悲しみの最終回です。
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Wー2つの世界ー 第16話(1)
16話の最初は 15話のラストシーンから
ヨンジュの指輪を抜き 自分の指輪と並べて テーブルの上に置くチョル
このシーンを パソコンで見ているのは 現実世界の パク教授。
あんなに オ・ヨンジュとのラブラインはない!と断言していたのに
深いため息をついて 完全に 情が移っちゃってます。
漫画の世界
ヨンジュは ありえないというように 黙って自分の指に
指輪を戻します。
「誰が言ったの あなたの名簿から私を消すって…
そんな話にもならないことを 言って…」
とつぶやくと チョルの指にも指輪を戻してあげます。
「誰 一人消えるような,そんなエンディングはないわ。
なぜそんなことになるの?みんな 一緒に(生きて)行けるわ。」
「それで ここで 一生生きるというの?」
「私達3人で 生きたらいいのよ。」
「どうやって 一緒に生きるんだ?僕は 刑務所に入らなければならないし,
お父さんも同じだ。 僕もお父さんも 一生刑務所だろう。」
「模範囚で過ごせば… 刑が軽くなることもあるじゃない?」
「だからといって,私たちがここで幸せに暮らすこともできませんよ。
生涯面会室で会わなければならないし…」
「永遠に会えないよりはいいわ。」
「そんな エンディングは不可能だ。」
涙をこぼすヨンジュ。むきになって…
「可能よ………(チョルをまっすぐ見て)父さんと…あなたと…
必ず私のそばにいて…他のは考えられないわ。病気をしたり
老いたり…ただ 生きていくの。他の人たちと同じように…
他の普通の人たちの人生と同じように…
…私に決めろって言ったでしょ。私はそのように決めたんです。」
深いため息をつくチョル。家の外が騒がしくなってきました。(包囲されていますね)
こっそり抜け出せるよう 裏口と車を描いてとヨンジュに言います。
そして,すぐに結論を出すことができなければ ひとまずここから
出なくっちゃと提案します。(ヨンジュの決定は さりげなく保留されてしまいました。)
チョルの運転で ヨンジュとソンム3人は 新たな隠れ場所を探します。
(ソンムは 薬で眠らされているのか目を閉じて意識がないようです。)
「ところで 言ってたよね。前の夫が愛してるって言わなかったって……」
無言のヨンジュ。
「…愛してる…」
涙が溢れるヨンジュでした。
郊外のモーテルに着きました。
眠るソンムの 縛られている手に そっと自分の手を添えるヨンジュ。
父の手は相変わらず消えかかっています。チョルはドユンを助けるべく
ハン・チョロの待つ倉庫へ 但しタブレットは置いて…。
時計を見るヨンジュ。時刻は10時52分。
心配でたまらないヨンジュです。
ドユンがとらわれている倉庫の建物の前に来ると
チョルがやとっていた警護員達が車で待機していました。
どうもドユンがここにとらわれているのは 分かっているようですが
踏み込めずにいたようです。入り口にいたハン・チョロの部下がチョルが来たことを
無線で中の部下に伝えました。しばらくすると 血だらけのドユンが連れ出されて
きました。ドユンを警護員達に渡し「病院に連れて行って」と頼むと自分は
建物の中へと入っていきます。
倉庫の中では ハン・チョロが待っていました。
「タブレットは?」
「ない。」
ポケットからUSBを取り出すと, チョルは
「かわりにこれをやるよ。」
と言い 机に投げます。自分を拷問したときからの映像が全て入ってると
告げます。
「確認してみろ。」
すぐには警察に送らないが 自分にもしものことがあればすぐ処理されるだろうと
付け加えます。コピーはたくさんあると。タブレットもあきらめろと。
この圧倒的に有利な状況で チョルはきびすを返し倉庫から出て行こうとします。
すると 今まで黙って聞いていたハン・チョロが急に口を開きました。
「ところで… この世界は お前が死ねば終わるのなら…」
「何!?」
驚いてチョルが振り向くと同時に ハン・チョロは銃でチョロの左胸の上部を
撃ち抜きます。床に倒れるチョル。
モーテルでチョルの帰りを待つヨンジュ。
心配でなりません。ソンムの手は相変わらず消えかかるばかりしています。
と,急にソンムの手が復活しました。胸騒ぎ覚えるヨンジュ。
床に倒れてうめいているチョルに なおも銃口を向けているハン・チョロ。
「お前を待っている間に,私は不思議な話を聞いたんだ。二つの世界。」
そこまで言うと 部下に外に出てろと言います。
とまどう部下を銃で脅し 外へ出すと 自らドアに鍵をかけます。
「ソ・ドユンが お前から聞いたと言ったぞ。実際には,お前が漫画の主人公で
私は悪役キャラクター。そのタブレットは漫画を描く人の物で…オ・ソンムが
描く漫画。」
笑いながら話を続けるハン・チョロ。
狂った奴の話かと思ったが しかし 合点がいくところもあると言います。
1年前ここで起こったこと すべてが奇妙だったこと…と。
「私が今どんな気分か 分かるか?選挙はもう重要じゃない。
ここでないもう一つの世界があるというのに…。
気になってたんだ。消えたり現れたりできる奴が…突然(撃たれて)
ここで死にそうでも(殺されそうでも)逃げられないのか?
