最終回は どこを取っても 涙を誘うシーンが満載で…
鼻の奥がつーんと します。
***********************************
Wー2つの世界ー 第16話(2)
電話を切ってチョルは 息を整えるとやっとシートベルトを外しました。
車から降りると ふらつく体で バス停に向かって歩き始めます。
ヨンジュは ドユンに電話をかけ チョルから連絡があり
どこにいるか分からないが とりあえず 探してみることを告げ
父を見ててもらえるようお願いをしました。
チョルは体を支えているのがやっとのようです。しかし,ふらつきながらも
なんとかバス停の前まで来て 地面に座り込みました。(執念です)
車を運転するヨンジュにチョルから電話がかかってきました。
「…ヤンジュ……テシンリ……はあはあ…バス停留所。」
「待ってて すぐ行くから。」
電話が切れると 我慢していたのか チョルの口から
大量の吐血が…。
ヨンジュはすぐドユンに連絡します。
「私が先に到着すると思います。救急センターに行けないのにどうしましょう。」
「主治医に連絡を取るよ」
「ずぐに来てもらってください。」
チョルは 力を振り絞って ヨンジュに電話をかけます。
「もしもし?」
「………どうして 来ないの?」
「向かってるんだけど…思ったより遠くて…」
「僕が待ってるから…」
「行くわ…すぐ行くから…」
「最終回が…50年かかるというのは間違いみたいだ…」
(ヨンジュの考えたエンディングのことを言っているのかな。)
「やっぱり それはちがったんだ…」
苦しい息の下 チョルの頬を涙が伝います。
(永遠に会えないのは嫌だと言ったヨンジュと同じ気持ちです。)
「…そんな退屈なエンディング…誰が見るんだい?」
ヨンジュは チョルの命が風前のともしびなのを悟ります。
「早く来て……会いたいから…」
「向かっているわ…」
ヨンジュの頬にも涙が伝います。
「行くわ。今行くわ。お願いだから…気をしっかり持って……」
しかし チョルにはもう携帯を支えている力も残ってないようです。
携帯が手から 落ちます。
ヨンジュの声がむなしく携帯から聞こえています。
「(泣き叫ぶように)気を失わないで!!お願い!!…聞いてる?
もしもし…もしもし?」
力なく頭を垂れているチョル。ヨンジュの声が聞こえているのでしょうか?
「もしもし?聞こえる?…もしもし?」
声を掛け続けるヨンジュ。
大きくカーブを曲がって…ようやく道の反対側の
バス停留所の前に 座り込んでいるチョルを発見します。
急いで車をとめて降ります。
そこは3車線の広い道路。さっきまで車の往来が少なかったのに
今はなぜかひっきりなしに車が通ります。まるでヨンジュの行く手を
阻むかのように…二人の仲を裂くかのように…
バス停の前のチョルはうなだれ 表情も伺えません。
身動き一つしないチョル。
「(思いっきり叫びます)私 来たわよ」
声に反応して 顔を上げるチョル。
行き交う車の向こうに 愛しい人が見えます。
「だいじょうぶ-?」
ちからなく笑うチョル。その瞳にはヨンジュが時折ぼやけて見えます。
「だいじょうぶ?」
必死に叫ぶヨンジュ。一瞬目が合ったと思った次の瞬間 チョルは目を閉じ
崩れるように体を横たえます。そして…現れる『終わり』の文字!!!!!
