チェイルチョアハヌン韓国ドラマ&韓国旅日記

韓国ドラマだ~いすき!
毎日韓国三昧な日々を過ごしています。
気ままな独り言におつきあいくださいませ。

Wー2つの世界ー 第16話(4)

2016-09-24 22:32:30 | Wー2つの世界
さあ 最終回で~す。

シージャッ!

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Wー2つの世界ー 第16話(3)

バス停の前には ヨンジュを待ち続ける 瀕死のカン・チョルがいます。

そこにヨンジュが来ていると 聞いて 車で駆けつける父オ・ソンム。

しかし ソンムの体は 徐々に 薄れていきます。

『…私達は 一緒には 生きていけない…

 お前がハッピーエンドなら 私はサッドエンドだ…』

なんとか バス停の前に着いた ソンムです。

「私 来たわ!…」

カン・チョルに向かって叫ぶヨンジュを見つけました。

「愛してる…私の娘…さよなら…(消えるソンム)」



(不覚にも キム・ウイソンさんの熱演に 涙が……

 娘の幸せを思う ごく普通の父親として 生きていきたかったのに…)

(それと 動画を確認したら ヨンジュが駆けつけた直後にはなかったのに

 ヨンジュがチョルに向かって駆けだしたシーンでは 確かにソンムの車が

 映っていました。気がつかなかった~)

ハン・チョロの議員室では 警察が来て現場検証。

スボンのナレーションが入ります。

「カン・チョルの死ではなく,悪漢が消えた瞬間にWは終わった。

 読者達は 悪漢の死を見ることはできなかった。」

(真犯人(漫画の世界のキャラになってしまったソンムということになるのかな)が

存在理由に反して カン・チョルのハッピーエンドを助けた格好になったから…と

いうことらしいです。脈絡がないことで最後のシーンが編集されたということ。)


ソ・ドユンを乗せた警護員の車が カン・チョルの元へ急いでいるシーン。

(おお これはもしや…ということはつまり 漫画は終わったが 実際の漫画の

 中の世界はまだ続きがあって…ということですね。どうもここで賛否両論別れる

 みたいですね。でも よく想像しちゃうよね。THE endになったあとの話を

 創作しちゃうこと。私なんか しょっちゅうだけど…だからかな。この終わり方

 嫌いじゃない…むしろ好きかも。)

そして,チョルの車を発見。チョルも発見。



救急車に乗せられるカン・チョル。スボンのナレーション。

「だから 誰も知らなかった。カン・チョルは死なず,その前に漫画が

 終わってしまったことを…」

救急車の中

「チョル…カン・チョル!」



ドユンの呼びかけに 意識を取り戻すチョル。

(生~き~て~た~)

「大丈夫か?」

顔をドユンのほうに向けるチョル。

「死んだかと思ったぞ!」

「オ・ヨンジュ…」

「いない…車だけだった…」

一瞬 固まって 次の瞬間 安堵したように笑うチョル。

スボンのナレーション。

「チョルもその時になって分かった。とうとう 主人公の役割が終わったことを…」


タクシーに乗って電話をかけているユン・ソヒ。

今 ソウルにいるというソヒ。携帯でメールをチェックしています。

タクシーのラジオからニュースが流れています。

ハン・チョロの自殺,ハン・チョロの悪事の証拠すなわちカン・チョルを

拉致拷問した映像,真犯人ハン・サンフンとの通話記録など 

たくさんの証拠がインターネットで

広がっていることが 放送されています。

ハン・チョロが死んだことに驚くソヒ


そして ソヒはチョルの面会に向かいました。

面会室でさわやかに入ってくるチョル。うつむいているソヒ。

(どっちが被告人か…って感じ)

「やあ ユン・ソヒ」

チョルを見て思わず立ち上がるソヒ。

にこにこしながら椅子に座るチョル。

「大丈夫?撃たれたって…」

「死んで生き返ったから…(病院から)出たらすぐ(ここに)入れられたよ。」

「殺人の濡れ衣は 晴らしたんだから…残りの刑はいくらにもならないでしょう。」

大きくため息をつくソヒ。

「ごめんね。」

「何が?」

「疑って…連絡もしないで…」

「僕も自分を疑ったし…死んだって偽装したし…

 君が僕を疑って連絡しなくて 嬉しかった。」

「どういう意味?」

「君が 他の人生を生きることができているということを自ら証明してくれて。」

どういう意味なのかとまどうソヒ。

満足そうに笑顔を向けるチョル。


独房の中 差し入れの本を手に取るチョル。

中には メモと写真が挟んでありました。

(検閲は!?…つっこむところですが…まあスルーしましょう。)

