斜めに

社会を斜めに見ると裏が見える?

『政治の衰退』を読んで(2)・・・植民地は「中国」に今も存在

2019-04-10 10:24:31 | 社会
上編で著者は「第二次大戦後続々と植民地は独立して、今は存在していない」という。

見方を変えてみた。
「植民地」とは、言うまでもなく「さる国がその国民をその国以外に移住させ、つまり植民し、かつ、その土地の先住民共々統治する地域」を言うのである。

通常は、ヨーロッパの諸国が、アフリカや中東そしてアジアという、本国から離れた土地を植民地というイメージがある。日本の台湾や朝鮮もそういうが、統治はしたが私は日本の場合は結局はこの国へは植民はしていなかったのではと認識している。それは、ここで論じない。要するに、「植民地」は海を隔てた遠いところのことで、独立後は宗主国とはまさに「独立」しているのである。

まわりくどかった。
中国の「チベット」や「ウィグル」は中国の領土として現在の世界の多くは認識しているが、統治の先住民はそうでもない。「独立」を希望している。しかし、現在まで、中国は「我が国の領土」と主張し、独立を弾圧し妨害している。そしてこの間に「漢民族」を中心に多く入植させている。

北中南アメリカやオセアニアの先住民が「独立」を叫んでも、今は「気ちがい」と笑われ、民主的に「じゃ、選挙で決めようか」と言うだろう。

中国の二つに地域、かっては「自治区」と言われた地域、今では住民の数からは漢民族圧倒的多数の行政区になった。

しかし、先住民族にとっては「植民地」のままである。ちがう、フクヤマさん?

『政治の衰退』を読んで(1)・・・利益誘導

2019-04-10 09:48:48 | 社会
フランシス・フクヤマ著(上・下)を読んでみた。
著者は日系米人であるが、世界での役割の存在は中国に視点を置いて、日本は東アジアの中での固有の民主主義の歴史を有する国家であるということ、と著書からは感じられなかった。要は日本を特別視していない、ということである。

その上編で、政治家や公務員の利益誘導について、アメリカのロビイストや中国のワイロについて触れていた。そして、政治が歪められている、アメリカでは政治家が尊敬の対象ではない、その逆との見方。

利益誘導は日本も同じであろう。知らずか、それとも今では大国でもない日本に触れるほどでもないというのか、しかし日本で企業による「政治献金」も同じであろう。

「忖度」も結論的には、互いの利益のためであり、もしそこに自分に「不利益」であれば存在しないのは言うまでもない。批判・批難するのはその当事者だけの利益確保のためだからである。

政治家は「合法」に向けて法律をつくる。益々、違法はなくなり、受益者は益々富み、そうでないものは置いてきぼりになろう。

盛時に哲学などが希薄になってきている。そう感じた。

幻の「安倍晋三記念小学校 」・・・悪夢の「安倍・麻生記念国道」?

2019-04-06 08:19:10 | 政治
長期政権を維持している、安倍晋三総裁、麻生太郎副総裁の功績をたたえ、自民党員こぞって「安倍総裁が念願する」道路の新設を考えて、国交省へ圧力をかける『忖度』行為。

森友問題と構図は同じ。塚田氏は、イタリアへ逃亡させられた安倍夫人の女性秘書のようなもの。そして、加計学園と。

第4,第5の「忖度」が今後もう尽くだろう。「田沼」政治のように賄賂ではないようだが、財界は「合法」に名を借りたワイロを広げている。
そういえば「美しい日本」を安倍首相は言わなくなった。言えば自己嫌悪に陥るのだろう、超強心臓(シンゾウ)の持ち主でも・・・

私人と公人・有名人

2019-04-05 12:16:22 | 社会
「××瀧」とかの薬物使用逮捕で、彼の出演する映画を公開するという。
理由は「作品に罪はない」とのこと出そうだ。

そうだろうか?
マスコミは「××瀧、逮捕。保釈」と言っているではないか。
「××瀧」というからには公人・有名人である。だから犯罪を犯し、まだ裁かれず、刑の行方も知れぬものが関わったもの・物・事柄にはついては公の場に示すべきではない。

当然無実が確定、あるいは刑の執行が終了した場合は、その活躍・仕事などは制約を受けるべきではないだろう・

私は言いたいのは、2つ。
1つは、「薬物使用」は私人であり、その人の本当の氏名で報道すべき。
2つ目は、その曖昧さのまま、例えば今回のように出演した映画は上映すべきでない。
  「金儲けのチャンスを逃してしまう」というか、彼の犯罪を利用した、売名的PRに乗っかった悪質さ、便乗を感じる。

だから言う「俳優へ主杖に来するときには、絶対社会正義に反することをするな。反する行為をした場合は、損害賠償の請求をする」と告げるべき、と。

玉川徹氏、って何様?

2019-04-05 12:05:19 | 社会
4月5日朝、テレ朝で
玉川徹氏は「野党は、拒否している場合じゃないよね」と指摘。「なんで、そういうアホなことするかな。・・・」
と発言したとか。

時々観る、彼のコメントに、いつもこの人間はどういう、何をしているのかな?、感心できないことを言う宇人間と持っていた。

案の定、この発言があったとすれば、テレ朝も右翼や自民党からとかく批判・批難される母屋の朝日新聞と、二枚舌かなと思う。

公の場で、真摯に取り組んでいいる人々を「アホ」呼ばわりするような人物を出演させるのは、公機関のテレ朝も批難されるべきである。