(ついつい ヨンジュにシンクロして キャーーーって叫びそうになりました。)
(うそーー!!って何度も繰り返してしまいました。きっとヨンジュも…ね。)
ヨンジュはもう車が来ててもかまわず 走りだしました。
あと少しで チョルに届くと言うところで 大きなトラックが…
立ち止まったヨンジュの目に前でチョルの体が トラックの影になり
見えなくなりました。(みんな思ったよね。もしや…って)
トラックが通りすぎた途端 ヨンジュは現実世界に戻っていました。
もちろん バス停の前には 誰もいません。夜でもありません。
明るい日の光の中 ヨンジュだけが 置き去りにされたかのように
道のまん中にたたずんでいたのです。
そのころスボンは ソンムの自宅兼スタジオに戻ってきていました。
一晩中 誰にも電話がつながらないとブツブツ言っています。
(ヨンジュ達が消えてから 一晩しか経っていないのね。)
ソンムの書斎にはいると ちょうどその時目の前でタブレットが
消えてしまいました。びっくりしますが,急いでパソコンで
Wの続きを確認します。そして 驚きます。開いた口はふさがりません。
ラストシーンを確認して ヨンジュの救出に向かいます。
バス停の前 ちょうどチョルが倒れていたところに ヨンジュはいました。
スボンは大急ぎで車を降りると ヨンジュのそばに近づきました。
ヨンジュは地面に手を当て 泣き続けていました。
スボンは掛ける言葉が なくなってしまいました。
病院のパク教授も ラストシーンを確認しました。
もうすっかり感情移入してしまい チョルの死をにおわせるラストに
ショックを隠しきれません。突然 何かを思いついて部屋を出ます。
廊下でソクボムに出会うと ヨンジュの居場所を尋ねます。
救急センターにいますと答えるソクボム。後で私の所に来いと伝えろといいます。
ソクボムがあわてて否定します。
オ・ヨンジュ自身が救急センターに運ばれたのだと…。
驚いて 様子を見に来た パク教授です。ヨンジュは ベッドに横たわり
人目もはばからず 泣き続けています。
「何で泣いているんだ?…何があったんだ?」と尋ねるパク教授。
いつもの勢いが全くありません。ヨンジュもてっきりWのラストシーンを見て
ショックを受けたのだと勝手に勘違いしたようです。ハンカチを渡して
そっとその場を離れます。ヨンジュはまだ泣いています。漫画の世界の話ではなく
彼女にとっては現実の話なのですから…
スボンも また 涙が止まりません。涙をぬぐいながら車を走らせ
ソンムが滞在していたモーテルに向かいます。
しかし,ソンムはそこにいませんでした。
ベッドに横たわって 泣き続ける ヨンジュの指から 指輪も消えてなくなりました。
ヨンジュは これではっきりと チョルがなくなってしまったと認識します。
そして,さらに悲しみに暮れます。
スボンは結局ソンムを見つけられないまま 病院に戻ってきました。
廊下でパク教授に会います。
スボンを引き留め 「Wは 本当に終わったのか?」と尋ねます。
なんで悪人は死なずに 主人公だけ死んだんだ? こんなサッドエンディングを
望んでたんじゃない…とスボンに言います。しかし,パク教授が言葉を全部
言い終わらないうちに スボンがキレます。大声で
「黙れ~~~~!!!何も言うな~~~~~!!!何か言おうものなら~~~」
手で口を引き裂くような動作をして 去っていきます。
(パク教授のわめき台詞を 取られてしまいました。)
「何なんだ?何であいつは いつも私に会うと怒るんだ? ああ~苦しい…」
そう言って 自分の部屋へ戻るパク教授。
教授と別れた後 スボンは 救急センターの ヨンジュの所へ来ました。
ヨンジュはまだ泣いています。
「ヌナ(姉さん)」
「…お父さんは?」
「モーテルにはいらっしゃいませんでした…」
「漫画が終わって 現実の世界に戻って来るはずでしょう?