手に取った写真には 微笑むオ・ソンムが写っていました。

回想するチョル。ドユンが面会に来たときのこと

ドユンは結局オ・ソンムは見つからなかったと報告しました。

しかし 手紙を残していたと告げ 本と一緒に届けると約束しました。

ソンムからの手紙を読むチョル。



『カン・チョルへ 君が私を楽に葬ってくれると願ったが,結局は自分自身で行くよ。

 私はもう死んだのだ。私の魂は時限つきだ。また,気が狂うか分からないから,

 今日ここで人生を終わりにしようと思う。君は現実の世界へ出て行って

 私は ここで生を終える。君は人間になり,私は漫画のキャラクターとして残る。

 君は私が作った設定値を抜け出して,私は私が作った設定値に閉じ込められて死ぬ。

 人生がおもしろくないか? どうか 幸せになってくれ。 

 ヨンジュを幸せにしてくれ。それと,ヨンジュに会ったら 私は生きていると

 言ってくれ。その子が悲しまないように…

 ここで,ちゃんと生きていると。私が描いた漫画の中で…。」

涙をこらえ,うなだれるカン・チョル。

(私は ここでも涙が~(TwT。))

スボンのナレーション(最終話も大活躍ですね。)

「カン・チョルは刑務所で2年間過ごした。……時間はゆっくりと過ぎた。」


現実の世界

机に向かって 化粧をしているヨンジュ。

部屋の入ってきたヨンジュ母。

「どこ 行くの?」

「友達に会うの…」

「調子が悪いんでしょ 休んでなきゃ…父さんはどうしたの?

 一週間以上になるわよ?」

「戻ってこられるでしょう。何日かもう少し待ちましょう。」


ソンムの家を訪ねるヨンジュ。 主のいない書斎に入ります。

タブレットもなく 綺麗に片付けられた部屋。

「お父さん…」


そして,雨の中車を走らせ あのバス停に向かいます。

傘もささずに車から降り あの時と同じように車道を横断します。

雨のせいか さえぎる車は1台もいません。

ずぶ濡れになりながらバス停に着くと いつも座っていたようにベンチに座ります。




そのころ 家では机の上に置きっぱなしになっていたヨンジュの携帯が鳴ります。

ヨンジュ母が 携帯に出ます。

「もしもし…ええヨンジュの携帯であっています。

 ヨンジュが携帯を忘れて出たんです。…ところで どちらさま?」


その頃 雨の中 ヨンジュは チョルが倒れていた 道路の縁石に座っていました。

ずぶ濡れになりながら…最後の瞬間に 手当てしてあげることも

抱きしめてあげることも 声を掛けることすらできなかった…あの瞬間を

思い出しながら…泣いていました。このまま あの人の元へ行ってしまいたい。

行けばあえるかも…そんなことを考えているのでしょうか?

激しい雨足に このところ消耗していたヨンジュの体力はみるみる奪われ

意識が朦朧としていきます。

車が1台 バス停の手前で止まりました。

その車のヘッドライトに気付き 力なく目を開けるヨンジュ。



車のドアが開き誰かが降りたようですが もうヨンジュはそれを確認する力が

残っていませんでした。近づく足音を聞きながら…その場に倒れ込んでしまいました。

チョルが倒れたと同じように…。


夜が明け 病院のベッドで ヨンジュは 目を覚ましました。

誰かが自分の手を握っています。そおっと目を開けると

自分の手を握っている人の 薬指にどこかで見たような指輪があります。

そして その人は自分を腕枕しているようです。



そっと手を動かすと 自分の薬指にも 消えたはずの指輪が…

こわごわ 背中に感じる 誰かのほうを振り返ります。

そこにいたのは カン・チョル。 

夢かと思いながら チョルの方に体の向きを変え 向かい合うように

すると 目を閉じていた彼も今まで眠っていたのか「……ん」と言ってヨンジュを

抱き寄せました。



そして,目を開けヨンジュをまっすぐに見ました。

(夢かな?私…死んだのかしら?…)

