上編で著者は「第二次大戦後続々と植民地は独立して、今は存在していない」という。
見方を変えてみた。
「植民地」とは、言うまでもなく「さる国がその国民をその国以外に移住させ、つまり植民し、かつ、その土地の先住民共々統治する地域」を言うのである。
通常は、ヨーロッパの諸国が、アフリカや中東そしてアジアという、本国から離れた土地を植民地というイメージがある。日本の台湾や朝鮮もそういうが、統治はしたが私は日本の場合は結局はこの国へは植民はしていなかったのではと認識している。それは、ここで論じない。要するに、「植民地」は海を隔てた遠いところのことで、独立後は宗主国とはまさに「独立」しているのである。
まわりくどかった。
中国の「チベット」や「ウィグル」は中国の領土として現在の世界の多くは認識しているが、統治の先住民はそうでもない。「独立」を希望している。しかし、現在まで、中国は「我が国の領土」と主張し、独立を弾圧し妨害している。そしてこの間に「漢民族」を中心に多く入植させている。
北中南アメリカやオセアニアの先住民が「独立」を叫んでも、今は「気ちがい」と笑われ、民主的に「じゃ、選挙で決めようか」と言うだろう。
中国の二つに地域、かっては「自治区」と言われた地域、今では住民の数からは漢民族圧倒的多数の行政区になった。
しかし、先住民族にとっては「植民地」のままである。ちがう、フクヤマさん?
見方を変えてみた。
「植民地」とは、言うまでもなく「さる国がその国民をその国以外に移住させ、つまり植民し、かつ、その土地の先住民共々統治する地域」を言うのである。
通常は、ヨーロッパの諸国が、アフリカや中東そしてアジアという、本国から離れた土地を植民地というイメージがある。日本の台湾や朝鮮もそういうが、統治はしたが私は日本の場合は結局はこの国へは植民はしていなかったのではと認識している。それは、ここで論じない。要するに、「植民地」は海を隔てた遠いところのことで、独立後は宗主国とはまさに「独立」しているのである。
まわりくどかった。
中国の「チベット」や「ウィグル」は中国の領土として現在の世界の多くは認識しているが、統治の先住民はそうでもない。「独立」を希望している。しかし、現在まで、中国は「我が国の領土」と主張し、独立を弾圧し妨害している。そしてこの間に「漢民族」を中心に多く入植させている。
北中南アメリカやオセアニアの先住民が「独立」を叫んでも、今は「気ちがい」と笑われ、民主的に「じゃ、選挙で決めようか」と言うだろう。
中国の二つに地域、かっては「自治区」と言われた地域、今では住民の数からは漢民族圧倒的多数の行政区になった。
しかし、先住民族にとっては「植民地」のままである。ちがう、フクヤマさん?