お正月飾りの種類
お正月飾りには3つの代表的なものがあります。 簡単ではございますが、3つお正月飾りの由来や意味について紹介します。
門松
お正月といえば門松というくらい、お正月の時期ではポピュラーなものになりますよね。 お店や会社の玄関先や、各お宅の玄関先にも門松が置いている風景を良く目にします。 年神様((歳神様)としがみ)という、神道が由来の神様が、各家々に来てくださる為の目印となるのが、この門松ということです。 門松をお家の玄関に飾ることで年神様が来てくださって、幸運を頂けるかもしれませんね。
しめ縄(しめ飾り)
しめ縄(注連縄)は年神様が来てくださっても失礼の無いように、神聖な場所ですよというのを示すものとして飾られるようです。 門松がお家の入り口の目印とするならば、しめ縄は神聖な場所である、年神様がお越しになられる為に飾りをする・そういう環境を整えさせて頂いております、という目印なのかもしれませんね。
鏡餅
鏡餅は年神様へのお供え物としても、また縁起物として飾るようです。 鏡餅には様々な良縁が込められており、子孫繁栄や健康・長寿、家族や夫婦が夫婦仲むつまじくなるとの縁起がこめられているそうです。ちなみに鏡餅の上に必ず添えられているのがみかんですよね。このみかんの意味や理由としては、みかんは、橙(だいだい)と言われ、この「だいだい」が「代々」との音韻と同じことと、みかんの木そのものが果実を実らせて2~3年程そのまま放置しても実が落ちることがないことから、子孫代々に続く繁栄を意味し縁起が良いので、みかんが鏡餅の上に添えられていると言われているそうです。
お正月飾りはいつまで飾るか?
『門松』『しめ縄』『鏡餅』などのお正月飾りは、12月の後半の時期になってからでもまだ間に合います。年神様をお迎えする為にも、縁起物としても是非お正月飾りを飾りましょう! お正月飾りは年の瀬・年末からでも間に合いますが、避けなければいけない日にちがあります。お正月飾りの飾り初めに適してない日付は『12月29日』と『12月31』です。 『12月29日』は『9』という数字が入っていることから、言霊の『苦』と重なる為、避けた方が良いとのことです。 また『12月31』に関しては、元旦元日の前夜だけ、たった一日だけ敬うのような失礼にあたるとされ、お正月飾りの飾り初めには忌み嫌われています。 お正月飾りを今から飾るのであれば、本日からであれば『12月27日・12月28日・12月30日』から飾るようにしましょう。
門松はいつまで飾るか
門松は基本的には1月7日までの期間に飾るとのことです。しかし土地土地によって飾る期間が違ったりもするようです。 一般的には1月1日(元旦)~1月7日を「松の内」と呼び、この期間までに門松を飾るのが一般のようです。
しめ縄(しめ飾り)はいつまで飾るか
しめ縄も門松同様、基本的には1月7日までの期間に飾るとのことです。これまた門松と同様、土地によって飾る期間が違うようです。 飾り終えたしめ縄は、小正月と言われる1月15日に行われるお正月の火祭り行事である『どんど焼き』でお焚き上げして頂くのが通常のようです。
鏡餅はいつまで飾るか
鏡餅は基本的には1月11日までの期間に飾るようです。 縁起物・神様へのお供え物として飾った鏡餅を縁起を頂く為に、この鏡餅をお雑煮やお団子などで頂くのが「鏡開き」になります。