それに どうして(逃げずに)刑務所に居続けたんだ?」
質問を続けるハン・チョロですが 答えずに黙っているチョルです。
「なぜ?…どうして?…なぜなんだ?…」と『ウェ~?』を連発するハン・チョロ。
それを聞いているうちに なぜか涙が溢れるチョル。
(そうそう 現実世界へ 戻りたくて 1年間 『ウェ?』を言い続けてたのは
他でもない彼自身なんですものね。ヨンジュとソンムを連れて現実世界へ
戻れたら…どんなにいいことでしょう。現実の世界では 誰も彼を追ってこないし
ひどい設定からも外されて 普通の人の人生を生きていけるのに…)
「タブレットがないからそうできないんだろ。それに 最終回なんだろ?
奴が薬を打ったら全部はいたよ。最終回なのでそうなったと。
だから 主人公が死ぬか 悪党が死ぬか どちらか一方が死ねば終わると。
終わってこそ その世界へ行くことができると。」
ハン・チョロは 銃口でチョルのほっぺたをつつきながら続けます。
「悪いが 一つ確信したんだ。別の世界があって お前のおかげで
そこに行けたし…だから そこがどんなところか確かめてみたいし…
そのためには お前が死ななければならない。」
ハン・チョロが話している間に そぉっと 椅子を足でたぐり寄せようと
試みるチョル。(まだ おしまいじゃない!)
「ソ・ドユンが まさか お前を殺せと言ったたわけじゃないだろうが…
そう…そうだな…」
何か納得したように立ち上がり 銃のスライドを引いて弾を装填します。
チョルに半分 背を向けた格好です。
「お前はもう必要ない…」
チョルは たぐり寄せた椅子に足をかけます。
「真実は 私が行って 確認すればいい…」
と言いながら 振り向きチョルにとどめを刺そうとするハン・チョロ。
その瞬間を見逃さずに チョルは椅子を 蹴り上げました。
椅子はハン・チョロに当たり 二人はもみ合います。
「死ね~」
とチョルに銃口を近づけるハン・チョロ。それをはねのけ腕を押さえるチョル。
ハン・チョロの部下が 中の異変に気付き 合い鍵で入ってきました。
ハン・チョロの姿はなく チョルが床に座り込みこちらに銃を向けていました。
急所を外して 部下を撃つチョル。
倉庫の外に出ると 階段上から外にいた部下2人も降りてきました。
一人の足を撃ちますが,弾が切れて 残りの一人とは格闘に…
(結構な重傷を負っているはずですが 拳一つで相手はノックダウンです。)
病院に運ばれている車の中で ドユンは正気が戻ってきました。
チョルをほったらかしにして一人で戻ることなんてできるかと言い
車を引き返させます。さっきの建物に近づいてきたところチョルがよろめきながら
出てきました。車に乗り込み発進します。後を追うようにハン・チョロの部下も
建物から出てきて車に乗り込みました。追っ手を止めるよう警護人に頼むドユン。
カンチョルは車を走らせます。怪我の具合は良くないようです。
モーテルで ひとりやきもきしているヨンジュの携帯が 鳴ります。
ドユンからの電話でした。
「ドユンさん?どうなったの?開放されたの?」
「はい 生きてます。」
「ああ よかった。カン代表…」
ヨンジュが全部言い終わらないうちにドユンが言葉をかぶせました。
「カン代表は?」
「一緒に いるんじゃ…ないの?」
「(ヨンジュの元に戻っていないことが分かりうろたえるドユン)いいえ。
逃げたところは見たんですが 連絡がつかなくて…」
「どこに行ったんですか?」
「探しているところです。いったん 抜け出したのは確かですから…
ああ そこの住所を教えてください。人を送ります。」
「はい」
電話を切ると チョルに連絡してみるヨンジュ。
しかし 電話はつながりません。
時刻は1時15分。心配が頂点に達したころ ヨンジュの携帯に
チョルから電話が入りました。
車をとめて電話しているチョルです。
声に力がありません。
「ぼくを…迎えに…きてくれる?」
「どこにいるの?」
人通りのない路上に駐車しているチョル。車がガス欠してしまったようです。
「ガソリンが…なくなって…行くことが…できない…」
携帯を持つ手が血まみれです。
「今どこなの?どうして電話に出なかったの?」
「…はあ…ちょっと…眠くって…」
(ヨンジュを心配させないように言ってますけど また意識朦朧と
してるってことですよ。ピンチ!)