ヌナ(姉さん)みたいに…」
誰もソンムを見かけた人がいなくて…どうしたらいいか分からないと告げるスボンです。
それを聞いて ヨンジュは急に 点滴の管を抜き取ると ベッドから起き上がります。
驚くスボンには返事もせずに ベッドから降りると ソンムの家に戻ります。
ソンムの家に戻ったヨンジュは 真っずぐにソンムの書斎に向かいます。
しかし,タブレットが見あたらないのに驚き,あたりを探します。
(タブレットを使って なんとか チョルとソンムを助けようとしたのね。)
そこへ 一緒に戻ってきたスボンが 書斎に入ってきて言います。
「ヌナ(姉さん)タブレットは(もう)ないから…漫画が終わったとき
消えました。あれは本物じゃなかったからですよ。絵に描いた物だったから…
それに あっても使えませんよ。分かってるじゃないですか…終わったら
終わりでしょ? これで本当に終わり…」
ヨンジュはその場に 座り込み 再び泣きます。
深い喪失感が 彼女を襲います。
母と暮らしている自宅のベッドに横たわるヨンジュ。
しかし 一向に眠ることができません。
起き上がり 窓に貼り付けた チョルとの思い出 漫画の切り抜きを見つめます。
まるで夢の中の出来事のように 一瞬で何もかも消えたしまった事実が
ヨンジュを悲しみの淵に沈めます。
車で チョルの倒れていたバス停に行き 確かめるヨンジュ。
何か反応があるかもと 別のタブレットで父ソンムの顔を描いてみるヨンジュ。
ドアの音に父が帰ってきたのかと振り返り スボンだと分かるとまた喪失感に
さいなまれるヨンジュ。
スボンとヨンジュは ソンムの写真の入った 尋ね人ポスターを街頭で
配ることにしました。(おそらくヨンジュの中では父やチョルの言っていた
言葉『一方がハッピーエンディングなら もう一方はサッドエンディング。
一方がサッドなら もう一方はハッピー。』に期待を込めているのでしょう。
チョルが死んで漫画が終わったのなら ソンムはどこかに戻ってきているはずだと)
また バスの停留所に来ているヨンジュ。
回想シーンとともに スボンのナレーションが入ります。
「姉さんだけが 現実を受け入れなかった。漫画・Wは,7年間の連載を終えて
2016年9月に終了した。生まれてから 主人公としての人生を与えられた
カン・チョルは…作家が与えた運命を拒否し…自分の存在の限界さえ拒否し…
完全な人間としてのハッピーエンドの夢を見たが…結局,宿命に逆らえず
悪役の手で最後を迎えた。自分が愛する女性が見ている前で…」
ソンムの家の前には 記者が詰めかけます。スボンのナレーション。
「何人かの記者がエンディングの説明を聞きに来たが,…それに答えて
くれる作家は いなかった。先生は漫画が終わったのに お戻りにならなかった。」
*************************************
深い喪失感と 悲しみに 暮れる ヨンジュが かわいそうです。
脚本家ソン・ジェジョンさんがインタビューに答えて ハン・ヒョジュに
対して申し訳ない気持ちでいっぱいだとコメントしているようです。
あまりにも表現しにくい感情の演技を要求したことに対して…。
ヒョジュちゃんは ちゃんと演じ分けていましたよね。視聴者はヒョジュちゃんの
気持ちにシンクロできたと思います。さすがですね。
最終話 まだまだ つづきます。涙を誘うシーンが満載です。
鼻の奥がつーんと します。
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Wー2つの世界ー 第16話(2)
電話を切ってチョルは 息を整えるとやっとシートベルトを外しました。
車から降りると ふらつく体で バス停に向かって歩き始めます。
ヨンジュは ドユンに電話をかけ チョルから連絡があり
どこにいるか分からないが とりあえず 探してみることを告げ
父を見ててもらえるようお願いをしました。
チョルは体を支えているのがやっとのようです。しかし,ふらつきながらも
なんとかバス停の前まで来て 地面に座り込みました。(執念です)
車を運転するヨンジュにチョルから電話がかかってきました。
「…ヤンジュ……テシンリ……はあはあ…バス停留所。」
「待ってて すぐ行くから。」
電話が切れると 我慢していたのか チョルの口から
大量の吐血が…。
ヨンジュはすぐドユンに連絡します。
「私が先に到着すると思います。救急センターに行けないのにどうしましょう。」
「主治医に連絡を取るよ」
「ずぐに来てもらってください。」
チョルは 力を振り絞って ヨンジュに電話をかけます。
「もしもし?」
「………どうして 来ないの?」
「向かってるんだけど…思ったより遠くて…」
「僕が待ってるから…」
「行くわ…すぐ行くから…」
「最終回が…50年かかるというのは間違いみたいだ…」
(ヨンジュの考えたエンディングのことを言っているのかな。)
「やっぱり それはちがったんだ…」
苦しい息の下 チョルの頬を涙が伝います。
(永遠に会えないのは嫌だと言ったヨンジュと同じ気持ちです。)
「…そんな退屈なエンディング…誰が見るんだい?」
ヨンジュは チョルの命が風前のともしびなのを悟ります。
「早く来て……会いたいから…」
「向かっているわ…」
ヨンジュの頬にも涙が伝います。
「行くわ。今行くわ。お願いだから…気をしっかり持って……」
しかし チョルにはもう携帯を支えている力も残ってないようです。
携帯が手から 落ちます。
ヨンジュの声がむなしく携帯から聞こえています。
「(泣き叫ぶように)気を失わないで!!お願い!!…聞いてる?
