「キノ子、うちには無理だよ・・・帰ろう。」
キノ子は里親の会の募金箱に100円を入れると
辛そうに、ぷるぷる震えている猫のそばを離れました。
「どうしてダメなの!あの猫はどうなるの!
おばあちゃん、もうあのボランティアの人とはやらないよ。
あの猫、この後どうなるかわからないよ!
またカゴに入れて、どこかへ置かれるかもしれない。
おばあちゃんは『疲れた』って言ってたから、
もらってくれる人がいたら、誰だってあげちゃうかもしれないよ。
その人が悪い人だったらどうする?
心配だよ!!!」
キノ子は家に帰ってからも、怒ったようにあの猫を心配していました。
それを聞いていたら私も切なくなってきました。
・・・飼おうか。
何とか工夫して、飼えるようにしようか。
気がつくと、時計は午後6時近くになっていました。
「あのボランティアの人たちは6時くらいまで駅で活動してるよ。
今行けばあのおばあちゃん、まだいるかも。
連絡先だけでも、聞いてこよう!」
キノ子の勢いは止まりません。
私も、気になって仕方なくなっていました。
とりあえず、震えているのに毛布もなかったあの猫のために
いらなくなった小さい毛布を持って
ボランティアの方がいる駅前に向かいました。
おばあちゃんは疲れきった顔で震える猫のケージの後ろに立っていました。
それもそのはず、おばあちゃんと最初に会ったのは午後2時過ぎ頃です。
キノ子と私「おばあちゃん、この毛布どうぞ。」
おばあちゃん「ありがとう。でももう帰ります。」
キノ子と私「あの・・・この子は?」
おばあちゃん「ここではもう・・・地元で(電車で40分の所)探そうかと・・・」
キノ子「お母さん!!!」
私 「うちが引き取ります。ハムスターの飼育ケースを大きなウサギのケージで
ガードして、どっちも守ります。
娘が心配で仕方ないんです!私も心配で・・・」
ボランティアの方「え?もらって下さるんですか?この子?この子ですか?」
キノ子と私「この子がいいんです!」
キノ子と私は翌日ネコを引き取る約束をして、
その足で猫を飼うのに必要な道具を買いに行きました。
そんなわけで、
ハムスターとカメのいる我が家にネコが来ました!
名前は「ピータン」です。
昨日来た時はずっとベッドの下から出てこようとしませんでしたが、数時間経つと、喉をゴロゴロいってすり寄ってきました。
そして疲れきって爆睡していました。
たとえネコが来ても、我が家のペットの先輩はハムスター&亀なので
リビングはちょびとカメ吉子がメインです。
そのため、ピータンのメインのお部屋はキノ子の部屋になりました。
メインのお部屋はキノ子の部屋でも
リビングに来ることもあります。
ピータンがリビングに来た時もちょびが被害を受けないように
飼育ケースをウサギのケージで守っています。
ちょうどいい目隠しもでき、
ちょびは前より伸び伸びしてます♪
(強力にガード!ちょびは守らなければ!!!)
ちなみにパパは家にネコがいることに気がついていません。
昨夜は疲れきって帰宅したので、怒りだすといけないと思い秘密にしておきました。
今週末、キノ子が告白します。
キノ子と私は
ちょびもカメ吉子もピータンも
みんな幸せに長生きに暮らしていけるよう誓いました!
これからはちょっぴり(ずいぶん?)ネコブログになっていくかもしれません。
我が家の新し家族、ピータンをどうぞよろしくお願いします。
よし!みんな幸せにするぞ~
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