「眠気があるって…そこはどこですか?」
(ヨンジュも異変に気付いたようです。)
「分からない…僕も……バスの停留所の前だ…」
「怪我してるのね…?」
「(隠せないな…という顔をして)ちょっと…」
「どこの停留所?…今行くわ…名前を言って…」
「良く見えない……(シートベルトを外すのも苦しそうで
片手では はずせません。)また 電話するよ…」
電話が切れてしまい ヨンジュの 心配は 頂点を突き抜けちゃいました。
タブレットで 迎えに行くための車を描きます。父が眠っていることを確かめ
チョルの救出に向かいます。
************************************
ううう…指輪を戻した後の 2人の表情もグッと来ました。
それよりなにより けがをしてなお ヨンジュの所へ戻ろうと
強い意志をみせる カン・チョルに 涙が出そうです。
アップのペースが スローダウンしちゃっていますが…
もう少し カン・チョルに浸らせて~~~
では,次回も お楽しみに^-^
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Wー2つの世界ー 第16話(1)
16話の最初は 15話のラストシーンから
ヨンジュの指輪を抜き 自分の指輪と並べて テーブルの上に置くチョル
このシーンを パソコンで見ているのは 現実世界の パク教授。
あんなに オ・ヨンジュとのラブラインはない!と断言していたのに
深いため息をついて 完全に 情が移っちゃってます。
漫画の世界
ヨンジュは ありえないというように 黙って自分の指に
指輪を戻します。
「誰が言ったの あなたの名簿から私を消すって…
そんな話にもならないことを 言って…」
とつぶやくと チョルの指にも指輪を戻してあげます。
「誰 一人消えるような,そんなエンディングはないわ。
なぜそんなことになるの?みんな 一緒に(生きて)行けるわ。」
「それで ここで 一生生きるというの?」
「私達3人で 生きたらいいのよ。」
「どうやって 一緒に生きるんだ?僕は 刑務所に入らなければならないし,
お父さんも同じだ。 僕もお父さんも 一生刑務所だろう。」
「模範囚で過ごせば… 刑が軽くなることもあるじゃない?」
「だからといって,私たちがここで幸せに暮らすこともできませんよ。
生涯面会室で会わなければならないし…」
「永遠に会えないよりはいいわ。」
「そんな エンディングは不可能だ。」
涙をこぼすヨンジュ。むきになって…
「可能よ………(チョルをまっすぐ見て)父さんと…あなたと…
必ず私のそばにいて…他のは考えられないわ。病気をしたり
老いたり…ただ 生きていくの。他の人たちと同じように…
他の普通の人たちの人生と同じように…
…私に決めろって言ったでしょ。私はそのように決めたんです。」
深いため息をつくチョル。家の外が騒がしくなってきました。(包囲されていますね)
こっそり抜け出せるよう 裏口と車を描いてとヨンジュに言います。
そして,すぐに結論を出すことができなければ ひとまずここから
出なくっちゃと提案します。(ヨンジュの決定は さりげなく保留されてしまいました。)
チョルの運転で ヨンジュとソンム3人は 新たな隠れ場所を探します。
(ソンムは 薬で眠らされているのか目を閉じて意識がないようです。)
「ところで 言ってたよね。前の夫が愛してるって言わなかったって……」
無言のヨンジュ。
「…愛してる…」
涙が溢れるヨンジュでした。
郊外のモーテルに着きました。
眠るソンムの 縛られている手に そっと自分の手を添えるヨンジュ。
父の手は相変わらず消えかかっています。チョルはドユンを助けるべく
ハン・チョロの待つ倉庫へ 但しタブレットは置いて…。
時計を見るヨンジュ。時刻は10時52分。
