斜めに

社会を斜めに見ると裏が見える?

「令和」は「新しい時代」って本当?

2019-04-19 12:20:19 | 社会
「明日という字は、明るい日と書く」とかを言う人がいる。歌にもなった。
でも、「日が明けてくる日」で、それ以上特に意味もない。

「令和」は天皇の代替わりで、もう日本人だけの「年」を区切る記号でしかない。もちろん、「明治以降」から、前天皇の呼称になることから、「神聖」なものと考える人もいよう。でも、西暦をもっぱらにする人には、何のことでもないことである。つまり「新しい時代」とはならない。

前例にない、元号「令和」発表でわざわざ首相がことさら会見(談話?解釈講話?)することで、「平成」の世で目立ったのが気になった。

ついでに、元号の選定(「選定」との言い様は正しいのかな?)で、誰の提案かは公表しない、と言ってたのにもかかわらず、「万葉集からの引用」と発表。選者で万葉集の専門家はただ一人だった。その御仁、テレビに露出して得意満面。などなど。

5月になっても、安倍政権は、いや、世界のどの国の政権も変化しないまま。なのに「新しい時代」という根拠は何かを問いたい。
非正規のままの雇用が続き、10連休は「無給」になり、お祝いどころでない人もいる。

昔、首相就任を断った政治家の言った「表紙だけ変えても,中身が変わらなければダメだ」が新鮮によみがえる。

「平成最後の・・・」月並みの形容

2019-04-19 12:08:35 | 社会
「平成最後の一大科学ニュースとしてブラックホールの直接撮影画像」とは、さる天文関係からのPRメール。

「日本」という地上の歴史すら、宇宙の歴史にあっては塵芥のごとくですらないのに、この表現。
ところで、5月以降この功績は記憶から消し去られる過去の物になるのだろうか。

宇宙を語る人々には、元号はもとより、西暦だってその事象を語るとき使って欲しくない。

もしかして、いや考えたくないが、地球がこの宇宙から消えて、「歴史」がなくなっても続くものだから。

「弁護士の責務」って何?

2019-04-10 12:26:10 | 社会
カルロス・ゴーン容疑者のために働く弁護士、入れ替わって「無罪請負人」の言われる方だそうだが、VTR公開など「やる」もんだ。

弁護士は、この事件については、容疑者についてどのくらい事実を把握しているのだろうか。

「検察が主張する事柄」の外について、被告人の不利になることは黙殺しているのだろうなと推測。
しかし、善良な市民でなければならない義務が日本国民にはある。

「無罪請負人」が「無罪」と勝訴になれば、すごい報酬を得ることだろう。
「報酬額」によって弁護に手加減はないだろうが・・・

カルロス・ゴーン氏って・・・フランス人なの?

2019-04-10 12:17:31 | 社会
ゴーン氏は、日産、ルノーの統括会社がある「租税を回避するためオランダに住所を移した」疑いがあると聞いていた。
彼や彼の妻が、フランスで「フランス人を擁護せよ!」と言ったとか。

どっちなの?

そして、中東にペーパーカンパニーをいくつも持っている。ヨットも所有している、フランス以外で。
「納税」が「主権の権利」の根拠

フランスって、革命で権利を獲得したのではなかったのか。ずいぶん大らか国になったものだ。

『政治の衰退』を読んで(3)・・・日本の民主主義

2019-04-10 11:01:21 | 社会
下編で述べている。

・・・日本の市民社会は戦後の民主化後大きく成長した、。・・・、日本の市民社会が政治的目的を達成しようとする時の動員力は、他の民主主義諸国に比べて、まだまだ弱いままだ。
・・・強力なナショナリストである安倍晋三首相は1012年に首相の座に返り咲いたが、憲法第9条の改正を追求し、日本をより普通な主権国家に戻す意図を明らかにした。もしこれが成功すれば、戦後体制を特徴付けてきたものが、かなり変化することになろう。
 日本が示した、他のアジア諸国が踏襲すべきお手本はまだある。権威主義的統治者の道徳的な高潔さであり、・・・

また、こうも述べている。

 明治の元勲たちと同様、1950年代に日本を率いた岸信介や戦後に最盛期を迎えた通産省を指導した佐橋滋のような傲慢(ごうまん)であったし、一般市民の人権を軽んじ、権力を掌握することに執着した。・・・・

これら2冊の中で、血縁者、孫と子がここ以外にはなかった。なんと名誉なことか・・・
「道徳的な高潔さ』とは何か、まさか「忖度」のような「露骨な物言い様をしない事」なのか
変わらない傲慢さが目に余る。

民主主義を理解しない、従属的な政治家が多過ぎないだろうか