もしもし…もしもし?」
力なく頭を垂れているチョル。ヨンジュの声が聞こえているのでしょうか?
「もしもし?聞こえる?…もしもし?」
声を掛け続けるヨンジュ。
大きくカーブを曲がって…ようやく道の反対側の
バス停留所の前に 座り込んでいるチョルを発見します。
急いで車をとめて降ります。
そこは3車線の広い道路。さっきまで車の往来が少なかったのに
今はなぜかひっきりなしに車が通ります。まるでヨンジュの行く手を
阻むかのように…二人の仲を裂くかのように…
バス停の前のチョルはうなだれ 表情も伺えません。
身動き一つしないチョル。
「(思いっきり叫びます)私 来たわよ」
声に反応して 顔を上げるチョル。
行き交う車の向こうに 愛しい人が見えます。
「だいじょうぶ-?」
ちからなく笑うチョル。その瞳にはヨンジュが時折ぼやけて見えます。
「だいじょうぶ?」
必死に叫ぶヨンジュ。一瞬目が合ったと思った次の瞬間 チョルは目を閉じ
崩れるように体を横たえます。そして…現れる『終わり』の文字!!!!!
(ついつい ヨンジュにシンクロして キャーーーって叫びそうになりました。)
(うそーー!!って何度も繰り返してしまいました。きっとヨンジュも…ね。)
ヨンジュはもう車が来ててもかまわず 走りだしました。
あと少しで チョルに届くと言うところで 大きなトラックが…
立ち止まったヨンジュの目に前でチョルの体が トラックの影になり
見えなくなりました。(みんな思ったよね。もしや…って)
トラックが通りすぎた途端 ヨンジュは現実世界に戻っていました。
もちろん バス停の前には 誰もいません。夜でもありません。
明るい日の光の中 ヨンジュだけが 置き去りにされたかのように
道のまん中にたたずんでいたのです。
そのころスボンは ソンムの自宅兼スタジオに戻ってきていました。
一晩中 誰にも電話がつながらないとブツブツ言っています。
(ヨンジュ達が消えてから 一晩しか経っていないのね。)
ソンムの書斎にはいると ちょうどその時目の前でタブレットが
消えてしまいました。びっくりしますが,急いでパソコンで
Wの続きを確認します。そして 驚きます。開いた口はふさがりません。
ラストシーンを確認して ヨンジュの救出に向かいます。
バス停の前 ちょうどチョルが倒れていたところに ヨンジュはいました。
スボンは大急ぎで車を降りると ヨンジュのそばに近づきました。
ヨンジュは地面に手を当て 泣き続けていました。
スボンは掛ける言葉が なくなってしまいました。
病院のパク教授も ラストシーンを確認しました。
もうすっかり感情移入してしまい チョルの死をにおわせるラストに
ショックを隠しきれません。突然 何かを思いついて部屋を出ます。
廊下でソクボムに出会うと ヨンジュの居場所を尋ねます。
救急センターにいますと答えるソクボム。後で私の所に来いと伝えろといいます。
ソクボムがあわてて否定します。
オ・ヨンジュ自身が救急センターに運ばれたのだと…。
驚いて 様子を見に来た パク教授です。ヨンジュは ベッドに横たわり
人目もはばからず 泣き続けています。
「何で泣いているんだ?…何があったんだ?」と尋ねるパク教授。
いつもの勢いが全くありません。ヨンジュもてっきりWのラストシーンを見て
ショックを受けたのだと勝手に勘違いしたようです。ハンカチを渡して
そっとその場を離れます。ヨンジュはまだ泣いています。漫画の世界の話ではなく
彼女にとっては現実の話なのですから…
スボンも また 涙が止まりません。涙をぬぐいながら車を走らせ
ソンムが滞在していたモーテルに向かいます。
しかし,ソンムはそこにいませんでした。
ベッドに横たわって 泣き続ける ヨンジュの指から 指輪も消えてなくなりました。
ヨンジュは これではっきりと チョルがなくなってしまったと認識します。
そして,さらに悲しみに暮れます。
スボンは結局ソンムを見つけられないまま 病院に戻ってきました。
廊下でパク教授に会います。
スボンを引き留め 「Wは 本当に終わったのか?」と尋ねます。
なんで悪人は死なずに 主人公だけ死んだんだ? こんなサッドエンディングを
望んでたんじゃない…とスボンに言います。しかし,パク教授が言葉を全部
言い終わらないうちに スボンがキレます。大声で
「黙れ~~~~!!!何も言うな~~~~~!!!何か言おうものなら~~~」
手で口を引き裂くような動作をして 去っていきます。
(パク教授のわめき台詞を 取られてしまいました。)
「何なんだ?何であいつは いつも私に会うと怒るんだ? ああ~苦しい…」
そう言って 自分の部屋へ戻るパク教授。
教授と別れた後 スボンは 救急センターの ヨンジュの所へ来ました。
ヨンジュはまだ泣いています。
「ヌナ(姉さん)」
「…お父さんは?」
「モーテルにはいらっしゃいませんでした…」
「漫画が終わって 現実の世界に戻って来るはずでしょう?