心配でたまらないヨンジュです。
ドユンがとらわれている倉庫の建物の前に来ると
チョルがやとっていた警護員達が車で待機していました。
どうもドユンがここにとらわれているのは 分かっているようですが
踏み込めずにいたようです。入り口にいたハン・チョロの部下がチョルが来たことを
無線で中の部下に伝えました。しばらくすると 血だらけのドユンが連れ出されて
きました。ドユンを警護員達に渡し「病院に連れて行って」と頼むと自分は
建物の中へと入っていきます。
倉庫の中では ハン・チョロが待っていました。
「タブレットは?」
「ない。」
ポケットからUSBを取り出すと, チョルは
「かわりにこれをやるよ。」
と言い 机に投げます。自分を拷問したときからの映像が全て入ってると
告げます。
「確認してみろ。」
すぐには警察に送らないが 自分にもしものことがあればすぐ処理されるだろうと
付け加えます。コピーはたくさんあると。タブレットもあきらめろと。
この圧倒的に有利な状況で チョルはきびすを返し倉庫から出て行こうとします。
すると 今まで黙って聞いていたハン・チョロが急に口を開きました。
「ところで… この世界は お前が死ねば終わるのなら…」
「何!?」
驚いてチョルが振り向くと同時に ハン・チョロは銃でチョロの左胸の上部を
撃ち抜きます。床に倒れるチョル。
モーテルでチョルの帰りを待つヨンジュ。
心配でなりません。ソンムの手は相変わらず消えかかるばかりしています。
と,急にソンムの手が復活しました。胸騒ぎ覚えるヨンジュ。
床に倒れてうめいているチョルに なおも銃口を向けているハン・チョロ。
「お前を待っている間に,私は不思議な話を聞いたんだ。二つの世界。」
そこまで言うと 部下に外に出てろと言います。
とまどう部下を銃で脅し 外へ出すと 自らドアに鍵をかけます。
「ソ・ドユンが お前から聞いたと言ったぞ。実際には,お前が漫画の主人公で
私は悪役キャラクター。そのタブレットは漫画を描く人の物で…オ・ソンムが
描く漫画。」
笑いながら話を続けるハン・チョロ。
狂った奴の話かと思ったが しかし 合点がいくところもあると言います。
1年前ここで起こったこと すべてが奇妙だったこと…と。
「私が今どんな気分か 分かるか?選挙はもう重要じゃない。
ここでないもう一つの世界があるというのに…。
気になってたんだ。消えたり現れたりできる奴が…突然(撃たれて)
ここで死にそうでも(殺されそうでも)逃げられないのか?
それに どうして(逃げずに)刑務所に居続けたんだ?」
質問を続けるハン・チョロですが 答えずに黙っているチョルです。
「なぜ?…どうして?…なぜなんだ?…」と『ウェ~?』を連発するハン・チョロ。
それを聞いているうちに なぜか涙が溢れるチョル。
(そうそう 現実世界へ 戻りたくて 1年間 『ウェ?』を言い続けてたのは
他でもない彼自身なんですものね。ヨンジュとソンムを連れて現実世界へ
戻れたら…どんなにいいことでしょう。現実の世界では 誰も彼を追ってこないし
ひどい設定からも外されて 普通の人の人生を生きていけるのに…)
「タブレットがないからそうできないんだろ。それに 最終回なんだろ?
奴が薬を打ったら全部はいたよ。最終回なのでそうなったと。
だから 主人公が死ぬか 悪党が死ぬか どちらか一方が死ねば終わると。
終わってこそ その世界へ行くことができると。」
ハン・チョロは 銃口でチョルのほっぺたをつつきながら続けます。
「悪いが 一つ確信したんだ。別の世界があって お前のおかげで
そこに行けたし…だから そこがどんなところか確かめてみたいし…
そのためには お前が死ななければならない。」
ハン・チョロが話している間に そぉっと 椅子を足でたぐり寄せようと
試みるチョル。(まだ おしまいじゃない!)
