斜めに

社会を斜めに見ると裏が見える?

『私が原発を止めて理由』と裁判官

2021-09-13 13:40:49 | 政治
最近この本を読んだ。
理由は「原発訴訟は国、電力・・・圧倒的に常勝」がイメージだから。
原発裁判の原告側は住民、弁護士Gが常識。

原発への不安がその理由である。
そして、3.11東日本大震災での東京電力福島第一原子力発電所の事故で、批難を余儀なくされた入院患者が60名上、批難からの理由による自殺者大勢、家業の中業などでもによる自殺者大勢。体調を崩しての死亡も大勢いた、いると聞く。
しかし、検察は「事故の責任者」を認めていない。

本書の著者は、この原発事故から「原発は安全」について広く考えを改める中での関西電力大飯原発訴訟で裁判を担当した裁判官である。現在は退官している。是非読んでいただきたいものである。

結論は、私流に言うとこうなる。
1 こういう裁判官がいると言うこと、希望は持てる
2 「多くの裁判官は国に忖度などしていない」には疑問
  「だめな裁判官もいる」終身の身分保障の欠陥
3 「最高裁も判決で人事を行わない」というが、何を基準に人事をしているか?
だが、
4 本書には電力会社名はほとんどゼロ
なぜ?
5 高裁や最高さの判決には無批判、つまり、本書の趣旨に反する
最後に
6 最高裁判事は高齢者ばかり、科学技術への理解は能力以上の負担

これからも、住民敗訴は続くだろう。だから、読んでほしいのです。

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