「…起きた?…気分はどう?」

優しい声で尋ねるチョル。

まだ 現実かどうかよく分からないヨンジュ。すると チョルが言います。

「お母さんには帰ってもらったよ。たくさん尋ねることもできたのに

 特におっしゃらなかったんだ。…夫っていうわけにいかないから

 恋人だっていっておいたよ。」

チョルの回想

病室の前で ヨンジュ母が尋ねています。

「もしかして…ヨンジュと別れたのは バスの停留所ですか?」

「…はい」

はあ~とため息をついて(この前から様子がおかしかったのは

こういうことだったのね。と納得した様子。)

「失礼だけど…何をなさってる方です?」

チョルは 例の名刺を渡しました。


ベッドの上

「急だったから この名刺を渡しちゃった。」

だんだん 現実味をおびてくるヨンジュ。

「僕は 刑務所に2年もいたんだ。だけど ここでは1週間だったんだね。

 実は,時間が同じだけ流れたかと思って心配したんだ。2年の間に一人で

 悲しんで死んだかと思って。

 (1週間しか経ってなくて)どれだけ良かったと思ったことか…」

本物のチョルだと確信し 彼の頬に触れてみるヨンジュ。



温かい彼の頬。生きてる。生きていた。…と実感するヨンジュです。

涙がこぼれます。

「お父さんは?」

父のことを尋ねるヨンジュの頬を 今度はチョルが優しくなでます。

起き上がり上着のポケットから あの写真を取り出します。

ベッドの上に座ったヨンジュの隣に座り 写真を渡します。



(このシーンの二人はどう見ても夫婦です。)

写真を見て 再び涙をこぼすヨンジュ。

チョルは何も言いませんが 悟ったように泣くヨンジュです。

チョルは黙ったままやさしくヨンジュを抱きしめます。


夕日の漢江。

ベンチにそろって座り 沈む夕日を見るチョルとヨンジュ。

「ああ 知ってる? 今はこっちの世界にいるんだ。

 だから 無条件で『オッパ(兄さん)』って呼ばなきゃ。

 拒否できないよ。

 僕が苦労して3年過ごしたんだから…分かった?ヨンジュ。」



(小さく「もう…」とつぶやいて)笑うヨンジュ。

チョルも笑います。

「終わり…なのよね?」



「そうだよ。」

「本当に…終わりね?」

「(うなずいて)本当に終わり。」

チョルは 不安そうなヨンジュを見て 思わず頬をなで 額にキスします。



目を閉じ 幸せをかみしめるヨンジュ。静かに目を開け 頭をチョルの肩に

預けます。そして また目を閉じます。チョルもヨンジュを抱き寄せ

目を閉じ 幸せをかみしめます。しばらくして 二人とも目を開け

見つめ合います。ヨンジュに笑いかけるチョル。そして,やさしくキスします。

チョルの唇を受け入れるヨンジュ。



ヨンジュとチョルのナレーション。

「漫画の中のカン・チョルのストーリーは ハッピエンドだった。

 しかし,本物のカン・チョルとオ・ヨンジュのストーリーのエンディングは

 まだ未知数だ。ただ,2人がこれ以上漫画のような生死の岐路に立たず,

 たとえ退屈で平凡でも50年間続くようなエンディングを迎えたいと祈っている。
 
 他の普通の恋人たちのように…。」



              ―――――終わり―――――

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終わりました~。

半分サッドで 半分ハッピーな エンディングです。

ファンタジーですから…細かい設定や 脈絡のなさは とやかく言わずに

主人公の気持ちに浸って ドラマを感じてあげてください。

もしかしたら 本当に 何日かしたら ソンムも戻ってくるかもしれません。

私の気持ちは 最後の2人のナレーションそのものです。

16話まで あきらめずに 呼んでいただいてありがとうございました。

ちなみに イ・ジュンソクくんは ファンミーティングのために来日中です~。