「ソ・ドユンが まさか お前を殺せと言ったたわけじゃないだろうが…
そう…そうだな…」
何か納得したように立ち上がり 銃のスライドを引いて弾を装填します。
チョルに半分 背を向けた格好です。
「お前はもう必要ない…」
チョルは たぐり寄せた椅子に足をかけます。
「真実は 私が行って 確認すればいい…」
と言いながら 振り向きチョルにとどめを刺そうとするハン・チョロ。
その瞬間を見逃さずに チョルは椅子を 蹴り上げました。
椅子はハン・チョロに当たり 二人はもみ合います。
「死ね~」
とチョルに銃口を近づけるハン・チョロ。それをはねのけ腕を押さえるチョル。
ハン・チョロの部下が 中の異変に気付き 合い鍵で入ってきました。
ハン・チョロの姿はなく チョルが床に座り込みこちらに銃を向けていました。
急所を外して 部下を撃つチョル。
倉庫の外に出ると 階段上から外にいた部下2人も降りてきました。
一人の足を撃ちますが,弾が切れて 残りの一人とは格闘に…
(結構な重傷を負っているはずですが 拳一つで相手はノックダウンです。)
病院に運ばれている車の中で ドユンは正気が戻ってきました。
チョルをほったらかしにして一人で戻ることなんてできるかと言い
車を引き返させます。さっきの建物に近づいてきたところチョルがよろめきながら
出てきました。車に乗り込み発進します。後を追うようにハン・チョロの部下も
建物から出てきて車に乗り込みました。追っ手を止めるよう警護人に頼むドユン。
カンチョルは車を走らせます。怪我の具合は良くないようです。
モーテルで ひとりやきもきしているヨンジュの携帯が 鳴ります。
ドユンからの電話でした。
「ドユンさん?どうなったの?開放されたの?」
「はい 生きてます。」
「ああ よかった。カン代表…」
ヨンジュが全部言い終わらないうちにドユンが言葉をかぶせました。
「カン代表は?」
「一緒に いるんじゃ…ないの?」
「(ヨンジュの元に戻っていないことが分かりうろたえるドユン)いいえ。
逃げたところは見たんですが 連絡がつかなくて…」
「どこに行ったんですか?」
「探しているところです。いったん 抜け出したのは確かですから…
ああ そこの住所を教えてください。人を送ります。」
「はい」
電話を切ると チョルに連絡してみるヨンジュ。
しかし 電話はつながりません。
時刻は1時15分。心配が頂点に達したころ ヨンジュの携帯に
チョルから電話が入りました。
車をとめて電話しているチョルです。
声に力がありません。
「ぼくを…迎えに…きてくれる?」
「どこにいるの?」
人通りのない路上に駐車しているチョル。車がガス欠してしまったようです。
「ガソリンが…なくなって…行くことが…できない…」
携帯を持つ手が血まみれです。
「今どこなの?どうして電話に出なかったの?」
「…はあ…ちょっと…眠くって…」
(ヨンジュを心配させないように言ってますけど また意識朦朧と
してるってことですよ。ピンチ!)
「眠気があるって…そこはどこですか?」
(ヨンジュも異変に気付いたようです。)
「分からない…僕も……バスの停留所の前だ…」
「怪我してるのね…?」
「(隠せないな…という顔をして)ちょっと…」
「どこの停留所?…今行くわ…名前を言って…」
「良く見えない……(シートベルトを外すのも苦しそうで
片手では はずせません。)また 電話するよ…」
電話が切れてしまい ヨンジュの 心配は 頂点を突き抜けちゃいました。
タブレットで 迎えに行くための車を描きます。父が眠っていることを確かめ
チョルの救出に向かいます。
************************************
ううう…指輪を戻した後の 2人の表情もグッと来ました。
それよりなにより けがをしてなお ヨンジュの所へ戻ろうと
強い意志をみせる カン・チョルに 涙が出そうです。
アップのペースが スローダウンしちゃっていますが…
もう少し カン・チョルに浸らせて~~~
では,次回も お楽しみに^-^