ゆみごんのだららん日記

だららん主婦ゆみごんの、今は里子ちゃんとのバタバタ生活。以前はワンコ、通院、仕事の事など。気ままに更新しています。

セカンドオピニオンのススメ

2016年04月03日 23時18分17秒 | 母の事
2014年6月23日月曜日。
私の母が、卵巣癌で息を引き取りました。
60歳と2ヶ月でした。
母の卵巣癌が見つかってから亡くなるまでのことを、私の記録として、そして今も癌と闘っている誰かのために書き残したいと思います。
今日はセカンドオピニオンについて。

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人間というのはうまく出来ている物で、記憶というのは忘れていってしまうのですね。
はっきりいって、早く書かなかったので忘れている事がたくさんあります。
母との日常の記憶も、今では遠い事のように思います。
…私が忘れ過ぎなのか??

セカンドオピニオンについて。
セカンドオピニオンはやるべきだと思います。
信頼できるいいお医者様に会えたとしても、後から後悔しないように。

うちの母は、ガンに気づいた時は腹水でお腹がパンパンの時だったので、最初からセカンドオピニオンを考えたわけではありませんでした。
とにかく、この苦しい状態をどうにかするために手術をする。
卵巣と子宮を取れば、腹水もなくなって楽になる。
それが第一。

その後はお腹の中に広がっているガンをたたく為に、抗がん剤を使う。
抗がん剤を何度かやって、腫瘍マーカーの数値が上がってくる。
その時に、セカンドオピニオンを考えました。

主治医の先生だったか、婦人科の窓口だったか(私はいなかったのでちょっと不明)に、セカンドオピニオンの書類をお願いしました。

考えていたのは、ガン治療のスタンダードと、イレギュラーな治療をしてくれる所。
一つは、「国立がん研究センター東病院」。
もう一つは、都内の診療所で、抗がん剤を規定の量より少なく使って、完治させるというよりも生活することを重視して治療している先生の所です。
(名前を出すのはまずいかな? と思い、書きません。ブログを丁寧に書いてあり、本も執筆している先生です)

がん研究センターでのセカンドオピニオンは、今の治療が最善だとおもう。
例えば転院したとしても、同じ治療になると思う、という事でした。

まぁ、予想通り。

もう一方の診療所の方は、その当時認可されたばかりの「アバスチン」を使えば、結果は少なくとも結果は出ると思う。
今やっている治療で、もう打つ手はありませんというわけではない。
という答えでした。

今やっているTC療法で効果が出なかったら、もう一個、違う抗がん剤(名前忘れた)を使う。
それで効果が出なければ、もう手はありません。
と言われていた私たちには、一筋の光でした。
「アバスチン」は、当時、卵巣がんに保険適用されたばかりの分子標的薬でした。
すごく効くけれど、腸に穴があく致命的な副作用があるというイメージ。
母が通っていた病院では、今から、どう使うか話し合う所という事でした。

もう少し早く保険適用されていたら、母はもう少し長生きできたかもしれない…。
もう少し早くセカンドオピニオンしていたら、もう少し長く生きていられたかもしれない。
…結果論ですが。

ちなみに母は、セカンドオピニオンをしていただいた都内の病院に次の予約を入れたのですが、その日を待たずに腸閉塞になり、入院しました。
残念で仕方ありません。

私たちのような失敗をしない為にも、セカンドオピニオンは早めに。
納得できるまで。
やるべきだと思います。

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コメント
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