ヌナ(姉さん)みたいに…」
誰もソンムを見かけた人がいなくて…どうしたらいいか分からないと告げるスボンです。
それを聞いて ヨンジュは急に 点滴の管を抜き取ると ベッドから起き上がります。
驚くスボンには返事もせずに ベッドから降りると ソンムの家に戻ります。
ソンムの家に戻ったヨンジュは 真っずぐにソンムの書斎に向かいます。
しかし,タブレットが見あたらないのに驚き,あたりを探します。
(タブレットを使って なんとか チョルとソンムを助けようとしたのね。)
そこへ 一緒に戻ってきたスボンが 書斎に入ってきて言います。
「ヌナ(姉さん)タブレットは(もう)ないから…漫画が終わったとき
消えました。あれは本物じゃなかったからですよ。絵に描いた物だったから…
それに あっても使えませんよ。分かってるじゃないですか…終わったら
終わりでしょ? これで本当に終わり…」
ヨンジュはその場に 座り込み 再び泣きます。
深い喪失感が 彼女を襲います。
母と暮らしている自宅のベッドに横たわるヨンジュ。
しかし 一向に眠ることができません。
起き上がり 窓に貼り付けた チョルとの思い出 漫画の切り抜きを見つめます。
まるで夢の中の出来事のように 一瞬で何もかも消えたしまった事実が
ヨンジュを悲しみの淵に沈めます。
車で チョルの倒れていたバス停に行き 確かめるヨンジュ。
何か反応があるかもと 別のタブレットで父ソンムの顔を描いてみるヨンジュ。
ドアの音に父が帰ってきたのかと振り返り スボンだと分かるとまた喪失感に
さいなまれるヨンジュ。
スボンとヨンジュは ソンムの写真の入った 尋ね人ポスターを街頭で
配ることにしました。(おそらくヨンジュの中では父やチョルの言っていた
言葉『一方がハッピーエンディングなら もう一方はサッドエンディング。
一方がサッドなら もう一方はハッピー。』に期待を込めているのでしょう。
チョルが死んで漫画が終わったのなら ソンムはどこかに戻ってきているはずだと)
また バスの停留所に来ているヨンジュ。
回想シーンとともに スボンのナレーションが入ります。
「姉さんだけが 現実を受け入れなかった。漫画・Wは,7年間の連載を終えて
2016年9月に終了した。生まれてから 主人公としての人生を与えられた
カン・チョルは…作家が与えた運命を拒否し…自分の存在の限界さえ拒否し…
完全な人間としてのハッピーエンドの夢を見たが…結局,宿命に逆らえず
悪役の手で最後を迎えた。自分が愛する女性が見ている前で…」
ソンムの家の前には 記者が詰めかけます。スボンのナレーション。
「何人かの記者がエンディングの説明を聞きに来たが,…それに答えて
くれる作家は いなかった。先生は漫画が終わったのに お戻りにならなかった。」
*************************************
深い喪失感と 悲しみに 暮れる ヨンジュが かわいそうです。
脚本家ソン・ジェジョンさんがインタビューに答えて ハン・ヒョジュに
対して申し訳ない気持ちでいっぱいだとコメントしているようです。
あまりにも表現しにくい感情の演技を要求したことに対して…。
ヒョジュちゃんは ちゃんと演じ分けていましたよね。視聴者はヒョジュちゃんの
気持ちにシンクロできたと思います。さすがですね。
最終話 まだまだ つづきます。涙を誘うシーンが満載です。